艦隊これくしょん「佐世保鎮守府開庁130周年記念『ちんじゅふ。』2019 in 佐世保鎮守府 Special Opening Live @ アルカス佐世保」

艦これのイベントのために佐世保遠征してきました!

 

主軸としては記事タイトルのライブ(9/13~14)と太鼓演奏(9/15~16)なのですが、他にも佐世保をめぐるスタンプラリーや約30店舗の飲食店とのコラボなど、かなり大規模なイベントでした。

 

私は前半のライブチケットがとれたのでその日程を主軸に2泊3日してきました。まずは全体の感想を。ライブ感想はまとめて最後に。

 

□9/13

 まずは陸路で佐世保入り。博多まで新幹線で行った後に高速バスで福岡から佐世保まで。13時過ぎに佐世保市民ホール(旧佐世保鎮守府凱旋記念館)に着きました。その時点でそこそこ人は並んでおり、まずはたい焼き屋で1時間弱。焼きあがるのにそこそこ時間がかかるため、列の長さの見た目以上に時間がかかっていました。クロワッサン風のサクサク生地を使ったたい焼きで、私はカスタード味を食べましたがとてもおいしかったです。たい焼きの周りの四角い枠まで含めて食べることができ、満足感もありました。

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 そのあとは物販列へ。この日はかなり天気がよかったこともあって日差しがめちゃくちゃキツかったです。合計3時間くらいは並んだと思いますが欲しかったものはおおむね購入でき満足でした。ここでスタンプラリー台紙も入手。本当ならここで佐世保バーガーでも行きたかったところですが、もうライブまで時間が迫っていたためスタンプラリーを優先して6か所ほど回った後にアルカス佐世保に向かいました。終演後は長崎に宿をとっていたので高速バスで長崎まで。移動で疲れ切っていたのでココイチでサクッと食べて就寝。

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□9/14

 長崎⇒佐世保の始発の高速バスに乗って佐世保へ。この日の目当ては島瀬公園のコラボバス貯金箱。8時半くらいに公演に着いたときにはすでに公園内でぐるっと待機列ができていました。運営の方からの「販売開始を1時間前倒し、限数も1つに設定」とのアナウンスがあり拍手。実際に9時過ぎから物販が始まりましたが、ものが1種類しかないこともあってものすごい速さで物販列が溶けていっていました。物販後は公園内で西海学園高校吹奏楽部の演奏を聴きました。小編成ながらトランペット、アルトサックス、パーカッションの子たちをはじめいい演奏でした。艦これの海色も演奏。

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 物販はこの時点でやり切ったので、スタンプラリーの続きをしに行きました。楽しみにしていた鯨瀬埠頭はとても眺めもよく、また来たいなと思いましたね。

 

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 スタンプラリーを無事に終えてからは海上自衛隊佐世保資料館(セイルタワー)へ。ここはとても面白かったです。7階建てで、まずは一番上にのぼってから降りてくるに従い、昔⇒現在の歴史を振り返ることができる構成になっていました。各展示もとても詳しく充実しており、これだけでも数日ないと見切れないな、という感じ。ここも是非また来たいですね。セイルタワーの後はライブの昼公演へ。

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 昼公演の後は少し時間があったのでご飯に。イタリアンレストランのレガーレというお店でレモンステーキをいただきました。薄いステーキにレモン風味のソースをかけていただく料理で、レモンのさわやかさがとても心地よくおいしかったです。アーケード内のBigmanさんで佐世保バーガーもいただきました。

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 夜公演のあとは港まわりをうろうろしながら遠征音頭大会に参加。多用途支援艦あまくさが泊まっていました。遠征音頭後は長崎に戻ってらーめん柊の本店で担々麺をいただきました。

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 以上が今回の佐世保遠征のあらましでした。ここからはライブ内容について。3回とも見ましたがまとめて書きます。

 

■特別映像上映
01.アニメ予告映像
02.アーケード予告映像
03.シズメシズメ(龍玄とし)
04.提督との絆(龍玄とし)

 

