前作はどうしちゃったのというくらい「らしくなかった」メガデス。
結局その後、ギターとドラマーが相次いで脱退することになります。
後任として加入したのはなんとANGRAのキコ・ルーレイロ。
ANGRAほどの有名バンドのギタリストを引っ張ってくるとは思わなかったので、これには驚きました。
そのかいあってか、今作は素晴らしいアルバムに仕上がっています。
なんといってもスリリングなギターの掛け合いに尽きるでしょう。
メガデスの持ち味としては知的なリフとテクニカルで意表をつくギターソロがあると思いますが、どちらも存分に満喫できる内容。
ギターソロでのキコのぶっ飛び具合は言うまでもありませんが、バッキングやアレンジに香るブラジル風リズムがよいアクセントになっています。
こういうのが聴きたかった。満足です。