筋肉少女帯「無観客シンクロニシティ 筋肉少女帯メジャーデビュー32nd配信イベント @ ロフトプラスワン 2020/6/21」

筋肉少女帯の配信ライブを観ました。

 

■セットリスト

MC(大槻、内田、橘高、本城)
01.青ヒゲの兄弟の店(橘高、本城)
02.おもちゃやめぐり(橘高、本城)
03.ゾロ目(橘高、本城)
MC(内田、橘高、本城)
04.サンフランシスコ(内田)
05.星の夜のボート(内田)
MC(大槻、内田)
06.日本印度化計画(大槻)
07.踊るダメ人間(大槻)
08.香菜、頭をよくしてあげよう(大槻)
09.Guru(大槻)
MC(大槻、内田、橘高、本城)
10.僕の宗教へようこそ(大槻、内田、橘高、本城)
11.新人バンドのテーマ(大槻、内田、橘高、本城)

 

メンバーによるソロやデュオの演奏と、合間にトークという構成でした。

まずは橘高・本城ペアによる演奏。このデュオでは先日アルバムも出ましたね。ギターもバッキングとリードで分担することで分厚いサウンドになっていますし、二人ともVoをとれるところもこのデュオの強みだと思います。この二人の青ヒゲでのハモリ、好きです。

 

内田ソロでは以前出したアルバムから2曲。原曲を大幅にアレンジしつつ心地よく音圧に浸れるよいパフォーマンスでした。ステージ上のミニテレビも面白かったですね。

 

大槻ソロでは弾き語りスタイル。曲間のコールアンドレスポンスではスタッフとの掛け合いで笑いをとりにいくなど、ステージ進行のうまさが光っていました。

 

最後は全員でのセッション。僕の宗教へようこそでは語りも含めて作りこまれた出来で素晴らしかったです。

 

メンバー同士の語りでしっかり間がもたせられるのはかなり強いなとあらためて思いました。とはいえしっかりしたバンド形態での演奏も見たくなってしまいますね。

 

以下、自分用メモ…

・ギター弾き語りユニットは大槻の弾き語りに触発されて始めた。
・7月からのツアーは2ステージ制にするなど対策を考えて実施する方向。

 

・星の夜のボートはギター二人の加入時に本城の家で内田、橘高、本城でデモをつくって仲がほぐれた。
・星の夜のボートのもとのデモはドアーズっぽかったので、ソロ版ではドアーズ風を活かして完成させた。
・ひげの話で新東京正義乃士「ひげ左半分」を思い出した。

 

・やついフェスに出たら楽屋がビニールの仕切りでまるでSFだった。
筋肉少女帯ナゴムレコードなので創意工夫でやっていきたい。

・「村井くんのカリガリ」。
・延期できたってことはもともとその日程でもやるつもりで会場おさえてたってことなんだよね…。
筋少はコールアンドレスポンスが多いから難しいね。
・橘高・本城デュオのCDを大槻・内田に送ってください。

2020上半期ベストトラック

今年は在宅勤務の時間が多かったこともあり、例年より多くの音楽を聴くことができました。グッと来た曲もかなり多かったのでリストアップしてみます。

  

徳澤青弦、林正樹「Drift」

 二人とも幅広いジャンルで活躍する演奏家であり作曲家です。

お互いの持ち味を活かしながら心地よい音世界が構築されていて絶品ですね。

 

 

清春「SURVIVE OF VISION

 清春さんの新作は民族的な音使いが印象的。

艶やかな声の表現力もいっそう増し、表現力がどんどん深化していっているように感じます。

 

 

長谷川白紙「シー・チェンジ」

過剰装飾にも聞こえるほどのきらびやかさを感じさせた前作もすばらしかったですが、弾き語りというフォーマットでもアレンジの核となる リズムの面白さ、解釈の自由さは変わらず、むしろ楽器が制限されたことでよりしっかりと咀嚼できるようになっていると感じました。

 

 

宇多田ヒカル「誰にも言わない」

グッドメロディと空気感でもうすでに勝利という感じ。 

 

 