まずは特別映像。アニメ新作の予告とアーケード予告も面白かったですがやはり武道館ライブの録画2曲がよかったですね。ちょうど仕事のヤマが年始にあったので行けなかったため、こうして映像で見ることができたのはとても嬉しかったです。ToshIの持ち味である澄んだ高音が生きていたのはやはり「提督との絆」で、アレンジも相まってEndless Rainっぽさがありましたね。

 

■セットリスト(1MYB)
01.ロマンスの神様(広瀬香美)
02.Groovy!(広瀬香美)
03.モドレナイノ(広瀬香美)
04.渚を越えて(広瀬香美)
05.強襲!空母機動部隊(Instrumental)
06.華の二水戦(山田悠季)
07.鎮守府の朝(宮川若菜タニベユミ)
08.佐世保の時雨(タニベユミ)
09.秋の鎮守府(Instrumental)
10.泡沫のシャングリア(Instrumental)
11.ゲレンデがとけるほど恋したい(広瀬香美)
12.提督との絆(広瀬香美)

 

En.
13.月夜海(広瀬香美)

 

 冒頭から広瀬香美さんが登場して「ロマンスの神様」。これは最高のスタートでしたね。1日目からコーラス部分での観客の反応も最高で、広瀬さんも想定外のウェルカムムードに嬉しそうでしたね。(この後、3回目にはもうコールアンドレスポンスが完成に至ってました)
 広瀬さんもノッてきたようで、2日目は「冬の深海からやってきました、冬の女王こと広瀬香美でございます!」とニコニコの自己紹介になってました。


 広瀬さんの歌を生で聴くのは初めてでしたが(むしろ私にはヒウィッヒヒー時代の記憶が強い)、高音でのハリやメロディの崩しかたのおしゃれさなど、とても楽しく聴くことができました。艦これ楽曲もバンドアレンジされておりかなりハードロック色が強い方向でしたが、ハードな演奏の上に乗る広瀬さんの歌のかっこいいこと。広瀬さんメタル歌っても最高そうだな…と思わされました。特に3回目の「渚を越えて」は筆舌に尽くしがたいほど素晴らしい出来でしたね。

 

 バンド1MYB(第一音楽遊撃部隊)も素晴らしかったですね。キレのいいカッティングからメタリックな速弾きまでこなすギター、ボトムを支えつつステージングで全体を盛り上げ、スラップでキメもつくるベース、多彩な楽曲の雰囲気付けに貢献するキーボード、抜けの良い音のパワフルなプレイから繊細な味付けまでこなすドラムと期待していた以上のゴリゴリのサウンドで興奮しました。インストでの「強襲!空母機動部隊」でドラムのタム回しからの疾走フレーズが最高。

 

 華の二水戦では山田さんによる歌唱。1回目、3回目は矢矧、2回目は阿賀野でした。歌も伸びがあってとてもよかったですし、ダンサーさんの阿賀野姉妹とも息があった振り付けでキレイでした。鎮守府の朝は宮川さんとタニベさんによる歌唱。朝潮と時雨コンビですが曲中の掛け合いでは「朝潮→白露→大潮→時雨」(一番艦同士、二番艦同士絡み)、「朝潮村雨→荒潮→時雨」「朝潮→夕立→満潮→時雨」という濃さ。メインは宮川さんでタニベさんはコーラスをしていましたが、回を重ねるごとにハモリがどんどんうまくなっていっていたのもよかったです。

 

 まさかの新曲「佐世保の時雨」ではタニベさん歌唱。疾走感のあるロックな曲で、哀しみを受け入れつつも未来に向かってしっかりとした覚悟を持って踏み出す時雨が表現されており、素晴らしかったです。艦娘想歌とかで発売してくれるのかな…?

