Unisonic「Light Of Dawn」

ライト・オヴ・ドーン

ライト・オヴ・ドーン

マイケル・キスクカイ・ハンセンのコンビによるバンドの2nd。
ハロウィンの黄金期、すなわち「守護神伝」のメンバー2人がまた一緒にバンドをやるというだけで嬉しかった1stに比べ、よりアルバムとしてのまとまりがでた印象を受ける。
また、前作はそこまでハードな曲は多くなく、歌の音域も中庸といった印象で、物足りなさを感じていた人も多いのではないかと思う。

今作はそんな不満を払拭する快作だ。
導入のインストを経て2曲目「Your Time Has Come」で聴くことのできるマイケル・キスクの声は悶絶もの。
これだよ!これが聴きたかったんだよ!とテンションが上がることうけあいだ。

楽曲もジャーマンパワーメタルを色濃く残したスタイルで、ギターのツインリードが非常に心地よい。
彼らのウリはキャッチーなメロディが絡み合うところだと思っている。

単音で単純なのにやたら耳に残るギターメロディーのリフレイン、だんだん盛り上がるリズム隊、そしてその上空を舞うハイトーンボーカル。
とても聴きやすい上質な作品に仕上がっている。おすすめだ。