2017年上半期私的ベストアルバム

早いもので、もう2017年も折り返し地点です。

 

今年もいろいろ聴きましたが、仕事がなかなかに激しさを増しており、聴き込みが全然たりてません。なのでその中でも第一印象が素晴らしかったもの、何度も聴いているものを。

 

10.Trouvère Quartet「Typsy Tune」 

Tipsy Tune

Tipsy Tune

 

 日本を代表するサクソフォン四重奏団の、この編成では最後となってしまったアルバム。
スタンダードな楽曲と遊びの楽曲がバランスよく配置され、メンバーの他界という悲しい出来事を忘れるような爽やかな音楽を聞かせてくれた。

 

09.Kreator「Gods Of Violence」

Gods of Violence

Gods of Violence

 

スラッシュメタルの大御所。このアルバムではじめて聴いたのだけど、これがめちゃくちゃカッコいい。旧作も聴いていきたいところ。

 

08.ドレスコーズ「平凡」 

平凡【TYPE-B(初回限定盤)】CD+DVD

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毎回まったく違う印象のアルバムを作るドレスコーズ。今回は随分とファンキーで、そう来たかという感じ。
とはいえクオリティは高く、しっかりカッコいいのである。

 

07.VersaillesLineage ~薔薇の末裔~」
武道館公演での配布ミニアルバム。
配布にしてしまうのが勿体無いくらいの勝負曲が揃っており、何度でも聴きたい名盤。

 

06.橋本絵莉子波多野裕文橋本絵莉子波多野裕文

橋本絵莉子波多野裕文

橋本絵莉子波多野裕文

 

People In The Boxチャットモンチーのメンバーによるコラボレーション。
作曲は波多野が担当し、Peopleでも聴ける素直なメロディと波多野による多彩な楽器サウンドが魅力。
歌詞は曲によって橋本、波多野両方が書いており、これもかなり秀逸。わかりそうでちょっとトんでるような。

 

05.Morgaua Quartet「Tributelogy」

Tributelogy

Tributelogy

 

プログレッシブ・ロックバンドEL&Pのカバー曲のみで構成されたアルバム。
モルゴーアの素晴らしいテクニックはもちろんのこと、原曲への愛をとても感じる仕上がりになっている。
中でも30分の「悪の教典#9」は圧巻。

 

04.けものフレンズ「Japari Cafe」 

けものフレンズは最高のアニメだった。
楽曲もいいんだコレが。
ボーカロイド界隈で名を馳せた作曲家を中心に、ポップでキャッチーな曲が並び、大満足の内容。

 

03.MR.BIG「Defying Gravity」 

デファイング・グラヴィティ

デファイング・グラヴィティ

 

 前作はテクニカル面が抑えられ、ビリーのベースもおとなしく正直物足りなかったのだが、今作ではビリーとポールのバトルやユニゾンが大々的に。
しかし見どころはそこだけでなく、アダルトな雰囲気のブルース由来フレーズ等の説得力。
何気ないフレーズを味わい深く聴かせる技はさらに磨きがかかっており、ライブでも聴いてみたい曲が多い良作。

 

02.Secret Sphere「The Nature Of Time」 

ザ・ネイチャー・オブ・タイム

ザ・ネイチャー・オブ・タイム

 

ここ数年は来日公演も行っているイタリアのメタルバンドの新作。
プログレッシブ・メタルの要素を多分に含みながらもやはりこのバンドのウリはクサいメロディとミケーレ・ルッピの歌唱。
前作はややパンチが弱いメロディが多いと感じたのに対し、今回はかなり即効性の高いメロディが詰まっており、好印象。
また来日してくれないかな。

 

01.cali≠gari「13」 

13(ジュウサン) 狂信盤(Blu-ray付)

13(ジュウサン) 狂信盤(Blu-ray付)

 

やはり好きなバンドが期待以上のものを出してくるとそればかり聴いてしまう。
13という不吉な数をイメージしたダークな印象の曲が多数収録されており、コンパクトながらどれも面白い。
奇形メルヘン音楽隊をやっていた頃を想起させる「トイレでGO!」やゲストを大々的に導入した「汚れた夜」。
ベースアレンジが耳を引く「トカゲのロミオ」や前衛的な「ゼロサムゲーム」、クセになる「ファニソン」など聴きどころばかり。
ツアーにも複数箇所通うので楽しみ。