「東京13号地 @Zepp Tokyo」

2016年ひとつ目のライブに行ってきました。
sukekiyo、D'ERLANGER、cali≠gariという豪華な顔ぶれによるイベントでした。

□セットリスト

■sukekiyo
01.elizabeth addict
02.zephyr
03.mama
04.鵠
05.leather field
06.dunes
07.in all weathers

■D'ERLANGER
01.Skelton Queen
02.dummy blue
03.Singe et Insecte
04.LULLABY
05.LAZY SLEAZY(with 桜井青)
06.Dance naked, Under the moonlight
07.CRAZY4YOU

cali≠gari
01.その斜陽、あるいはエロチカ
02.-踏-
03.淫美まるでカオスな
04.トイトイトイ
05.トレーションデモンス
06.オーバーナイトハイキング
07.東京、40時29分59秒
08.紅麗死異愛羅武勇
09.ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛
10.セックスと嘘

En
11.颯爽たる未来圏(with tetsu)
12.LA VIE EN ROSE(cali≠gari + D'ERLANGER + 匠)

トップバッターはsukekiyo。
Vo京の歌唱は壮絶の一言で、クリーンなメロディから張り裂けるようなシャウトまで、楽曲の世界を表現しきっていました。
MCは一切なく、続けざまに楽曲が展開されていく様は、ライブでありながら映像作品を見ているような感覚に陥りました。
楽器隊の演奏力も特筆もので、エレキとアップライトを使い分けつつ不穏な低音を奏でるベースであったり、キーボードやギターを行き来するパッセージなど、確かな実力に裏付けされた安定感がありました。
ステージ中盤ではボンテージ姿の女性が登場し、SMショーを始めたりと対バンでも手を抜かない徹底ぶりには驚かされました。
見世物小屋のような」あるいは「見てはいけないものを見たような」独特の空気感を味わうことの出来る、稀有なバンドだと思います。

続いての登場はD'ERLANGER。
様々なミュージシャンたちに影響を与えてきたバンドですが、この日ギターのCIPHERの誕生日であったり、途中でカリガリの桜井も参加したりと終始ハッピーな雰囲気のステージとなりました。
kyoの華やかなヴォーカルもとても魅力的でしたが、何より驚かされたのはtetsuのドラミング!
隙あらば立ち上がって叩いたり、スティックを飛ばしたり…と、時にはVoを喰うようなパフォーマンスでした。
アルバムは最新作しか持っていないので、旧作も集めたいですね。

そして主催のcali≠gari
まさかの「その斜陽、あるいはエロチカ」でジワジワとスタートしたと思ったらアップテンポな石井楽曲を畳み掛け。
「トイトイトイ」はライブで聴くたびに好き度が上がっていく面白い曲です。
「オーバーナイトハイキング」のに入る際、コードの打ち込みだけが流れるのですが、それが流れ始めた途端に客席は懐中電灯で星の海。
何度見てもこの光景は綺麗です。
「東京、40時29分59秒」は今までのベストテイクではないかという熱演。
特に後半の石井と桜井のヴォーカルが絡みあう部分はハモリも綺麗に決まって感動的でした。
久しぶりの「ハイカラ」で盛り上がった後、「セックスと嘘」で締め。
この曲もライブで聴くたびに味わい深くなってきます。不思議です。

アンコールは「レコーディングメンバーでの」颯爽たる未来圏!!
これはもう圧巻でした。最高でした。
tetsuさんのドラムはパワフルで人間味あふれたもの。
ゆらぎのようなものすら味に昇華し、フレーズを紡いでいく様には圧倒されました。
中間部の高音からのタム回し、「これぞ!」という感じだったなあ。

そしてラストはcali≠gariメンバーとD'ERLANGERメンバーにsukekiyoの匠という豪華編成でD'ERLANGERの名曲「LA VIE EN ROSE」!
D'ERLANGERとcali≠gariの「先輩・後輩感」がステージ上に溢れた、素敵な瞬間でした。

いい2016年のスタートになりました。