cali≠gari「△15th Caliversary"2002-2017" TOUR Re:13 @ 日比谷野外音楽堂」

カリガリのツアーファイナルに行ってきました!

 

■セットリスト
01.トカゲのロミオ
02.マグロ -電車は急に止まれない篇-
03.トイレでGO!
04.君が咲く山
05.汚れた夜 -暗夜行路篇-
06.色悪
07.東京ロゼヲモンド倶楽部
08.三文情死エキストラ
09.舌先3分サイズ ver.2.0
10.紅麗死異愛羅武勇
11.マッキーナ
12.ファニソン
13.混沌の猿
14.淫美まるでカオスな
15.落花枝に帰らず破鏡再び照らさず
16.深夜、貨物ヤード裏の埠頭からコンビナートを眺めていた

 

En1.
17.オーバーナイトハイキング
18.オヤスミナサイ
19.いつか、どこかで。
20.青春狂騒曲 -凌雲立志篇-

 

En2.
21.ゼロサムゲーム
22.-187-
23.37564。
24.一切を乱暴に
25.サイレン

 

久しぶりの野音
客入れBGMはSOFT BALLETなどが流れており、既によい雰囲気が出来上がっていました。
そして席についてびっくり。ベース側の最前列!
さすが「狂信席」…高かっただけはあるぜ…。そして東名阪全通したかいがあったぜ…。

 

ほぼ定刻通りにスタートし、まずは村井さんが登場、華麗なベースソロを奏でながらステージ中央から伸びる花道を走ります。
位置のこともありこの日はベース音が聞こえまくり、見えまくりで、ピッキングサウンドに、その名の通り射抜かれてしまいそうでした。
ベースソロから導かれるように「トカゲのロミオ」。青さんのカッティング姿がキレッキレで最高でした。「マグロ」の掛け声も楽しかったです。
大阪、名古屋の編成にプラスして打楽器奏者の大家さんも加わり、ティンパニや小物で楽曲に彩りを与えていました。

 

「トイレでGO!」のブレイクでは青さんが花道の端まで走ったかと思うと、そこにあったのはまさかの便器!「みなさんの力でこのトイレの蓋が開きます!」と煽りに煽ったあとのGO!の掛け声で蓋が開き、中から白煙が吹き出し、さらにどこからともなくトイレットペーパーが宙を舞うというカオスな空間に!(よく見ると黒子さんがトイレットペーパーを射出してました)


「君が咲く山」でホイッスルの音色を楽しんだあとは「汚れた夜」。サポートミュージシャンの演奏が冴えわたった贅沢なサウンドを堪能しました。「色悪」は完全にライブで良さが増した曲だと思います。最後の「奪い去る」での高揚感は絶品。
石井さんのヴォーカルは絶好調で、昔の曲から新しい曲まで、素晴らしいクオリティの歌唱を披露してくれました。衣装は民族っぽい感じでこれも意表を突かれた心地。

 

青さんの「さくらさくら」をモチーフにしたギターソロからの「東京ロゼヲモンド倶楽部」と「三文情死エキストラ」でもサポートの音色が大活躍。ピアノやサックスの妖艶な音色が印象的でした。
「舌先3分サイズ」を挟んで「紅麗死異愛羅武勇」。会場の時間的制約もあってか、煽りはあっさりめでしたが、盛り上がりは最高。
「マッキーナ」のジュリ扇パートではyukarieさんだけでなく、秦野さん、大家さんまでジュリ扇を持ってステージ前方に移動、青さんと一緒に踊りまくるという幸福な空間が誕生。みんな楽しそうなのがこちらも嬉しくなります。

 

