cali≠gari「△15th Caliversary"2002-2017" TOUR Re:13 @ 梅田TRAD」

配布CDのマグロ新録に釣られて、大阪に行ってきました!

 

■セットリスト
01.トイレでGO!
02.マグロ -電車は急に止まれない篇-
03.トカゲのロミオ
04.汚れた夜
05.まほらばぶる~ず
06.色悪
07.オーバーナイトハイキング
08.深夜、貨物ヤード裏の埠頭からコンビナートを眺めていた
09.三文情死エキストラ
10.ゼリー
11.紅麗死異愛羅武勇
12.淫美まるでカオスな
13.マッキーナ
14.ファニソン
15.混沌の猿
16.ギラギラ
17.落花枝に帰らず破鏡再び照らさず

 

En.1
18.舌先3分サイズ
19.青春狂騒曲
20.オヤスミナサイ

 

En.2
21.ゼロサムゲーム
22.一切を乱暴に
23.クソバカゴミゲロ

 

コールが楽しいトイレでGO!からの、あまりにも早すぎる登場の「マグロ」
村井さんのベースリフがちょっと変わっていたり、青さんの煽りが変わっていたりと新録仕様のアレンジで、yukarieさんのサックスや秦野さんのキーボードも大活躍。

 

その後も「13」の曲を軸にした構成。
MCでは青さんが「寂しかったー!?」と煽るも、客席がなぜか静かで、「え、寂しくなかったの…!?予想してた反応じゃないんですけど…。いじられるのは村井さんだけで手いっぱいなんですけど!」となるお茶目(?)な場面も。
「三文情死エキストラ」や「ゼリー」ではサポートメンバーが大活躍。こういったホーンやピアノが映える曲もカリガリの持ち味ですが、このサポートが入っているのにそこまで大きくない会場、というのは初めて見たので、臨場感を楽しく感じました。
やはり鉄板の「淫美」「マッキーナ」のあとは「ファニソン」。メタルパーカッションさばきが一段とキレを増しており、6月に観た時よりもさらにモリケンイズムを感じ、正直ちょっとウルっときました。大きいモーションでシンバルをぶったたく青さん、とてもいいです。

 

混沌の猿ではいつものバナナ配りパフォーマンス…と思いきや、石井さんが演奏中にバナナを食べ始めるという展開に(特に投げるでも煽るでもなく、本当にただ食べただけ)。そして夏らしい「ギラギラ」と「落花」で本編は終了となりました。

 

アンコールはマグロと同じく、別公演で配布予定の「舌先」と「青春」、そしてまさかの「オヤスミナサイ」!これは感動しました。ライブで聴いたの、武道館以来かも。

 

ダブルアンコールでは13の残り「ゼロサム」と「一切」を演奏し、締めの「クソバカ」でライブは終了となりました。

 

6月のツアーを経て育った13というアルバムを、さらにじっくりと味わい尽くすことができるいい企画だと思います。残るは名古屋、東京。こちらももちろん行きます。楽しみです。

cali≠gari「回想、睡蓮と向日葵 @ 新宿ロフト」

カリガリのFCライブを観てきました。
「回想、睡蓮と向日葵」と題されたこの公演は、去年のツアー「憧憬、睡蓮と向日葵」のライブDVD発売に伴い開催されたもの。
セットリストも、去年のツアーファイナルとほぼ同じという徹底した内容でした。

 

□セットリスト
01.ギラギラ
02.マネキン
03.-踏-
04.トレーションデモンス
05.蜃気楼とデジャヴ
06.陽だまり炎
07.薫風、都会、行き行きて
08.颯爽たる未来圏
09.コック ア ドゥードゥル
10.オーバーナイトハイキング
11.冷たい雨
12.夏の日
13.嘔吐
14.紅麗死異愛羅武勇
15.マッキーナ
16.淫美まるでカオスな
17.アレガ☆パラダイス
18.セックスと嘘
19.憧憬、睡蓮と向日葵

 

En.
20.みんなのはっきょう
21.混沌の猿
22.ギラギラ
23.クソバカゲミゲロ

 

平日だったため、間に合うかヒヤヒヤしましたが、なんとか開演の直前に到着。
去年は大きな会場で、サポートメンバーも多かったのと比較し、今回は小さい会場で、通常のバンド編成による演奏という違いがまず面白かったです。