 

 阿賀野型、金剛型のダンサーによるシンクロした踊りを堪能できた「秋の鎮守府」(霧島さんがキビキビした動き、榛名さんがやわらかい動きになっていたの、完全に解釈一致でよかったです)の後はバンドのみで「泡沫のシャングリア」。ギターの速弾きがある非常にメタル的楽曲ですが見事な演奏で、こちらも回数を重ねるごとにメンバー間でのやりとりが増えていて楽しかったですね。ギターソロ部分でギターとベースが背中合わせに弾く様子などは綺麗でした。

 

 最後は広瀬さんパートで、「提督との絆」で本編終了。アンコールは「月夜海」でした。これらのしっとりした楽曲では広瀬さんの歌唱力が存分に発揮され、細やかな表情づけや盛り上げかたなど、とてもきれいで感動的でした。

 

全体を通してとても楽しいイベントでした。特にライブは本当に良かったのでソフト化を期待してしまいます。バンドのみなさんも魅せるプレイで素晴らしかったので今後もこのメンバーでの活動をしてほしいなと思ってしまいますね…!呉鎮守府も130周年とのことでこんどはそちらでもコラボがありそうなにおわせがありましたが、佐世保もまた来たいので是非定期的にやってほしいですね!

cali≠gari,acid android「8/37 A pool without water “It always seems impossible until it’s done” @ LIQUIDROOM」

 カリガリwith上領亘さんを観てきました!

 

acid android
01.intertwine
02.daze
03.ashes
04.roses
05.chill
06.swallowtail
07.let's dance
08.violent parade
09.violator

 

acid androidは初めて見ました。
ラルクのドラマーであるyukihiroさんのソロプロジェクトで、サポートはギターにTHE NOVEMBERSの小林祐介さん、ドラムにPeople In The Box山口大吾さんという布陣。NOVEMBERSもPeopleも聴いている私としてはたまらないものがありました。

 

特にPeopleが大好きなこともあってほぼ大吾さんのドラムを観ていましたが、持ち味である抜けのいいショットと細やかなゴーストはここでも健在で、とても気持ちよかったです。ミドルテンポの楽曲が多くじわじわと盛り上げる構成で、let's danceあたりからクライマックスで一気にはじける印象でした。violent paradeのテンポチェンジ部分などカッコいい箇所も多くゾクゾクしながら聴けました。

 

cali≠gari with 上領亘
01.動くな!死ね!甦れ!
02.トカゲのロミオ
03.-踏-
04.暗中浪漫
05.とある仮想と
06.禁色
07.天国で待ってる
08.マシンガンララバイ
09.わるいやつら
10.淫美まるでカオスな
11.この雨に撃たれて
12.セックスと嘘
13.いつか花は咲くだろう

 

En.
14.IDENTITY CRISIS(グラスバレー カバー)with yukihiro

 

上領亘さんはGRASS VALLEYSOFT BALLETなどそうそうたるバンドを渡り歩いてきた方で、その正確かつパワフルなドラムはSOFT BALLETの過去映像などでも知っていたのですが、近年はカリガリのアルバムにも参加してくださっていて、アルバム「12」の頃から、生で見たいなあ…無理だろうけど…と思っていました。今回ついに観ることができて感無量です。

 

セットリストは今までのカリガリ作品に上領さんが参加した楽曲を主軸にしたもの。まずは動くな!死ね!甦れ!でジワジワと開始したのですが、もともとSOFT BALLET系統のイメージのある曲だけに納得感のあるサウンドになっていました。そしてまさかの「トカゲのロミオ」。これにはぶっ飛ばされました。もともと比較的単純なビートの上で展開していく系の楽曲でしたが、リズムのとらえ方からアレンジが入っており、目まぐるしく風景が入れ替わるカラフルな楽曲に変貌。この時点で「感無量」とかの感情は彼方に吹っ飛び、ただただステージ上で繰り広げられる予測不能の展開にあっけにとられていました。「とある仮想と」での前半の打ち込みとの絡みは熟練の技を感じさせ、後半への盛り上がりもすばらしく感動したあとは「0」バージョンでの禁色。メインリフの裏で鳴るタム回しを実際に観ることができて感動しました。青さんのギターも気合入ってましたね。

 