膝を壊すパートであるところの「ファニソン」でジャンプしたあとは「混沌の猿」。なんだか石井さん、最近はこの曲で毎回バナナを食べている気がします。今回は歌いながらもキッチリ歌っていて熟練を感じました。
「淫美まるでカオスな」ではなんだか「エビバディダンスナウ」って言っちゃってませんか…ここ数回…という感じですが安定の盛り上がり。今回も青さんのキメポーズは優雅でした。
「落花枝に帰らず破鏡再び照らさず」では毎回ピアノパートにハッとさせられます。アウトロでの村井さんの弾きまくりも日によって違い、さらに気迫を感じる弾きっぷりでした。高音でのメロディ弾きパートも、レコーディングバージョンが満足いっているといいつつもライブでさらに遊びを持たせてくるあたりが素敵です。「深夜、貨物ヤード裏の埠頭からコンビナートを眺めていた」で本編は終了。スクリーンには「アンコールは5分後」の文字。そう、今回は舞台後方に分割された縦長スクリーンが配置されていて、曲によってMVなどが流れていました。これがまた素敵でよかったです。

 

アンコールの声とホイッスルの響きに導かれて1回目のアンコールは「オーバーナイトハイキング」から。やはり日比谷野音で日没後に演奏されるこの曲は綺麗です。続けての「オヤスミナサイ」ではサビの「オヤスミナサイ」を観客に歌わせるというサプライズもありました。そしてさらなるサプライズが「いつか、どこかで。」。これを生で聴く日が来ようとは。と同時に曲の内容から少しの不安も感じてはしまうのですが。とはいえ演奏も最高で、素直に感動しながら聴きました。そして今回配布である「青春狂騒曲」で締め。青さんの「カリガリが青春でした、と以前言いましたがそれは少し違くて、前に進んでいる限り、それが青春です。」というMCが染みましたね。

 

ダブルアンコールはおなじみ「ゼロサムゲーム」から。ここでもパーカッションが大活躍していました。「-187-」ラストでのティンパニロールも生演奏で聴くとひとしお。「37564。」と「一切を乱暴に」で頭を振ったあとは「サイレン」でラストとなりました。
スピーカーの近くで聴くサイレンはまさに音に溺れるという感じで、恍惚の一瞬でした。青さんの語りやマイクを頭にぶつけるパフォーマンスも鬼気迫っていてよかったですね。

 

何度も「ありがとう」と言って舞台を降りた青さん。
そしてスクリーンにて12月と来年4月のライブが発表されたのでした。
4月のライブタイトルは「オヤスミナサイーーーー。」という少し不穏なものですが、少し眠ったらまた起きてくれると思いますので、これからもよろしくお願いしますね。

 

「第肆回 艦これ 観艦式 夜の部 @ 東京ビックサイト4,5,6ホール」

今年も行ってきました。

去年までのパシフィコとは違い、ビックサイトでの開催。

よくなったところもあり、ちょっとな、、と思ったところもありでしたが、全体的には例年通り、楽しめました。

 

11:00 物販列(夜の部)に到着。
    物販開始(13時)までは時間があるのでほとんどの人は座って待機。
    何度か列の整備が入り、開始までには結構な人が並んでいた印象。
    とは言っても、去年よりは全然少ないですけど。
    とてもヒマだったので、積んでいたDERDIANとかの音源を消化していました。
13:15 夜の部の物販開始に伴い、列がやっと場内に。
    ここまでに雨がぱらついたりとヒヤヒヤしましたが、なんとか。
    場内ではホール6の半分くらいを物販用スペースに。残りは展示とランウェイ。
    瑞雲祭りでも見た太鼓やアンサンブルの演奏、コスプレイヤーさんによる
    艦これファッションショーのようなものが展開されていました。
14:00 レジに到着し、物販終了。今年は3時間程度で、限定品も買えたので、
    物販という点では去年までよりかなりよかったといえるでしょう。

14:15 トイレ休憩を挟み、艦これアーケードの建造チャレンジの待機列に。
    無料でカードがもらえるということでしたが、それよりもカードに
    帯の印字付きだったのが決め手でした。
15:30 建造チャレンジ終了。古鷹でした。

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15:50 ライブステージの入場列。
    本来なら15:45開場なのですが、しばらくは開場の気配なし。
    昼の部でも開場は40分近く遅れていたようなので、あまり期待せず。
16:20 開場の気配。
16:35 入場し、着席。本人確認は比較的スムーズ。
    やはり席が決まっていると気が楽です。
    席はパイプ椅子でみっちり。けっこう隣の人に干渉するくらい詰まってました。

