佐久間正英「SAKUMA DROPS」

プログレ好きとしては「四人囃子」の人。
ベーシストとしては「逆アングルピッキング」の人。
筋肉少女帯ファンとしては「じーさんはいい塩梅」の人。
twitter民としては「おやすみ音楽」の人。

そんな佐久間正英さんが亡くなった。

このアルバムは、佐久間さんが自ら選曲したベスト。
僕が佐久間さんに持っている印象は「職人」で、なおかつ「提言者」だった。

作成される音源はミュージシャンの個性を生かしつつもポップに仕上げてくる印象があり、それでいてジャンルの幅は広い。
かと思えば、インタビュー等から伝わってくる信念の曲がらなさと切れ味するどい提言。

本当に尊敬している。

最後の曲…「Last Days」。
これは紛れも無く最期の曲だが、こんなにも穏やかに、自然体に最期を表現できるとは。

時間をかけて、噛みしめたいベストアルバムだ。

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