これでもシーシャーパーの端くれをやっています。
ちょうど仕事も落ち着いてきたし、ここらで最新技術に触れてみたい!とMicrosoftの技術カンファレンス「de:code」に行ってきました。
しかし高かった…清水の舞台から飛び降りる気持ちでした。。
◇Day 1
Keynote:
開場ちょい前から並んだかいあって無事会場で聴けました。
キーワードは「モバイルファースト、クラウドファースト」ということで、普段の仕事とは遠い技術。
全体を通して「挑戦」「変革」を目指していく心意気が伝わる面白いセッションでした。
特に印象的だったのは以下のようなところ。
・OSSオシ
・bash on Ubuntu on Windows
・とにかくいろいろなことをAzureで回す
・変わりゆくプラットフォーム
お昼は職場からの電話に対応し、ランチセッションは見送り。悲しい。
EXPO会場もうろうろしたけどよくわからなすぎて質問もできず退散。無知の知…。
SPL-003:
最近よく聞くDevOpsの巨人たちによるトークバトル。同時通訳が入るものの初心者にはついていくので精一杯でした。
「小さいケースから」「上の許可をとらずにやって、結果で黙らせろ」など、変革を起こして行こうぜというアジテーションのような熱いセッションでした。
SPL-005:
RubyのまつもとゆきひろさんからみたMicrosoft。
今までのイメージ(よくないほうの)からぶっちゃけトークを交えつつオープンソースの歴史などについて語ってくださいました。
やはりbash on Ubuntu on Windowsは衝撃だったとのこと。またOSS導入にあたりGitHub等のカルチャーを尊重したところも評価していました。
DEV-004:
Visual Studio2015の新機能について。
CodeLensやIntelliTest、IntelliTraceはすぐにでも業務で使いたい機能ですね。
今のところ私は自宅でしか使えませんが、、
SPL-001:
西脇資哲さんによるマイクロソフト技術を使った様々なデモ。
技術そのものはもちろんですが、プレゼンの面白さに圧倒されました。
出てくるほぼすべてのものがインターネットを介してAzureにつながり、データの共有と自動処理を行うというもので、様々な可能性を感じさせられました。
AI搭載ロボットに口頭で注文すると自動でExcelにオーダーが出力される、といったもので、それぞれの部分的な動きは既視感のあるものでありつつも
組み合わせとAzureによるデータ連携、解析によって全く新しい価値を生み出せるというのは驚きです。
パーティー:
混みすぎて身動きがとれないので、どうにか腹をふくらませてスタコラと撤退。。
◇Day 2
DEV-002:
ちょまどさんによるXamarin入門。超満員。
Xamarinは手を出したもののうまく環境構築できず撃沈中だったので、ここぞとばかりに聴講。
実機の端末があれば簡単、というコメントに成程!と。そうか、私もAndroid端末持ってるじゃん。
帰宅して実機で試したら、めでたくサンプルアプリが動きました。バンザイ!
DBP-018:
Microsoft Cognitive Services入門。
これはAzureにある画像、音声等の認識AIで、従量課金でAPIを呼び出して使用するもの。
Microsoftの規模を活かした認識精度と手厚いサポートに魅力を感じました。
画像認識などの小難しい処理は、自前で用意するのではなくAzureのようなサービスをうまく組み合わせて実現するのが手軽かつ高性能になるかもですね。
SNR-015:
2日目はランチタイムセッションに参加。お弁当付き。お昼が食べれるよ!やったね!
XamarinやWPFを使うにあたっての便利製品の紹介。手軽にリッチなUIが実現できそう。
仕事で提案できるようなタイミングがあれば使ってみたいですね。
DBP-013:
Cortana Intelligenceを使った未来予測。
機械に学習させるにあたって、やはり大きいスケールを活かせるMicrosoftの技術は大きな強みになっているみたい。
思った以上にいろいろな組み合わせができるのだなという印象。これはどんどん普及していくのでは…?
DEV-002:
.Net CoreやASP.NET Coreについて。
位置づけ的には.Net Frameworkのようなもの。
Microsoftはプラットフォームの統一を目指しているようで、ゆくゆくは.Net Frameworkと.Net CoreとXamarinを共通の.Net Standard Libraryに統一したいとのこと。
これはめちゃくちゃ期待したいですね。
DBP-019:
りんな人気すぎ。
りんなは辞書から返答を選んでいるのではなく、自分で文章を「生成」しているというから驚き。
Rinna Conversation Serviceというサービスでりんなをtwitterに仕込むこともできるようになっていたり、りんなの技術を活用する段に入ってきそうですね。
DBP-014:
実際にAIを導入した事例の紹介。
やはり状況に応じてAzureのAPI等を活用、組み合わせて実現…という流れ。
実例を出してもらえると理解しやすいので、助かりますね。
…と、以上が今回聴講したセッションです。
どれも面白く、刺激的な時間でした。
Xamarinは個人的にいろいろ試したかったので背中のひと押しをもらえた気分。
普段の業務にどれだけフィードバックできるかは微妙ですが、今後もアンテナは張っていきたいものですね。
と、満足感を胸に会場をあとにした私は、その足で会社に向かって仕事をしたのでした…。
休暇とってたはずなんだけどな…神などいない。