 

さて、17時を少々過ぎてから、ようやく本編開始。

 

■セットリスト
01.加賀岬
02.恋の2-4-11
03.艦娘音頭改(Short)
04.艦娘音頭
05.吹雪(Short)
06.帰還
07.試してみても?
08.提督との絆


En.
09.月夜海

 

会話劇、キャスト陣のアドリブを含めたトーク(おもに発表関連)、第一~第三序列に渡る艦娘紹介と一言セリフがメインで、合間に上記の楽曲が挿入されるという構成でした。

 

順不同で印象に残ったことを。
・秋月によるアナウンス。
・「支援艦隊、大和です」。
・瑞鶴をなでなでする加賀さんという濃厚な瑞加賀。
・何回も間違わせて怒りながらも最終的には「あたし的にはOKです…」とか言っちゃう阿武隈
・日向師匠の「胸が熱いな」を受けて「(那珂ボイス)それなかちゃん…(長門ボイス)それはながちゃんのだ」。
・那珂ちゃんの振る舞いに対して他艦娘は「完全にアイドルのそれだね。。」と呆れ気味。
阿賀野の「きらりーん」「きらりーん(野太い提督たちの声)」と那珂ちゃんの「きゃは」「きゃは(野太い…略)」という悪夢のようなコールアンドレスポンス。
・「じゃあ、那珂ちゃんがんばってね~」とはけようとする艦娘たちに「えっ、那珂ちゃんの歌きいていかないの!?」「ちょっとながちゃんとも話したいし~」「えっ…、ながちゃんもわたしなんだけど…」とどこまでアドリブなのかよくわからんやり取り。
・「夜戦」というキーワード反応して「やーせーん!」といきなり川内にスイッチする那珂ちゃん。「あーこれ、何にでもなれるやつだ…」。
・曲の演奏中にジャニーズ系のコンサートよろしく客席を艦娘が乗った山車が通る。動かしているのは男性スタッフたち。
・夕張さんの歌の後ろでやたらキレキレの踊りを披露する由良・阿武隈コンビ。(振り付けは野水さんとのこと)
・提督との絆はあいかわらず、四姉妹分をスイッチしながら歌唱していてすごい。
・索敵機発艦シーンは正面壁面に艦載機型のライト。
・着弾演出は発光、音声メイン。
・人数増加に伴い、トークパート等は少々減ったイメージ。

 

発表事項は以下の感じ?
・秋刀魚祭りあるよ
・秋イベで涼月実装
・アーケードイベントあるよ
・英国駆逐艦実装予定
HTML5に移行予定
・友軍艦隊実装予定

 

まだまだブラウザ版も楽しめているので、今後も改善しつつ続けていって欲しいと思いました。

cali≠gari「△15th Caliversary"2002-2017" TOUR Re:13 @ 名古屋ボトムライン」

配布CDの舌先3分サイズ新録に釣られて、名古屋に行ってきました!

 

■セットリスト
01.深夜、貨物ヤード裏の埠頭からコンビナートを眺めていた
02.トカゲのロミオ
03.舌先3分サイズ ver.2.0
04.マグロ -電車は急に止まれない篇-
05.トイレでGO!
06.汚れた夜
07.色悪
08.オーバーナイトハイキング
09.フィラメント
10.三文情死エキストラ
11.紅麗死異愛羅武勇
12.マッキーナ
13.ファニソン
14.淫美まるでカオスな
15.アレガ☆パラダイス
16.落花枝に帰らず破鏡再び照らさず
17.青春狂想曲


En1.
18.オヤスミナサイ
19.ブルーフィルム


En2.
20.ゼロサムゲーム
21.ギラギラ
22.一切を乱暴に
23.クソバカゴミゲロ

 

大阪に引き続きJOJO広重の曲が客入れBGMになっていました。
ライブは「貨物ヤード」でしっとりとスタート。
ベースソロを導入に使いながらの「ロミオ」から、名古屋の配布である「舌先」へ。

