clammbon「『2020』 20201002」

クラムボンの配信ライブを観た。

 

■セットリスト

01.タイムライン

02.サラウンド

03.はなれ ばなれ

04.ウイスキーが、お好きでしょ

05.ミラーボール

06.恋わずらい

07.君は僕のもの

08.便箋歌

09.Re-雨

10.ララバイ サラバイ

11.Long Song

12.yet

13.KANADE Dance

14.波よせて

15.シカゴ

16.Lush Life!

17.夜見人知らず

18.Bass,Bass,Bass

19.Slight Slight

20.あかり from HERE

 

クラムボンの今年の初ワンマンとなるライブ。モメントシリーズの中でも印象的な「タイムライン」で噛みしめるように幕開け、定番の「サラウンド」で一気に空気感をもっていくあたりはさすが。ウイスキーではブレイクに入るタイミングを間違えひとこまも。MCも演奏もライブの喜びにあふれており、楽曲のスタイルによらず全体的に多幸感にあふれたステージだった。

 

配信ライブならではの取り組みということで、のちのMCでも触れていたが「恋わずらい」「君は僕のもの」「便箋歌」といった近いテンポ感の曲を続けざまに披露してみたり、「雨」〜「ララバイ」〜「Long song」といった即興的で長尺の曲を続けてみたりという工夫の凝らされたセットリストだった。特に後者の長尺パートは物凄い集中力で、このバンドのアンサンブル力をあらためて思い知らされた。

 

アンコールでは自粛期間中にリリースされた新曲「夜見人知らず」が披露され、続く「Bass,Bass,Bass」では全員がステージを降りてパーティーを始めるパフォーマンス。シリアスな本編からシームレスにこうしたおちゃらけた遊びに入っても違和感がないのはこのバンドのキャラクターの強みだ。最後の「あかり from HERE」まで暖かさにあふれたよいライブだった。クラムボンのライブは映像ソフトや配信でしか見たことがないが、次は現地で見てみたいと強く思わされた。