MCで緊張していると言っていた通り、確かにここまでの演奏は素晴らしかったもののちょっと硬かったかな、とは思っていましたが、喋ったことで少しほぐれたのか、MC明けからの演奏はさらに絶品になっていました。「わるいやつら」でのめちゃくちゃ手数が多いフィルの部分はどうやっているんだろう?と思っていたので凝視していましたが、凝視してもわからないものはわからないということがわかりました(?)。すさまじかった…。「淫美まるでカオスな」は森岡賢さん追悼ライブでも披露されましたが、さらにドラムの自由度が増していたように思え、最後の疾走するビートに行く前でのドラムパターンがかなり派手になっていました。カリガリの曲は表拍を休んで裏にアクセントを持ってくる仕掛けが結構あるのですが(特に石井さん楽曲)、このタイプのフレーズでの上領さんの光りっぷりがものすごくて、非常にタイトに、流れに沿いつつもインパクトを追加して、なおかつノールックでシンバルを決めていく様子は本当にほれぼれしました。

 

新曲のサブスク配信が思っていたより好調のようで、CDも買いなさい!とのお叱りのあと(ぼくはCD買ったうえでサブスクで聴いていますよ!)に「この雨に撃たれて」が演奏され、続いて「セックスと嘘」「いつか花は咲くだろう」で本編終了となりました。上領さんにばかり目がいってしまいましたがこの日はカリガリメンバーも全員調子がよく、かつてなく楽しそうに歌う石井さんやドラムと絡みに行く村井さん(天国で待ってるの間奏などは格別!)、いつか花は咲くだろうでの青さんのギターソロなど、見所も多かったです。

 

アンコールではyukihiroさんが参加してグラスバレーのカバー。全員が楽しそうに演奏しており、本当に夢のような時間でした。

 

期待していた以上のものすごいものを観ることができたなという感じです。難しいだろうとは思いますが、これは何かしらの形でソフト化して形に残してほしいですね…。お願いします…ほんと…。

 

「Evoken Fest 2019 Extra @ 吉祥寺SEATA」

EVPのメタルフェスに行ってきました!
トワイライトフォースやノクターナルライツを観させてくれたこのフェスもいったん休止とのことですが、今回も充実したラインナップでした。

 

■Allegiance Reign

オープニングアクトは日本のAllegiance Reign。武士の衣装を身にまとい直球のパワーメタルを聴かせてくれるバンドです。見るのは2回目ですが演奏も安定しており、VoのYAMA-Bタイプの勇壮な声はなかなか心地よいですね。

 

■Epidemia

続くはロシアのバンド。根強いファンがいるらしく熱狂している観客がちらほら。演奏は非常にクオリティが高く、甘い声質のVoも魅力的。チャイコフスキーの国だなというのを感じさせるメロディアスさは日本人にも受けそうだなと感じました。「Пройди свой путь」っていう曲がよかったです。(なんて読むんだろ…?)

 

■Manticora

デンマークのバンド。プログレッシブ色が強め。スラッシーなザクザクギターが心地よかったです。曲は複雑に展開しつつも決め所はしっかりしており飽きさせないつくりでかなり好きでした。ドラムの技術がすさまじく、パターンや拍子が変化しつつツーバス踏みっぱなしで疾走していく様は圧巻でした。Voは終始面白い動きをしており、特に途中の決めフレーズでドラムの横で決めフレーズをたたいてブレイクしたりという瞬間はかっこよかったですね。

 

■NorthTale

スウェーデンのバンド。元トワイライトフォースのクリスティアンがVoです。トワフォ脱退はショックだったのでこちらとしても応援したいバンド。正統派パワーメタルという感じで、疾走曲が気持ちよかったですね。クリスティアンはトワフォのときよりものびのびと歌っているように見え、結果的にはよかったのかなと思うことができました。Shape Your Realityは特に印象的でした。

 

■Bloodbound

スウェーデンのバンド。荘厳な雰囲気もあるパワーメタル。Voが仮面をかぶり鬼のような見た目にしているのが印象的で、コンセプチュアルな雰囲気を感じさせられました。このへんでかなり疲れがきていたのでガッツリは見られていませんが、最後のNosferatuでは悪魔らしきものが出てきて儀式のシーンもありました。

 

