「筋肉少女帯人間椅子@渋谷公会堂」

セットリスト

人間椅子
01.新調きゅらきゅきゅ節
02.地獄への招待状
03.少年、グリグリ眼鏡を拾う
04.なまはげ
05.死神の饗宴
06.相剋の家
07.蜘蛛の糸
08.人面瘡
09.針の山

筋肉少女帯
01.サンフランシスコ
02.ダイナマイト
03.日本印度化計画
04.労働讃歌
05.混ぜるな危険(新曲)
06.踊るダメ人間
07.イワンのばか

筋肉少女帯人間椅子
01.Iron Man/Black Sabbath(橘高、内田、和嶋、鈴木、ナカジマ)
02.日本の米(大槻、和嶋、鈴木、ナカジマ)
03.君は千手観音(大槻、本城、和嶋、鈴木、ナカジマ)
04.Detroit Rock City/Kiss(橘高、本城、内田、和嶋、鈴木、ナカジマ)
05.地獄のアロハ(筋肉少女帯人間椅子、三柴)
06.りんごの泪(筋肉少女帯人間椅子、三柴)
07.釈迦(筋肉少女帯人間椅子、三柴、長谷川)

En
08.地獄のアロハ Heavenly ver.(筋肉少女帯人間椅子、三柴)


つい先日、シングルが発売された筋肉少女帯人間椅子
満を持してのライブでありました。

まずは人間椅子
スリーピースながら息のそろった演奏により、物凄い音圧。
リフで押していくハードロックのかっこよさを存分に堪能できた。
筋肉少女帯カバーのグリグリは、本人たちも言うように人間椅子のサウンドにバッチリはまっており、全員がボーカルをとる瞬間があるという点でもよかった。
ダウンチューニングにしてのなまはげは圧巻。鈴木の地を這うベースと和嶋のキレキレなギター、最高だった。
MCも短め(筋少と比べるとどのバンドも短く思える気がするが)で、ガツガツと曲をやっていく様は非常にかっこよく、ワンマンも観ねばと強く感じた。

筋肉少女帯はサンフランシスコでスタート。三柴と橘高のバトルは復活しており一安心。
いきなりの客のテンションの高さに大槻も満足げ。と思いきや「筋少はアウェーの方が力が出るから、本当はサカナクションを見に来たみたいな体でやってほしい」などといつもながらの捻くれたMCを披露。
「日本をインドに〜?」「しないよ?」の謎コール・アンド・レスポンスからのダイナマイト。筋肉少女帯によって完全に再構築されたこの楽曲はとにかくテクニカル。
この曲の三柴橘高バトルもカッコいいので、今後もたまにはやってほしいなあ。
アニメ「うしおととら」のOP曲に決まった「混ぜるな危険」は初披露。三柴のピアノ、橘高のハーモニクスが印象的(どちらも1:30以内にあった!)で、これはお茶の間に強い印象を残すことだろう。筋少には珍しくブリッジらしきパートが配置されており、どこか特撮や絶望少女達(つまりNARASAKIですね)の香りを感じたり。
これは狙いに行って成功した名曲といっていいだろう。発売が待ち遠しい。
おなじみダメジャンプ(ついに今回参加できた!)とイワンで終了。

本日のメインアクト、筋肉少女帯人間椅子
まずはオジー橘高とトニー内田によるブラック菩薩に鈴木、ナカジマが加わった編成でIron Man。
メンバー全員のルーツだけあって、非常に楽しそう。観客からもギターリフの合唱が起きていた。ギターソロで和嶋が参入、コウモリのぬいぐるみを噛む。
そして和嶋が本当にやりたがったんだろうと思われる「日本の米」。大槻は「ここ20年位この曲はマジメにやってなかったけど今日は心を込めて歌います」と発言。
大盛り上がりの後、和嶋「この曲、人間椅子のレパートリーに入れてもいい?」大槻「もう全然いいですよ」って気に入りすぎだろう和嶋。
本城が加わっての「君は千手観音」が終わると一旦はけ、ベース2人による血吐きパフォーマンスの後、楽器隊編成によるKISSカバー。
そしていよいよ筋肉少女帯人間椅子編成で「地獄のアロハ」。この時点で「通常版」って言っちゃったのは若干ネタバレ臭がしましたよ大槻さん。
三柴による中間部アレンジが素晴らしかった「りんごの泪」、ギターバトルに血が滾った「釈迦」で本編終了。

りんごも釈迦もやってしまったし、アンコールでやるような曲なんて…と思っていたら、案の定のアンコールで「地獄のアロハ」2回目。
今度はHeavenly ver.ことロングバージョンで。
間奏にピアノソロパートが追加されたことにより、これぞハードロック!という間奏時間の長さ。
オーケンがエディソロでパイプ椅子に座り、そろそろかなっと立ち上がったら今度は和嶋ソロが始まりまた座る、という本気か演技かわからない爆笑パフォーマンス。
めまぐるしく変わるテンポを巧みに叩き分けるナカジマ、ベースを支えつつキャラクターの濃いボーカルやコーラスを聴かせる内田、鈴木、随所で印象的なバッキングを聴かせる本城、とにかく燃えるツインリードの橘高、和嶋、さらに彩りを加える三柴のピアノと大槻のキャラクター。
あらためてとても贅沢な楽曲だと感じた。

セッションは正直予想の範囲内といったところもあったが、全体として非常に満足度の高いライブだった。
この2組はやはり相性がバツグンによいと思うので、定期的にやってほしいなと思う。