Steven Wilson「PERSONAL SHOPPER」

プログレの重要人物Steven Wilsonですが新曲はいわゆるバンドサウンドからは距離をおいた出来。作品ごとにスタイルを微妙に変化させ、それでいて毎回素晴らしい楽曲を作ってくるのはさすがです。プログレ由来のたっぷり時間を使った展開、構成も魅力。アルバムの発売は延期になってしまいましたが楽しみですね。 

 

 

THE NOVEMBERS「理解者」

プログラミングにyukihiroを迎えて制作されたこともありacid androidのような機械的なビートが印象的です。 この機械質なサウンドTHE NOVEMBERSのもともと持っていた攻撃性の要素とがっちりハマり、非常にかっこいい作品に仕上がっていますね。

 

 

Gezan「東京」

歌詞に大胆に世情の言葉を取り入れた本作はあくまで「今、聴かれる」ことを主眼にして作成されており潔く強度を感じます。 痛快なアジテーション

 

 

DIMLIM「MIST」

Djentから派生したインストゥルメンタル音楽の最先端を取り入れたようなサウンドにセンスを感じます。V系とメタルの融合は様式美やテクデスタイプはありましたが、この方向性まで踏み込むバンドはなかなかいなかったのでは。 

 

 

妖精帝國「Autoscopy」

前作から完全にヘヴィメタル的音像になった妖精帝國ですがさらにその方向性が推し進められた作品。メンバーを適材適所にアサインしなおし、ヴォーカルの表現力の幅も広げて楽曲としての強度をさらに上げていこうとする気概が感じられます。 

 

 

The Black Dahlia Murder「Verminous」

安定の出来ですがこの曲はとにかくサビのギターのメロディが素晴らしいですね。 

 

 

Azusa「Detach」

メシュガー方面からの影響は相変わらず強く感じますが、それだけに終わらない個性が素敵なバンド。今回も テクニカルで攻撃力のあるいい曲です。

 

 

Nightwish「Noise」

前作では20分を超える大曲も披露したナイトウィッシュ。フィンランドらしい抒情性のあるメロディとシンフォニックなアレンジは今回も聴くことができます。安心して聞いていられる貫禄の一曲。 

 

 

大槻ケンヂと絶望少女達「あれから」

かくしごと」 の企画で大槻ケンヂが「絶望少女達、できませんかね?」と発案したことから作成された新曲。ホームランを打ちたいところで確実に打ってくるオーケンはさすがとしか言えません。過去のシングル曲3曲のマテリアルを絡め、企画盤「かくれんぼか 鬼ごっこよ」の歌詞世界も参照したうえでの「あれからよりこれから」というメッセージには感涙です。

 

 

名取さな「PINK,ALL,PINK!」

Vtuber名取さなによる、3月7日にバースデーライブで初披露されるはずだった新曲。 

桃井はるこの作詞・作曲で名取さんと桃井さんの共鳴が感じられる素晴らしい出来でした。

 

 

Raat「Saudade」

 とてもさわやかなブラックメタル。クラシカルな進行でジャケットイメージ通りのサウンドです。クラシック好き、プログレ好きにも響くところがありそう。

 

 

特撮「オーバー・ザ・レインボー

緊急事態宣言直後くらいに発表された新曲。ということはこの騒ぎより前に作成していたはずなのですが、見事なまでに現在の世界を表現しており予言者かと思わせるほど。大槻ケンヂ筋肉少女帯では「バンドとして発言できることば」を書いているように思いますが、特撮では「大槻ケンヂ個人としてのことば」を書く割合が大きいように感じます。どちらも好きですが後者のほうがよりダークサイドに近い世界観のような気がしますね。 

 

 

波多野裕文「ある会員」

People In The BoxのVoによるソロ作。今までのソロ作と大まかな方向は同じで、少し引いた視点から社会を見つめるような世界観は癖になります。MVも素敵でしたね。 

 

 

GOATBED「瞬間的ポリフォニー 

瞬間的ポリフォニー

瞬間的ポリフォニー

  • アーティスト:GOATBED
  • 発売日: 2020/05/27
  • メディア: CD
 

最近のGOATBEDはより「歌モノ」っぽさを増している気がしますね。歌メロが強く、いろいろなアプローチのアレンジをしても揺るがない芯を感じます。 この3か月の中でも2回配信ライブを行うなど精力的に活動を模索しており、その意味でも心強いですね。

