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People In The Box「Talky Organs」

Talky Organs

Talky Organs

今年はライブの年として全国ツアー中のPeople In The Box
新作はツアーが落ち着いてからか…と思っていたが、まさかのミニアルバム今年2作目である。

7曲とコンパクトではあるものの、濃い楽曲が並んでいるため物足りない感は全くない。
楽曲面ではリフレイン主体であった最近の作風を踏襲はしつつも、以前の「複雑さ」というか「プログレっぽさ」が随所に顔を出している。

絡み合うベースとドラムはとてもスリリングで心地よいし、その上を舞うギター(もしくはピアノ)も同様だ。
一方で、初期Peopleの魅力の一つであった「静と動のコントラスト」みたいな部分はほとんど見られない。
つまり「動」というか轟音をかき鳴らすシーンがほぼなくなっているのだが、逆に当時よりも強度は増しているようにも思える。

今作は各種媒体でのインタビューでは社会的なメッセージと絡めて語られることが多いようだし、実際それはある意味では正しいと思う。
そういう作品になっているし、ちょっとはっきり言い過ぎなんじゃないかという気もするのだけど、ギリギリの絶妙なバランスでできていると思う。

ライブで聴いた時にどう聴こえるのか、楽しみだ。