 

「マグロ」新バージョンの掛け声パートはけっこういい感じに決まっていました。
マグロから「トイレ」への流れはもう鉄板になりつつありますね。
「色悪」はやはりライブで聴くとおもしろい。特にベースが弾かなくなる所から入ってきて一瞬のソロ…という流れがとても秀逸です。コーラスパートを石井さんも歌っていたり、サポートの秦野さんやyukarieさんも歌っていたりと、今回のツアーはコーラスワークがいい味出していますね。

 

なんだか久しぶりな気がする「フィラメント」。サックスのメロディが印象的なこの曲はやはり生サックス入りでの演奏が最高です。そのあとも「三文情死」「紅麗死異」とyukarieさん大活躍。
おなじみ「マッキーナ」では青さん、yukarieさんに加え、秦野さんまでジュリ扇を持って踊りまくっていたのがとてもよかったです。

 

膝を壊すタイムの「ファニソン」はやはり青さんのパーカッションさばき…というか叩くアクションが絶品。ジャンプしながらシンバルを叩くアクションがとてもかっこいいんですよね。


「淫美」「アレガ」で心地よいテンポに浸ったあとは「落花」。ピアノが印象的な曲ですが、即興的な箇所は秦野さんも即興的に演奏しているように思います。アウトロではベースが弾きまくり。これでもかという速弾きにうなりました。「青春狂騒曲」で本編終了。

 

アンコールでは「カリスマの練習」「まともではない」等おもしろネタをはさみつつ、大阪でも演奏した「オヤスミナサイ」、そして久々の「ブルーフィルム」!ライブ版のイントロのベースタッピングが単純ながらもインパクト絶大でとても好きなので、比較的近くで観ることができて感無量でした。

 

アンコール2回目では早く演奏したくてたまらないという感じでベースリフを演奏する村井さんにあおられてMC短めでスタート。「ゼロサム」「ギラギラ」「乱暴」「クソバカ」と、アンコール定番曲を立て続けに演奏して終演となりました。

 

この日のメンバーはこれぞヴィジュアル系!といった感じで燃えましたね。心なしか名古屋系を感じるシャウトだったり、ベースのボディを叩く奏法だったりと、大迫力のステージでした。


東名阪ツアーも残す所東京だけ。もちろん行くので、最後まで楽しもうと思います。

「Evoken Fest 2017 ~Power & Glory ~@ 江坂MUSE」

聴きたかったんだよ!というバンドを的確に呼んでくれるEvokenによるフェスがついに開催されました。発表当時からとても期待していて、CFにも参加したほど。今回はいわゆるクサメタルのバンドが集められ、これでもかという美旋律の応酬を楽しみました。

 

■TEMPERANCE
イタリアのバンド。Secret Sphereでもコーラスでミケーレとの素晴らしいハーモニーを聴かせてくれたマルコが在籍。女性Voと男性Voのツインヴォーカル、若干プログレッシブでありつつも聴きやすくメロディックサウンド。3rdしか聴いたことがなく、ほぼそれ以前の曲でしたが、演奏力の高さに圧倒され楽しむことができました。やはりヴォーカルのうまさが素晴らしく、イタリアメタルらしいハイトーンとハーモニー。ライブであることを忘れるような完璧なピッチでのコーラスは鳥肌ものでした。

 

■POWER QUEST
イギリスのバンド。こちらも疾走感あるメロディックな楽曲が多く、コーラスの成分が多いところはドラゴンフォースなども想起させますね。演奏もよく、今まで聞いたことがほぼなかったのですが、これから掘ってみようと思わせる内容でした。サウンドが全体的にポジティブなのも楽しくてよいですね。

 

■CELLADOR
アメリカのバンド。今回のメンツの中でおそらく唯一の再来日。
加速王とも呼ばれ、疾走感とツーバスが正義!という感じ。ギターヴォーカルなのですが、こういったタイプの曲を弾きながら歌うのは驚きますね。
途中、ヴォーカルのギター音が出なくなりアンプのヘッドを交換したりとアクシデントもありましたが、力強いいいライブでした。