■Derdian

イタリアのバンド。この日のトリです。Evoken Festの1回目から毎年参加しているバンドですね。1回目での日本で好感触を得て新アルバムをつくり、再度来日し…と、Evoken Festをきっかけに活動が活性化した日本にとっても大切なバンドです。歌謡曲かと思うようなクサすぎるメロディは悶絶もの。この日はトリということもあり長尺のセットリストでたっぷり楽しめました。相変わらず演奏はやや不安定でしたが、メロディのクサさとVoのアイヴァンの熱唱がすべてをもっていきましたね。アイヴァンのハイトーンはさらに磨きがかかっており、ルッピを想起させるようなシャウトを聴かせてくれるシーンもありました。マルコのキーボードがトラブル(おそらくトランスポーズ関連だと思ったのですが、なおったあとも響きが濁っていたりしたのでギターのチューニングも微妙だったっぽい…)だったりしましたが、Mafiaの熱演やNever Bornの盛り上がり、Eternal Lightのクサさなど存分に堪能できました。

 

今年も楽しいフェスでした。EpidemiaとManticoraはノーマークだったのですがかなり良かったので漁ってみようと思います。

特撮「夏のデビル~スリーストーリーズ発売記念LIVE ! @ LIQUIDROOM」

特撮のライブを見てきました。

 

■セットリスト
01.オム・ライズ
02.アングラピープル サマー ホリディ
03.夏のデビル
04.くちびるはUFO
05.荒井田メルの上昇
06.音の中へ
07.人間蒸発
08.テレパシー
09.メグマレ
10.富津へ
11.綿いっぱいの愛を!
12.シネマタイズ(映画化)
13.バーバレラ
14.5年後の世界

 

En.
15.ピルグリム(放浪者)
16.ケテルビー

 

「オム・ライズ」はやはり鉄板で、ヘヴィなリフとエモーショナルなサビの対比が楽しいですね。この日はCD「スリーストーリーズ」の発売日でもあり、まずは「夏のデビル」が披露されました。NARASAKIらしいサンバ要素を含んだ楽曲で、同じビートの中でうつろいゆくサウンドが素敵でした。

 

くちびるはUFOは音源ではそこまでピンと来ていなかった曲ですが、ライブで聴くたびに好きになってきました。最後の「ここほれワン」に入るときのカタルシスが素晴らしいですね。そのあとは前作の楽曲を連続で披露。特に「人間蒸発」での切れ味は素晴らしく、RIKIJIさんのベースもめちゃくちゃかっこよかったです。

 

ザクザクしたギターの刻みが心地よい「テレパシー」も最高。COTDのライブにも行っていましたが、NARASAKIさんの刻みを堪能するなら特撮が一番ですね。これまた新曲の「メグマレ」も名曲。近年のオーケンの歌詞の中でも特に好きです。

 

この日の特撮は今までよりさらに演奏のタイトさに磨きがかかっていたように思いました。パワフルなドラム、ベースが楔のようにビートを刻み、ピアノとギターが絶妙なタイム感でサウンドを演出。「バーバレラ」ではそれがハッキリ感じられ、いつまでも聴いていたいと思わせられました。


「綿いっぱいの愛を!」ではVoが早く出てしまい、ブレイクをはさんで2番に入ってもなお早くあり続けて仕切りなおすというアクシデントもありましたが…。

 

最後は「ケテルビー」でのシンガロングで終演。今回もとても楽しいライブでした。やはり特撮はサウンドの魅力がものすごい。また聴きに行きたいですね。

 

 

花譜「不可解 @ LIQUIDROOM」

バーチャルシンガーの花譜さんのライブを見てきました。
CFはチケット無しのものだったのでライブビューイングにて参加。
現地はLIQUIDROOMですが私は新宿のバルト9で観測しました。

 

■セットリスト
 ~少女降臨~
01.糸
02.忘れてしまえ
03.雛鳥
04.心臓と絡繰
05.エリカ(新曲)
06.未確認少女進行形(新曲)
07.うつくしいひと(リーガルリリーカバー)
08.五月雨(崎山蒼志カバー)
09.死神(大森靖子カバー)
10.祭壇(新曲)
11.魔女
12.quiz(新曲)(Guiano Remix)
13.夜が降り止む前に(大沼パセリ Remix)
14.夜行バスにて(新曲)
15.過去を喰らう

