「Gilles Peterson presents WORLDWIDE SESSION 2016 @新木場STUDIO COAST」

ジャズを聴きにSTUDIO COASTへ。

ロックではよく足を運ぶ会場で、各パートがクリアに聞こえるので大好きな場所です。
ジャズでもサウンドを堪能できました。


□The Miguel Atwood-Ferguson Ensemble

クラシックを思わせるような精緻なアンサンブル。
ヴァイオリンとサックスがテーマを演奏し、合間にソロをまわすという流れで進んでいき、
各メンバーの音楽性や技量をたっぷりと堪能することができました。
Miguel Atwood-Fergusonは誕生日ということで、ほっこりしつつも盛り上がるよい空気でした。

ピアノ、キーボードのJosh Nelsonのサウンドが綺麗でよかった印象が。
ドラムのJamire Williamsも面白そう。ちょっとチェックしてみます。


□THE SUN RA ARKESTRA

ヤバいものを観ました。来てよかった。
91歳のマーシャル・アレンが「教祖様」のようにステージ中央に陣取り、
宇宙との交信のような演奏を始めた瞬間、一気に空気が持って行かれましたね。

音楽的には「これ以上崩すと音楽ではなくなりそう」なラインを行ったり来たりしながらといった感じなのですが、これがとにかく楽しい!
ソロまわしもその場の判断でいろいろなことが決定していき、さながら「おじいちゃんのリクエストにがんばって応える」ような図ができていました。
「ピョピョピョピョー(ホレ、お前さんなんか吹いてみんしゃい!)」
「ブォォーーー(ソロっぽい何かを吹く)」
「ピョエーーーー(ええのお!!!)」
みたいなね。いやコレもひとつの「音楽で会話する」だと思いましたよ。マジで。

思わず物販でCD買ってしまった。


SOIL&”PIMP”SESSIONS

本日のトリ。
キレキレでキメキメのサウンドを聴かせてくれました。
張りに張ったサックスとトランペットのハーモニーはカッコいい!!ということを十二分に体現しているような音楽でしたね。
中盤ではトランペッターの日野皓正さんがゲスト参加。大御所感あふれるパフォーマンスで素敵でした。


ふだんあまり聴かないタイプの音楽が多かったですが、そのぶん様々な気付きを得ることができました。
ライブ後は知人友人のミュージシャン仲間で食事。濃密すぎる音楽談義に花を咲かせました。楽しかったな。