エスポワール・サクソフォン・オーケストラ
第14回定期演奏会
[日時] 2015年11月15日(日)13:00開場 13:30開演
[場所] 横浜みなとみらいホール 小ホール
入場無料
[曲目]
・連作交響詩「わが祖国」より「モルダウ」(スメタナ)
・組曲「惑星」より「火星」(ホルスト)
・ワルツ「春の声」(シュトラウス)
・亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
・シャコンヌ(バッハ)
・プレリュードとフーガ(メンデルスゾーン)
・リバーダンス(ウィーラン)
私が所属しているサクソフォンオーケストラの定期演奏会が来週、開催されます。
今年は明らかに仕事のピークが演奏会にかぶることが予見されていたので、私は降り番です。
第13回は様々な試みを行った演奏会でした。
今回は心機一転、ド直球の選曲にしたことで、ある意味での原点回帰を狙っているといえるかもしれません。
ほら、ロックバンドとかでも10年くらいやってくると作風が変化してきて賛否両論になってきて、原点回帰をうたったアルバムを出したりとかセルフカバーしてみたりとかするじゃないですか。あんな感じです(適当)。
第6回でも取り上げた「モルダウ」を主軸にすえ、ウィンナ・ワルツの「春の声」で優雅さを演出したり、「火星」で迫力をアピールしたり、「パヴァーヌ」で幻想的な音響に挑戦したりと、今まで培ってきたクラシックの様々な面が楽しめるプログラミングになっているのではないかと思います。
アンサンブルについても力作揃い。
バッハのシャコンヌはもともとが無伴奏の独奏曲でありながら伊藤康英さんの名編曲により構築美あふれる楽曲にしあがっており、なおかつたいへん高難易度です。
メンデルスゾーンのプレリュードとフーガは最近はあまり聴かない印象ですがトルヴェールのアルバムに入っていたことからある年代のサクソフォン吹きにとっては何度も聴いた楽曲。
リバーダンスは吹奏楽でもよく取り上げられ、管楽器人間にとっては大変馴染み深い楽曲でビートを強調したサウンドはクラシックばかりの演奏会の中で新鮮に聴こえることでしょう。
指揮を福井健太さん、高野猶幸さんのお二方にお願いしているというところも特筆すべき点です。
楽団初期の音楽性を牽引した高野さんと中期〜現在の音楽性を作ってきてくださった福井さん。
ある意味ではこの14年の総まとめ、そして次への第一歩ともとれる演奏会になると思います。
お時間がある方は、ぜひ聴きにいらしてください。
みなとみらいホールはおしゃれで良いホールですよ。