 

En.1
 ~御伽噺~
16.神様(東京ゲゲゲイカバー)
17.命に嫌われている -Prayer ver.-(カンザキイオリカバー)

 

En.2
 ~誕生星鴉~
18.不可解(新曲)
19.そして花になる(新曲)

 

完璧なファーストワンマンだったと思います。
開演前は様々なVtuberからのお祝いコメント動画が上映され、花譜さんのつながりを感じました。
特に名取さなのコメントが上映された瞬間に驚いて息を呑む音が聞こえてきたりしたのは静かな映画館ならではという感じで楽しかったですね。
ミライアカリさんのコメントが花譜さんのこれまでに触れつつのものでイントロダクションとしてもかなり助かりました。

 

ライブが始まるとまずは短い詩の朗読。そして生バンドの演奏によりオリジナル曲が演奏されていきました。
ステージの後ろのスクリーンに加え、ステージ前方に薄い幕がはられており、中央に花譜さんが映し出されるだけでなく画面全体を使って映像や歌詞が映し出されるという非常に視覚的なライブが展開されました。

 

心臓と絡繰が終わると新曲が2連続で披露されました。しっとりしたエリカとポップな未確認少女進行形。もともと歌ってみたで多彩な楽曲を聴かせてくれていましたが、高音の安定感や表現力など、さらにうまくなっている…と震えました。カバーパートではアコギ一本を伴奏にした五月雨や、語りと歌を行きかう死神に圧倒されました。微妙なニュアンスや感情の込め方がとても丁寧で惹き込まれましたね。

 

さらに新曲「祭壇」のときは周りからも「え!?新曲多くない!?」というざわめきが聞こえてきましたね。この曲では「魔女」の伴奏の印象的なフレーズが楽曲の芯になっており、あきらかに関連性を感じさせられました。これは次、絶対に来るな…と思っていたらやはりそのままattaccaで来た「魔女」。非常に興奮しましたね。
さらに新曲を挟みながら進行し「過去を喰らう」でいったん本編終了。

 

アンコールでは「御伽噺」と題された動画パート。東京ゲゲゲイのカバーの次は誰もが期待していたであろう「命に嫌われている」のカバー。ここではアレンジが大幅に変更され、ゆったりとした横ノリになっていました。

 

ここで終演でもかなりの満足度だったと思いますがさらにダブルアンコール。新衣装のお披露目の後にさらに新曲が2曲披露されました。特に最後の「そして花になる」はカンザキイオリさんの詞・曲とはいえ花譜さん本人の心情を多分に反映したと思われる内容で、これからの活動への期待を感じることができるいい曲でした。

 

正直、このライブまでは花譜さんに対してオーバープロデュース気味というか、とても繊細なガラス細工を見ているような気持ちもあったのですが、今回でその方向性でもしっかり地に足をつけながら活動していってくれそうだという手ごたえをこちらも感じ取ることができました。
これからどんな世界を見せてくれるのか、とても楽しみですね。

 

 

Cryptopsy「Japan Tour 2019 @ 代官山UNIT」

クリプトプシー来日!
私が初めてハマったデスメタルバンドが来日したので観に行きました!

 

■セットリスト
01.Crown of Horns
02.Detritus (The One They Kept)
03.Slit Your Guts
04.Cold Hate, Warm Blood
05.Two-Pound Torch
06.Graves of the Fathers
07.Fear His Displeasure
08.Benedictine Convulsions
09.Phobophile

 

En.
10.Sire of Sin
11.Orgiastic Disembowelment

 

名盤2ndの曲が多かったですね。
前に演奏したほかのバンドもドラムは相当の激しさだったのですが、フロ・モーニエのドラムでまず感じたのはバスドラムが「敷き詰められている」ということ。連打というよりはカーペットのように常にそこにあるという感じでサウンドを支配しており、5曲目くらいでやっと耳がなじんで聴き分けられるようになってきました。