ロフトは音響設備が変わったとのことですが、観る位置によるのか、ベースが変に共鳴したり、ギターが埋もれがちに聴こえたりと若干の脳内補完が必要な感じでした。

冒頭「ギラギラ」で始まるのは割りとあるイメージだったのですが、数曲目で客席も「去年のツアーファイナルと同じだ…」と気付いていくのがなんとなく空気でわかって面白かったですね。


この日はVo石井さんのヘルニアがひどかったらしく、動き少なく、歌に集中していたように見えました。そのかわり、Gt桜井とBa村井のMCタイムはかなり充実の内容で、セットリストについて解説する青さんや、青さんをいじる村井さんなど、笑いどころも多い楽しいライブでした。

オーバーナイトハイキングでの「ひかるみっしつさん」が乱舞する光景はなんど見ても面白いですよね。あやしい集会みたいで。

 

「冷たい雨」から「夏の日」での雨音から蝉の音へ変わるところとか、特別な演出をしていないのに音だけで情景を思わせるのはさすが。
「13」ツアーでのヘッドセットの導入により、いつでも手ぶらでコーラスが入れられるようになった青さん。「淫美」での決めフレーズではギターを手放してキメポーズ。これが最高にかっこよかったですよ。

 

去年演奏した「ENGAGING UNIVERSE」はやはり演奏せず、「憧憬、睡蓮と向日葵」で本編終了。
コントのようなMCを挟んでのアンコールでは暴れ曲を連発して終演となりました。

 

やはりカリガリは楽しい!と思わせられるライブでした。
来週からは東名阪ツアーなので、そちらも楽しみです。

Thunder You Poison Viper「ヤッホー!サンダー・ユー@ 高円寺JIROKICHI」


Thunder You Poison Viper「ヤッホー!サンダー・ユー@ 高円寺JIROKICHI

Key三柴理、Ba内田雄一郎、Dr長谷川浩二によるサンダーユー・ポイズンヴァイパーのライブに行ってきました。

 

■セットリスト
01.Night Light(特撮)
02.ユー!
03.I love you so, want your mind(ENDS)
04.Indian Summer(The Doors)
05.死体のこもれび(新東京正義乃士)
06.夜走る(三柴理)
07.夜歩く(筋肉少女帯)
08.Drum Solo~即興セッション
09.Mr.サマータイム(サーカス)
10.Laetitia(Alain Delon)
11.戦え!サンダーユー

 

En.
12.孤島の鬼

 

開演前の客入れBGMではなぜか現代音楽がかかっており、三柴さんによると「納涼がテーマだから、怖い曲を」とのこと。松村禎三さんの「阿知女」という曲で、ソプラノと小編成室内楽のための曲。サクソフォンも入っており、開演前からかなり楽しむことができました。

 

Night Lightのピアノ独奏からライブはスタート。本来は演奏中に内田さんと長谷川さんも入場予定だったらしいですが、出るタイミングを失したとのこと。
ユー!は彼ららしい技巧が楽しめる曲で、3+4+3+4+2のリフが癖になります。

 

現代音楽についてのトークなどを挟んで、過去に三柴さんがENDSに提供した「I love you so, want your mind」とThe Doorsのカヴァー「Indian Summer」を披露。前者は三柴さん、後者は内田さんによるヴォーカル。どちらもしっとりめの曲ですが、ピアノのオカズなどもとても綺麗で、心地よく聞き入りました。

 

新東京正義乃士の思い出話を挟んで、「死体のこもれ日」。新東京正義乃士は三柴さんがかつて在籍したバンドですが、思い出話を聴くと面白そうな曲が満載で、他も聴いてみたくなりますね。

 

三柴理による名曲「夜歩く」と最新アルバムからの「夜走る」を組み合わせて演奏した後は少しの休憩タイム。

 

休憩後は長谷川さんの鬼気迫るドラムソロに続き、怖さをイメージした即興演奏。

 

そしてサーカスの「Mr.サマータイム」とアラン・ドロンの「レティシア」のカヴァー。内田さんはレティシアのカヴァーにあたり、歌詞をすべてひらがなとカタカナで書き起こしたとのこと。発音もかなりそれっぽくて面白く聴きました。

 

最後は「戦え!サンダーユー」。ゴリゴリの演奏でかっこよく締めとなりました。後半で三柴さんのヴォーカルパートがあるのですが、その部分はピアノもかなり動いているところで、生で見るとかなりの迫力でした。

 

アンコールは「孤島の鬼」。
曲数は少なめでしたが、トーク部分が多く、かなりの満腹感でした。またワンマンがあったら見にいきたいですね。

初コミケ

コミケ行ってきました。

しかもサークル側で。

 

 

毛並みんと私の一人と一妖精体制で臨んだのですが、

端に配置してもらえたこともあり、道行く人に存在をアピールできたのではと思います。

来てくださった方、見てくださった方、本当にありがとうございました。 

 

コミケ、なんだかこわそうと思っていましたが、全然だいじょうぶでしたね。

また行きたい!