 

 

 XA-VAT「洒落た頭を垂れる髑髏」 

芸夢

芸夢

  • アーティスト:XA-VAT
  • 発売日: 2020/05/27
  • メディア: CD
 

XA-VAT楽曲の中でも特に攻撃力の高い楽曲ができましたね。 このCDの発売に伴うライブまでは私も現地に行けていました。もう3か月前か…。

 

 

 

 

GOATBED「GOATESCAPE @ MUSER 2020/6/5」

GOATBEDの配信ライブを観ました。
自粛期間に入ってからは4月にも1回やっているのでこれは2回目。どちらも予めスタジオなりライブハウスで撮影した映像を流す配信という方式でした。

 

■セットリスト
01.BALLET STROAK
02.ROSE & GUN
03.SONATINE
04.20th MOUSE
05.Poisonous red hair and melancholy fireworks
06.HELLBLAU
07.THE NIGHTSHIFT
08.JOHNNY RIDE
09.1205
10.DEAD ZEPP
11.HOLO GHOST
12.UNDERGROUNDERMUSIC
13.点として散らばって
14.TEMP
15.&C
16.COSMOCALL FILELD
17.Dreamon Dreamer
18.OPENING CEREMONY
19.D.O.G.M.A
20.deNUDE
21.DAMMEND THING IN THE RAIN

 

En.
22.瞬間的ポリフォニー

 

ビート感の強い前半からエモーショナルな歌メロの後半といった感じでグラデーションがあり、静かに盛り上がっていくようなスケールの大きな構成が感じられるセットリストでした。

 

特に心をうたれたのは「DEAD ZEPP~Holo Ghost」での攻撃的なかっこよさからの「UNDERGROUNDERMUSIC~点として散らばって~TEMP」というメロディアスな流れのすばらしさ。中でも「点として散らばって」は生歌らしく歌詞がダイレクトに響いてきて印象的でした。

アンコールは最新曲の「瞬間的ポリフォニー」。スタイリッシュでスマートな心地よいライブでした。

 

今回の配信ではアーカイブ機能がなかったので、回線の調子とかで一瞬見られなかったりすると見直しができないのは少し残念でしたね。[2020/06/16 その後アーカイブ対応されました。感謝…]画質、音質はとてもよかったです。

バックドロップシンデレラ「新米美容師とオンラインウンザを踊る〜伝説のハーフバック編〜 @ ツイキャス 2020/5/31」

バックドロップシンデレラが5/31に開催した配信ライブを観ました。

 

■セットリスト
01.およげたいやきくん
02.歌わなきゃジャクソン
03.台湾フォーチュン
04.はたらくくるま
05.COOLです
06.バイトやめよ
07.祝え! 快速が来るので
08.市長復活〜さいたま市ヨリ与野市を解放セヨ〜
09.フェスだして
10.バズらせない天才
11.楽園でウンザウンザを踊る
12.東京オリンピック
13.日本一のあの富士山に登りました
14.祝え! 朝が来るまで
15.サンタマリアに乗って
16.本気でウンザウンザを踊る
17.月あかりウンザウンザを踊る
18.さらば青春のパンク

 

En.
19.新米美容師の彼女
20.池袋でウンザウンザを踊る

 

タイムラグをものともせず視聴者とコールアンドレスポンスを試みいつも通りの熱い演奏で盛り上げていくよいライブでした。

まず驚いたのがサウンドのよさ。非常にクリアな音質で視聴することができ、DVD化された製品を見ているかのようなクオリティの満足感を得ることができました。

 

セットリストも攻撃力が高い曲が立て続けに並んだ強力なものでこの公演にかける思いが伝わってきますね。
「フェスだして」などで行ったコールアンドレスポンスやオンライン合唱はアーカイブで見るとやはり多少長い感がありますが面白い取り組みだったと思います。

 

そして自宅という落ち着いた環境で観てあらためて感じるのは演奏やサウンドの完成されっぷり。いままでの楽曲の歌詞などからもうかがえるようにクラシックなロックからヘヴィメタル、スカ、サイコビリーといったメンバーの多様なインプットが安定した演奏技術でウンザウンザナイズされているのは非常に爽快です。