 

■DERDIAN
イタリアのバンド。Voは脱退しているとのことですが、来日のために一時的に参加とのことです。音源ではあまりきにならなかったのですが、ライブで聴くととにかくクサい!メロディからパフォーマンスからすばらしいクサさが漂ってきて、思わずニンマリとしてしまいました。ヴォーカルの熱唱もすばらしく、ファンになりました。音源集めよう…。

 

■TWILIGHT FORCE
スウェーデン…もとい、TWILIGHT KINGDOMのバンド。今回の大本命。
クサいを通り越してダサいと言えなくもないほどのいで立ち、楽曲は悶絶もの。
去年発売の2ndが尋常でない出来だったのでかなり期待をしていました。
しかしこの類のバンドはライブで見るとずっこけることもままあるもの…。
と思っていたら完全にそんな不安は吹っ飛ばされ、ついでに精神まで王国に飛ばされて気づいた時には1時間が経過していたのでした。
「To the Stars」での大合唱は予想できましたが、全曲通してものすごい盛り上がり。私も拳を振り上げて王国民としての存在を確認してきたという次第です。
寸劇を交えたり楽しく振り付けをしたりしながらのステージはエンタテイメント性が高く、なおかつ演奏はシッカリしており、地力の強さを感じました。
「Flight of the Sapphire Dragon」などキラキラしたサウンドも堪能でき、「Gates Of Glory」での例の「シャキーン!」も決まりましたね。
最後は「The Power Of The Ancient Force」。曲中のコーラスで「TWILIGHT FORCE」というバンド名にもなっている単語を歌う箇所があるのですが、会場の合唱もかなり熱かったです。バンド名がコーラスできるって、いいですね。

 

■FREEDOM CALL
ドイツのバンド。最近出た新作アルバムにて「メタルはみんなのもの」という強すぎる楽曲を生み出しました。
ゴツくてアツい、漢らしいメタル。そしてサウンドも素晴らしかったです。この日で一番、各パートの音がくっきり聞き取れたのではないでしょうか。
Voのキャラクターがとても面白く、声色を使い分けながら巧みに客席をあおるさまはさすがベテランの貫禄を感じました。5時間立ちっぱなしの観客でも構わずジャンプさせてしまうところが素敵でしたね。
こちらも「Freedom Call」という曲でバンド名を合唱するパートがあり、感動的でした。パワーメタルのよさはやはり合唱できるメロディの強さだなと感じましたね。
「Metal Is For Everyone」はものすごい盛り上がり。もうこれはメタル史に残る曲といってもよいのではと思わせる楽曲の力を感じました。

 

全部で5時間をこえるライブとなり、足はがくがくですが非常に楽しめたイベントでした。どのバンドも素晴らしく、特にTWILIGHI FORCEやFREEDOM CALLはぜひまた来日してほしいですね。
それにしてもこれだけのバンドを集めてくれたEvokenには感謝しかありません。今までもAnaal NathrakhやSecret Sphere公演などでお世話になっていますが、今後も期待しています!

cali≠gari「△15th Caliversary"2002-2017" TOUR Re:13 @ 梅田TRAD」

配布CDのマグロ新録に釣られて、大阪に行ってきました!

 

■セットリスト
01.トイレでGO!
02.マグロ -電車は急に止まれない篇-
03.トカゲのロミオ
04.汚れた夜
05.まほらばぶる~ず
06.色悪
07.オーバーナイトハイキング
08.深夜、貨物ヤード裏の埠頭からコンビナートを眺めていた
09.三文情死エキストラ
10.ゼリー
11.紅麗死異愛羅武勇
12.淫美まるでカオスな
13.マッキーナ
14.ファニソン
15.混沌の猿
16.ギラギラ
17.落花枝に帰らず破鏡再び照らさず

 

En.1
18.舌先3分サイズ
19.青春狂騒曲
20.オヤスミナサイ

 