 

 

マストドンでお世話になっている方からシールももらいました。

ベースに貼ろうかな!

毛並みん「WELCOME TO KENAMIN KINGDOM」

以前から楽曲を提供していた毛並みん。

 

twitter.com

 

楽曲がたまったので、アルバムを制作しました。

https://i0.wp.com/kenamin.tokyo/wp-content/uploads/2017/07/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B1%E3%81%A0%E3%81%91.png?resize=500%2C500

 

自分が好きな音楽を雑多に、しかしシンプルに詰め込んだつもりです。

よければ聴いていただけるとうれしいです。

 

入手方法等は毛並みん公式をご確認ください。

kenamin.tokyo

 

 

けものフレンズ「もりのおんがくかい」

アニメ「けものフレンズ」のオーケストラコンサートの昼公演を聴いてきました。

演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、指揮者は竹本泰蔵さん。

 

◇セットリスト

01.けものパレード

02.メドレーⅠ

 風を感じて

 てんやわんや

 ほがらかな2匹

 かわいい2匹

03.メドレーⅡ

 凪

 水辺のやすらぎ

 洞窟の奥

 スコールが来た!

04.メドレーⅢ

 ジャングルの中で

 とぼけた仲間達

 楽しい仲間達

 動物紹介

 けもの達のいきづかい

05.メドレーⅣ

 サンドスター

 ようこそジャパリパークへ

06.セルリアン

07.メドレーⅥ

 一筋縄ではいかないミーティング

 さわがしい2匹

08.メドレーⅦ

 けもの達の哀しみ

 お家ができた!

 ほっこり温泉

 けもの達のクッキング

09.メドレーⅧ

 自然の中で

 不安な瞬間

 けものおばけ

10.けもの達のたたかい

11.メドレーⅩ

 強大な敵

 フィナーレ

12.メドレーⅪ

 ようこそジャパリパークへ

 大空ドリーマー

 ホップステップフレンズ

 ぼくのフレンズ

En.

13.ようこそジャパリパークへ

 

とても楽しいコンサートでした。

もともとサウンドトラックがとても印象的なアニメだったこともあり、BGM単体で聴いても面白かったです。

大きく分けて主題歌などのポップス楽曲とサウンドトラックの器楽曲の2種類がありましたが、サウンドトラック系楽曲が特にすばらしく、オリジナルの印象を大切にしつつ効果音等を特殊奏法で表現したりと工夫が光っていました。

東京フィルの演奏も綺麗で、特に木管楽器をはじめとした独奏のすばらしさが印象的でした。

 

「ほがらかな2匹」のようなスチールドラム風の音色でメロディが奏でられる楽曲は鍵盤楽器やピアノを組み合わせて音色を再現していました。

「とぼけた仲間達」や「楽しい仲間達」の変な効果音もポルタメント等で再現されていて面白く聴きました。

また、サバンナ風な楽曲ではラテンパーカッションが活躍していました。

「洞窟の奥」の最初のメロディをチェロの独奏にしていたのは驚きましたが、とてもよかったです。

 

「けもの達のたたかい」では三味線も参加!ドラムやパーカッションのソロバトルも交えた熱い演奏を聴かせてくれました。ここで会場が一気に沸いたのが印象的でしたね。

「フィナーレ」での高揚感を味わった後は歌もののメドレーで締め。4曲ともかなりアレンジが加えられており、大空ドリーマーのロイヤルのパート(真っ白な大地に足跡を残せ)でのヴァイオリンにはかなりグッときました。ぼくのフレンドはかなりクラシカルにアレンジがされ、ヴァイオリンと木管楽器によるAメロの掛け合いからのサビという構成も綺麗でした。最後はジャパリパークの主題が回帰して終了。

 

アンコールは三味線を加えた全員でのジャパリパーク

客席に手拍子や合唱をあおり、一体感のあるエンディングでした。

とても楽しかったですし、よい編曲もたくさんあったので、ソフト化も期待したいですね。

 