 

もっともっと聴かれてほしいバンド。これからも応援してます。

清春「THE TEST 2日目 @ 2020/5/28 @ Zaiko」

清春さんの配信ライブ2daysのうち2日目を観ました。

 

■セットリスト
01.光
02.GENTLE DARKNESS
03.カーネーション
04.And I can't feel nothing
05.影絵
06.すれちがい
07.2月
08.ALICE
09.MESSIAH
10.空白ノ世界
11.アロン

 

アコースティックな編成でライブとレコーディングの中間というつくり。配信しながら録音を行い、録音したものを後からDL配信するという試みでした。

 

観ていて感じたのはこのライブ(もしくは公開レコーディングのほうがニュアンスが近いかもしれません)の特異性。レコーディングの性質上、出る音にフォーカスした没入したような歌い方でもあり、同時に配信で観られていることも意識したパフォーマンス要素もありというところで、その混ぜ具合が絶妙でした。

 

前半での清春さんは上記の2要素があるなと感じられましたが後半に熱を帯びてくるとこれが混然一体となって区別なく迫ってきてかなりリアルな感触を得ることができました。

 

演奏後にはインタビューもあり、どういった考えでの企画だったかなども聴けて面白かったです。既存のものだけでなく新しい形式を模索したいという意図が感じられとても頼もしかったです。今後も楽しみです。

 

ここ数年で観た映画の話とか

ここ数年は映画をわりと観に行っていたんですが、全然どこにも記録を残してないことに気づいたので印象に残った作品を記載しておくことにします。

 

・GODZLLAアニメ三部作(2018/11鑑賞) 

GODZILLA 星を喰う者

GODZILLA 星を喰う者

  • 発売日: 2020/01/15
  • メディア: Prime Video
 

 SF!って感じですね。第1部、第2部と物語的には順当に進んできてからの第3部での目まぐるしい展開はなかなか強烈でした。

 

ボヘミアン・ラプソディ(2018/11鑑賞) 

ボヘミアン・ラプソディ (字幕版)

ボヘミアン・ラプソディ (字幕版)

  • 発売日: 2019/04/17
  • メディア: Prime Video
 

 そこまで通っていなかったQueenの名曲たちを知るきっかけになったという意味でも非常によかったです。やはり終盤のライブシーンは素敵でしたね。

 

・来る(2018/12鑑賞) 

来る DVD通常版

来る DVD通常版

  • 発売日: 2019/07/03
  • メディア: DVD
 

 柴田理恵がめちゃくちゃカッコいい映画。和風ホラー要素と大暴れ的な要素がうまいこと配置されていて、謎の爽快感があります。もう一回観たいな、配信こないかな…。

 

・翔んで埼玉(2019/03鑑賞) 

翔んで埼玉

翔んで埼玉

  • 発売日: 2019/09/11
  • メディア: Prime Video
 

 魔夜峰央さんの未完の漫画の映画化。原作の勢いを活かしつつさらにドタバタでトンデモな方向に展開していったなという感じ。小ネタも多く楽しめました。

 

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019/05鑑賞) 

アベンジャーズ/エンドゲーム(字幕版)

アベンジャーズ/エンドゲーム(字幕版)

  • 発売日: 2019/09/04
  • メディア: Prime Video
 

 アベンジャーズなんも知らないのに観に行きました。なんだかわからないけどヒーローらしき人達が結集して戦っている!という第一印象でしたが、これの後にアマプラで観たアイアンマン1のラストではこれか…!とゾクゾクきました。

 

フレームアームズ・ガール(2019/06鑑賞) 

 われらがコトブキヤのプラモデルシリーズから派生したアニメの劇場版。TV版の総集編にキャラがコメンタリーをつけるという手法で、そうきたかと思いました。TV版も好きなのでこの形でもそこまで不満はないのですが、さすがに何度も観たシーンばかりでは…という気持ちもあり。新曲のシーンは最高でここのために見てほしいくらい。

 

海獣の子供(2019/06鑑賞) 