En.2
21.ゼロサムゲーム
22.一切を乱暴に
23.クソバカゴミゲロ

 

コールが楽しいトイレでGO!からの、あまりにも早すぎる登場の「マグロ」
村井さんのベースリフがちょっと変わっていたり、青さんの煽りが変わっていたりと新録仕様のアレンジで、yukarieさんのサックスや秦野さんのキーボードも大活躍。

 

その後も「13」の曲を軸にした構成。
MCでは青さんが「寂しかったー!?」と煽るも、客席がなぜか静かで、「え、寂しくなかったの…!?予想してた反応じゃないんですけど…。いじられるのは村井さんだけで手いっぱいなんですけど!」となるお茶目(?)な場面も。
「三文情死エキストラ」や「ゼリー」ではサポートメンバーが大活躍。こういったホーンやピアノが映える曲もカリガリの持ち味ですが、このサポートが入っているのにそこまで大きくない会場、というのは初めて見たので、臨場感を楽しく感じました。
やはり鉄板の「淫美」「マッキーナ」のあとは「ファニソン」。メタルパーカッションさばきが一段とキレを増しており、6月に観た時よりもさらにモリケンイズムを感じ、正直ちょっとウルっときました。大きいモーションでシンバルをぶったたく青さん、とてもいいです。

 

混沌の猿ではいつものバナナ配りパフォーマンス…と思いきや、石井さんが演奏中にバナナを食べ始めるという展開に(特に投げるでも煽るでもなく、本当にただ食べただけ)。そして夏らしい「ギラギラ」と「落花」で本編は終了となりました。

 

アンコールはマグロと同じく、別公演で配布予定の「舌先」と「青春」、そしてまさかの「オヤスミナサイ」!これは感動しました。ライブで聴いたの、武道館以来かも。

 

ダブルアンコールでは13の残り「ゼロサム」と「一切」を演奏し、締めの「クソバカ」でライブは終了となりました。

 

6月のツアーを経て育った13というアルバムを、さらにじっくりと味わい尽くすことができるいい企画だと思います。残るは名古屋、東京。こちらももちろん行きます。楽しみです。

cali≠gari「回想、睡蓮と向日葵 @ 新宿ロフト」

カリガリのFCライブを観てきました。
「回想、睡蓮と向日葵」と題されたこの公演は、去年のツアー「憧憬、睡蓮と向日葵」のライブDVD発売に伴い開催されたもの。
セットリストも、去年のツアーファイナルとほぼ同じという徹底した内容でした。

 

□セットリスト
01.ギラギラ
02.マネキン
03.-踏-
04.トレーションデモンス
05.蜃気楼とデジャヴ
06.陽だまり炎
07.薫風、都会、行き行きて
08.颯爽たる未来圏
09.コック ア ドゥードゥル
10.オーバーナイトハイキング
11.冷たい雨
12.夏の日
13.嘔吐
14.紅麗死異愛羅武勇
15.マッキーナ
16.淫美まるでカオスな
17.アレガ☆パラダイス
18.セックスと嘘
19.憧憬、睡蓮と向日葵

 

En.
20.みんなのはっきょう
21.混沌の猿
22.ギラギラ
23.クソバカゲミゲロ

 

平日だったため、間に合うかヒヤヒヤしましたが、なんとか開演の直前に到着。
去年は大きな会場で、サポートメンバーも多かったのと比較し、今回は小さい会場で、通常のバンド編成による演奏という違いがまず面白かったです。


ロフトは音響設備が変わったとのことですが、観る位置によるのか、ベースが変に共鳴したり、ギターが埋もれがちに聴こえたりと若干の脳内補完が必要な感じでした。

冒頭「ギラギラ」で始まるのは割りとあるイメージだったのですが、数曲目で客席も「去年のツアーファイナルと同じだ…」と気付いていくのがなんとなく空気でわかって面白かったですね。


この日はVo石井さんのヘルニアがひどかったらしく、動き少なく、歌に集中していたように見えました。そのかわり、Gt桜井とBa村井のMCタイムはかなり充実の内容で、セットリストについて解説する青さんや、青さんをいじる村井さんなど、笑いどころも多い楽しいライブでした。