2017年上半期私的ベストアルバム

早いもので、もう2017年も折り返し地点です。

 

今年もいろいろ聴きましたが、仕事がなかなかに激しさを増しており、聴き込みが全然たりてません。なのでその中でも第一印象が素晴らしかったもの、何度も聴いているものを。

 

10.Trouvère Quartet「Typsy Tune」 

Tipsy Tune

Tipsy Tune

 

 日本を代表するサクソフォン四重奏団の、この編成では最後となってしまったアルバム。
スタンダードな楽曲と遊びの楽曲がバランスよく配置され、メンバーの他界という悲しい出来事を忘れるような爽やかな音楽を聞かせてくれた。

 

09.Kreator「Gods Of Violence」

Gods of Violence

Gods of Violence

 

スラッシュメタルの大御所。このアルバムではじめて聴いたのだけど、これがめちゃくちゃカッコいい。旧作も聴いていきたいところ。

 

08.ドレスコーズ「平凡」 

平凡【TYPE-B(初回限定盤)】CD+DVD

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毎回まったく違う印象のアルバムを作るドレスコーズ。今回は随分とファンキーで、そう来たかという感じ。
とはいえクオリティは高く、しっかりカッコいいのである。

 

07.VersaillesLineage ~薔薇の末裔~」
武道館公演での配布ミニアルバム。
配布にしてしまうのが勿体無いくらいの勝負曲が揃っており、何度でも聴きたい名盤。

 

06.橋本絵莉子波多野裕文橋本絵莉子波多野裕文

橋本絵莉子波多野裕文

橋本絵莉子波多野裕文

 

People In The Boxチャットモンチーのメンバーによるコラボレーション。
作曲は波多野が担当し、Peopleでも聴ける素直なメロディと波多野による多彩な楽器サウンドが魅力。
歌詞は曲によって橋本、波多野両方が書いており、これもかなり秀逸。わかりそうでちょっとトんでるような。

 

05.Morgaua Quartet「Tributelogy」

Tributelogy

Tributelogy

 

プログレッシブ・ロックバンドEL&Pのカバー曲のみで構成されたアルバム。
モルゴーアの素晴らしいテクニックはもちろんのこと、原曲への愛をとても感じる仕上がりになっている。
中でも30分の「悪の教典#9」は圧巻。

 

04.けものフレンズ「Japari Cafe」 

けものフレンズは最高のアニメだった。
楽曲もいいんだコレが。
ボーカロイド界隈で名を馳せた作曲家を中心に、ポップでキャッチーな曲が並び、大満足の内容。

 

03.MR.BIG「Defying Gravity」 

デファイング・グラヴィティ

デファイング・グラヴィティ

 

 前作はテクニカル面が抑えられ、ビリーのベースもおとなしく正直物足りなかったのだが、今作ではビリーとポールのバトルやユニゾンが大々的に。
しかし見どころはそこだけでなく、アダルトな雰囲気のブルース由来フレーズ等の説得力。
何気ないフレーズを味わい深く聴かせる技はさらに磨きがかかっており、ライブでも聴いてみたい曲が多い良作。

 

02.Secret Sphere「The Nature Of Time」 

ザ・ネイチャー・オブ・タイム

ザ・ネイチャー・オブ・タイム

 

ここ数年は来日公演も行っているイタリアのメタルバンドの新作。
プログレッシブ・メタルの要素を多分に含みながらもやはりこのバンドのウリはクサいメロディとミケーレ・ルッピの歌唱。
前作はややパンチが弱いメロディが多いと感じたのに対し、今回はかなり即効性の高いメロディが詰まっており、好印象。
また来日してくれないかな。

 

01.cali≠gari「13」 

13(ジュウサン) 狂信盤(Blu-ray付)

13(ジュウサン) 狂信盤(Blu-ray付)

 

やはり好きなバンドが期待以上のものを出してくるとそればかり聴いてしまう。
13という不吉な数をイメージしたダークな印象の曲が多数収録されており、コンパクトながらどれも面白い。
奇形メルヘン音楽隊をやっていた頃を想起させる「トイレでGO!」やゲストを大々的に導入した「汚れた夜」。
ベースアレンジが耳を引く「トカゲのロミオ」や前衛的な「ゼロサムゲーム」、クセになる「ファニソン」など聴きどころばかり。
ツアーにも複数箇所通うので楽しみ。