 

名盤None So Vileの楽曲はやはり盛り上がりもすごく、いきなりCrown of Horns、新曲をはさんでのSlit Your Gutsの流れは圧倒されました。ギター1人の4人編成ですがサウンドの薄さは全くなく、邪悪なリフと流麗なソロが存分に堪能できました。この日は全体を通して音響も結構よかったと思います。各パートしっかり聞こえました。

 

Cold Hate, Warm Bloodはやはり最高。Voのマット・マギャキーは例のクリーンボイス入りアルバムをどうしても思い出しますが、実際見ると様々な声色を使い分け各時代の楽曲を歌いこなしており素晴らしかったです。
特に高音域を使った声はかなり邪悪度が高かったですね。

 

Phobophileはやはり皆思い入れが強いようで、ピアノが聞こえたと同時に大歓声。途中の決めフレーズで早くなるところなど、生演奏で聴くことができて悶絶ものでした。

 

アンコールは2曲でOrgiastic Disembowelmentで締め。やはりテクニカルな部分にばかり目が行きますが、このバンドのすごさはプログレッシブな曲展開とアレンジの幅の広さだなと再認識させられました。これだけ複雑な曲をピタっと合わせながら爆走していくのはもう笑いがでるほどでしたね。

 

11曲たっぷり演奏してくれましたが本音を言えばもっともっと聴きたい!2nd以外の曲も最近の曲ももっと聴きたい!ぜひまた来日してほしいですね。Book Of~の3部作が完結したら来てくれるかな…?

 

 この日の全バンド分のセトリのプレイリストつくりました。

ほんと便利な時代になりましたね…。

桜井青「28歳セカンドシーズン生誕祭「桜井青のすべて」 @ 新宿LOFT」

定時退社ダッシュして青さんの生誕祭に行ってきました!

 

cali≠gari
01.いつか花は咲くだろう
02.汚れた夜
03.この雨に撃たれて
04.冷たい雨
05.発狂チャンネル
06.嘔吐
07.失禁
08.ヘルニア
09.サイレン
10.クソバカゴミゲロ

 

トップバッターはカリガリ。前半は青さんの満足度の高い楽曲群が並び、後半はなんでこんな曲作っちゃったんだろうというぶっ飛び曲群。MCでは最近丸くなり過ぎていたという発言もあり、まだまだ攻める青さんが見れそうです。しかしメンバー間でのやりとりマジで楽しいからもっと普段も全員喋ってほしいんですよね…。


■ヘクトウ
01.新宿の犬
02.新宿は燃えているか
03.風鈴
04.明日は何して遊ぼうか。
05.東京負け犬エレジー
06.クチナシ
07.蛍の光

 

ヘクトウはXA-VATとの対バンぶりに観ました。ミニアルバムも発売したのでその楽曲も何曲か。カリガリよりもストレートにロックな曲が多いと思いきや「明日は何して遊ぼうか。」のような曲もできてしまうという振れ幅の大きさがこのバンドのすてきなところだと思いますね。蛍の光のアレンジも楽しくてよかったです。


■桜井青
01.TANGO IN EDEN

 

カリガリが押したため1曲だけになったソロステージはSOFT BALLETカバー。INCUBATEのジャケ画像のTシャツを着用し、完全にソフバファン仕様でした。先日の森岡賢さんライブでも思ったんですが、カリガリによるSOFT BALLETカバーアルバムとか欲しい…。サウンド面と理解度面でそれができるバンドでカリガリの右に出るバンドってなかなかいないのではと思うので…。


■LAB.THE BASEMENT
01.だけど朝日は今日も咲き誇る
02.ブラインドエモーション
03.狂い蝉が叫んだ朝に
04.東京犬

 

最後はラボ。いつもの楽曲群ではありますがやはり「狂い蝉が叫んだ朝に」は何回聴いても感動しますし何回でも聴きたくなりますね。


長丁場でしたがとても楽しくあっという間のライブでした。月末なので平日の年は参加するのが難しくなってきていますが(月末処理で定時退社がむずかしくなってくるため)これからも参加していきたいですね。