海獣の子供

海獣の子供

  • 発売日: 2020/01/29
  • メディア: Prime Video
 

 同名の漫画の映画化。とにかく色彩が印象的で美しい作品でした。なかなか精神的な展開があったりと完全に理解できたかというとそうではない気がするのですが、全体を通して一枚の絵として鑑賞したような、大きなものを観た感触が後味として残りました。

 

・ジョーカー(2019/10鑑賞) 

ジョーカー(字幕版)

ジョーカー(字幕版)

  • 発売日: 2019/12/06
  • メディア: Prime Video
 

 これも非常に話題になっていましたが、共感性羞恥がそこそこきつかったですね。とはいえ悪役が悪役になった理由というところでカタルシスを得られるように作られており、ガス抜きになるような作品だったと思います。

 

・IT THE END(2019/11鑑賞) 

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(字幕版)
 

 ITの後編。前編では子供時代のストーリーだったため友情や恋といった要素が強かったように思いますが、大人時代である後編は各キャラクターの人間としての成長と戦いが描かれており、より面白く観ることができました。

 

・ドクター・スリープ(2019/11鑑賞) 

ドクター・スリープ(字幕版)

ドクター・スリープ(字幕版)

  • 発売日: 2020/03/11
  • メディア: Prime Video
 

 シャイニングの続編。シャイニングという超能力要素にあらためてフォーカスしなおしつつも、シャイニング(映画)の要素もふんだんに取り入れてあり面白かったです。純粋なホラーかというと違うのですが、成長と継承を感じることができるよい作品でした。

 

スターウォーズ Ep9(2019/12鑑賞) 

 今回の3部作もついに完結。Ep7からEp8での展開でどうケリをつけるのかと思いましたがどうにか綺麗に落としたかなという印象。とはいえ綺麗でなくても振り切った作品が観たかった気持ちもあり少し複雑でした。ローグワンを観ます。

 

・へヴィ・トリップ(2020/01鑑賞) 

 オリジナル曲が1曲しかないメタルバンドが馬鹿にされながらフェス出場を目指すという、あらすじからも伝わるようなギャグ主体映画。とはいえメタルに対する小ネタの入れ込みはかなりのもので、メタラーにも納得の出来。もう一度観たい映画のひとつ。

 

・1917(2020/02鑑賞) 

1917 (Original Motion Picture Soundtrack)

1917 (Original Motion Picture Soundtrack)

  • 発売日: 2019/12/20
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 戦場をかけめぐる伝令をワンカットで描いた作品。本当にワンカットなのか…?と思うほど自然で迫力のある映像だけでなく、戦争モノとしてのドラマも濃密。後半の歌のシーンなどはしんみりとしてしまいました。

 

・ミッドサマー(2020/02鑑賞) 

Midsommar [Blu-ray]

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  • 発売日: 2019/10/08
  • メディア: Blu-ray
 

 かなり前から楽しみにしていた作品。そして期待通りのすばらしさでした。ホラー映画というくくりではありますが9割のシーンは明るい昼間。主人公の誰に感情移入するかで受ける印象が大きく異なると思いますが、これをセラピー映画とする人がいるのも理解はできます。映画を見ているのに謎の浮遊感が漂う体験はなかなか強烈。

 

・Fukushima50(2020/03鑑賞) 

Fukushima 50

Fukushima 50

  • メディア: Prime Video
 

 福島第一原子力発電所での出来事を描いたもの。さすがに様々、誇張しすぎ、お涙頂戴にもっていきすぎなのでは?と思う箇所はありましたが、全体的に当時の空気感や現場での緊迫感などが大迫力で描き出されており、よい映画だったと思います。

最近読んだ本の話とか

4月頭あたりに「時間あるからブログでも書くか」と思い立ったはいいんですけど、吹奏楽の記事を書いたっきり全然更新できてないですね。やっぱり急に変わろうとしたって無理があるんですよきっと。

 

最近読んだ漫画とか本について書いてみますね。

 

銀河英雄伝説」(藤崎竜) 

 「封神演義」「屍鬼」「かくりよものがたり」も好きでしたが今回も凄い。封神演義と同様、歴史にいついて語りつつも藤崎イズムが存分に注入されていて夢中になって読んでいます。原作は未読ですがどこかで読まねば…。