オーバーナイトハイキングでの「ひかるみっしつさん」が乱舞する光景はなんど見ても面白いですよね。あやしい集会みたいで。

 

「冷たい雨」から「夏の日」での雨音から蝉の音へ変わるところとか、特別な演出をしていないのに音だけで情景を思わせるのはさすが。
「13」ツアーでのヘッドセットの導入により、いつでも手ぶらでコーラスが入れられるようになった青さん。「淫美」での決めフレーズではギターを手放してキメポーズ。これが最高にかっこよかったですよ。

 

去年演奏した「ENGAGING UNIVERSE」はやはり演奏せず、「憧憬、睡蓮と向日葵」で本編終了。
コントのようなMCを挟んでのアンコールでは暴れ曲を連発して終演となりました。

 

やはりカリガリは楽しい!と思わせられるライブでした。
来週からは東名阪ツアーなので、そちらも楽しみです。

Thunder You Poison Viper「ヤッホー!サンダー・ユー@ 高円寺JIROKICHI」


Thunder You Poison Viper「ヤッホー!サンダー・ユー@ 高円寺JIROKICHI

Key三柴理、Ba内田雄一郎、Dr長谷川浩二によるサンダーユー・ポイズンヴァイパーのライブに行ってきました。

 

■セットリスト
01.Night Light(特撮)
02.ユー!
03.I love you so, want your mind(ENDS)
04.Indian Summer(The Doors)
05.死体のこもれび(新東京正義乃士)
06.夜走る(三柴理)
07.夜歩く(筋肉少女帯)
08.Drum Solo~即興セッション
09.Mr.サマータイム(サーカス)
10.Laetitia(Alain Delon)
11.戦え!サンダーユー

 

En.
12.孤島の鬼

 

開演前の客入れBGMではなぜか現代音楽がかかっており、三柴さんによると「納涼がテーマだから、怖い曲を」とのこと。松村禎三さんの「阿知女」という曲で、ソプラノと小編成室内楽のための曲。サクソフォンも入っており、開演前からかなり楽しむことができました。

 

Night Lightのピアノ独奏からライブはスタート。本来は演奏中に内田さんと長谷川さんも入場予定だったらしいですが、出るタイミングを失したとのこと。
ユー!は彼ららしい技巧が楽しめる曲で、3+4+3+4+2のリフが癖になります。

 

現代音楽についてのトークなどを挟んで、過去に三柴さんがENDSに提供した「I love you so, want your mind」とThe Doorsのカヴァー「Indian Summer」を披露。前者は三柴さん、後者は内田さんによるヴォーカル。どちらもしっとりめの曲ですが、ピアノのオカズなどもとても綺麗で、心地よく聞き入りました。

 

新東京正義乃士の思い出話を挟んで、「死体のこもれ日」。新東京正義乃士は三柴さんがかつて在籍したバンドですが、思い出話を聴くと面白そうな曲が満載で、他も聴いてみたくなりますね。

 

三柴理による名曲「夜歩く」と最新アルバムからの「夜走る」を組み合わせて演奏した後は少しの休憩タイム。

 

休憩後は長谷川さんの鬼気迫るドラムソロに続き、怖さをイメージした即興演奏。

 

そしてサーカスの「Mr.サマータイム」とアラン・ドロンの「レティシア」のカヴァー。内田さんはレティシアのカヴァーにあたり、歌詞をすべてひらがなとカタカナで書き起こしたとのこと。発音もかなりそれっぽくて面白く聴きました。

 

最後は「戦え!サンダーユー」。ゴリゴリの演奏でかっこよく締めとなりました。後半で三柴さんのヴォーカルパートがあるのですが、その部分はピアノもかなり動いているところで、生で見るとかなりの迫力でした。

 

アンコールは「孤島の鬼」。
曲数は少なめでしたが、トーク部分が多く、かなりの満腹感でした。またワンマンがあったら見にいきたいですね。