 

「あの人の胃には僕が足りない」(チョモラン) 

 魔王マグロナさんとのコラボ放送でなるほど、面白い!と思って読み始めました。かわいらしいキャラクターとホラーな描写の落差がゾクゾクきますね。

 

「ブレイズ・ソー・エッジ」(吐兎モノロブ) 

ブレイズ・ソー・エッジ 1 (ヤングキングコミックス)
 

 濃厚な設定とかっこいいバトル。そして主人公たちの関係性。さまざまな不穏な要素が見え隠れしてきたところで終了にはなってしまいましたが、終わり方が非常に美しく素敵でした。次回作も楽しみにしています。

 

「ハーモニー」(伊藤計劃) 

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

 

 読んでおきたいなと思ったので。物語のおもしろさもさることながら、冒頭の表記やその意味などが氷解していく感じがかなり好みでした。映画化もされていたので観ましたが、そちらはその冒頭/最後が私とは解釈違いでしたね…。

 

「のんベレケ。」(nonco) 

ようかい居酒屋 のんべれケ。(1) (KCデラックス)

ようかい居酒屋 のんべれケ。(1) (KCデラックス)

  • 作者:nonco
  • 発売日: 2019/08/09
  • メディア: コミック
 

 艦これの同人でよく読んでいたnoncoさんのオリジナル作品。圧倒的な画力とギャグ力が爆発していて毎回楽しみにしています。

 

「俺たちの日常は始まったばかりだ」(氷川へきる) 

 「ぱにぽに」「キャンディポップナイトメア」なども好きで読んでました。今回もゆるゆるとした日常に氷川先生イズムのギャグが挟まれていく感じで楽しいですね。

 

鬼滅の刃」(吾峠呼世晴) 

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 どうやらすごいらしい…と聞いて読み始めたら一気に全巻買ってしまいました。鬼側に寄り添いつつも話を進めていくのが面白いですね。

 

みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」(日経コンピュータ) 

 ITにかかわるものとして読んでおきたいと思ったので。大規模システムの刷新にあたってのハマるポイントであったり学びが非常にありました。

 

課長バカ一代」(野中英次) 

 昔から好きだったんですが電子版が出たので。会社の描写はさすがに時代を感じますがギャグとしての切れ味は今でもとても楽しめます。

 

「大奥」(よしながふみ) 

大奥 1 (ジェッツコミックス)

大奥 1 (ジェッツコミックス)

 

 江戸時代のあるときから「高い確率で男性が死ぬ」病気が流行し、女性が男性に代わって政治の中心を担うようになったら…という作品で、なおかつ歴史通りに進行するというものすごい設定の作品。歴史の授業で知っている名前がどんどん出てくるのに授業とは違った形で脳内で魂が入れられていく不思議な感覚が味わえます。

 

「レッド」山本直樹) 

 連合赤軍あさま山荘事件までを描いた作品。当事者たちの証言をもとに詳細に書かれておりとても考えさせられます。こういう過去の事例とかに学ぶことは学んでいかなければなと思いますね。

 

メイドインアビス」(つくしあきひと) 

 映画が話題になっていたので読み始めたらぐいぐい読んでしまいました。映画はまだ観れていません。観たい…。特に最新巻まわりの話が印象的で、環境に適応しようとする人たちとその結果…というところは面白かったです。

 

ど根性ガエルの娘」(大月悠祐子) 

 エッセイとか自伝的な内容かなと読み始めたらそれどころではなく、自分の周りのことを描くことにより最終的にはその自分の周りへ影響をおよぼし、人生を変えていくという凄まじい作品でした。人間関係を見つめなおしたくなる作品。

 

バーナード嬢曰く。」(施川ユウキ) 

バーナード嬢曰く。: 1 (REXコミックス)

バーナード嬢曰く。: 1 (REXコミックス)

 

 読書好きっぽくなりたい主人公が読書好きの友人に囲まれていろいろな本を読んでいく作品ですが「あ、これタイトルだけは知ってるけど読んでない!」という作品が多数取り上げられており、ポチる後押しになりました。