2021年3月に聴きまくった曲

CDを全然取り上げられていないので、せめて聞いた曲をログとして残しておくことにしました…。

基本的には新作ですが、古い作品も含まれます。 

 

 

・I Ran Away(Dinosaur Jr.)

 もうすぐアルバムが出るダイナソーJrの先行トラック。

 歌メロの美しさとギターの生々しい質感はさすがで、アルバムも期待大です。

 

・エッビーナースデイ(名取さな)

 3/7に一年越しの誕生日ライブを成功させたVtuber、名取さなの最新シングル。

 一年間練りこんだことがよりエモーショナルにつながってとてもよかったです。

 

・Looking for the Light(Transatlantic

 ニール・モーズ(スポックス・ビアード)、マイク・ポートノイ(元ドリームシアター)、ロイネ・ストルト(フラワー・キングス)、ピート・トレワヴァス(マリリオン)という大御所たちによるプログレッシブロックのスーパーバンドの新作。トラックが分かれているもののアルバムはひとつながりになっています。短縮版も同時リリースされ、国内版は短縮版のみ。ですがこのアルバムの本領は長いほうの盤。ロイネのギターメロディーがこれでもかと詰められています。

 

・Murderous Rampage(Cannibal Corpse)

 もうすぐアルバムが出るカンニバルコープスの新曲。

 いつもハイクオリティなデスメタルを提供してくれますが、今回もとてもパンチ力があります。

 

・Knappsack(Steve Vai

 腕の手術をしたギター魔術師ヴァイが、片手だけで弾ける曲を作ったというもの。

 何より驚くのは、そんなハンデがあるのにも関わらず内容がいつもの超絶弾きまくりインストであるということ。プレイ動画も公開されており、驚くばかりです。

 

・Funeral Fog(Mayhem)

 現在公開されている映画「ロード・オブ・カオス」では放火など行き過ぎた犯罪行為で知られたブラックメタルバンド、メイヘムが取り上げられています。文字として知っていた情報も映像として観ると衝撃も倍増。そのうえで聴く本作はより深い味わいを感じさせてくれます。

 

・Feathergun in the Garden of the Sun(Feathegun)

 Spotifyでのおすすめ再生で発見したバンド。2000年代のアメリカのプログレバンドですが、展開やエモーショナルな響きでもっていくタイプ。リズムや静と動のメリハリが利いていておすすめです。

 

・Berserker(Acid Mammoth)

 これもSpotifyから知ったバンド。エレクトリックウィザードなどを想起するようなドゥームメタルでありつつ、絶妙なキャッチーさで長さを感じさせずするっと聞かせてくるところが面白いです。

 

・Hypersonic(Liquid Tension Experiment)

 まさかのLTE復活。ジョン・ペトルーシ(ドリームシアター)、ジョーダン・ルーデス(ドリームシアター)、トニー・レヴィン(キングクリムゾン)、マイク・ポートノイ(元ドリームシアター)というスーパーバンドですが、ドリームシアター率が高くなりすぎたことを理由に活動は停止していました。その後マイクの離脱を経て、昨年のジョンのアルバムにはマイクが参加していたので、LTEの動きもあるかな?とは期待していましたが、アルバムが来るとは。内容は期待以上にテクニカルなインスト。今なおこの分野でのトップであることを見せつけています。

 

・Lifeblood(Secret Sphere

 イタリアのプログレメタル新作。前作まではイタリアの至宝、ミケーレ・ルッピがVoを務めていましたが今回はオリジナルメンバーのロベルト・ラモン・メッシーナが復帰。Voのハイトーンは減りましたが、メッシーナの持ち味である歌メロのクサさが復活しておりとてもクオリティの高いイタリアンメタルに仕上がっています。

 

・One Last Kiss(宇多田ヒカル

 ありがとう…

 すべてのエヴァンゲリオン

 

 

 

名取さな「さなのばくたん。-ていねいなお誕生日会- 2021/03/07」

名取さなさんのライブを配信で見ました。

 

01.エッビーナースデイ
02.ファッとして桃源郷
03.ギミー!レボリューション
04.Make it!
05.PINK,ALL,PINK!
06.アマカミサマ
07.さなのおうた。

 

名取さなさんは私がVtuber文化を知って最初にしっかり見始めたVtuber
※この頃


本来は去年の3/7に誕生日配信をする予定だったのですがCovid-19対策で延期になり、そのリベンジ公演が今回でした。
チネチッタ川崎のスクリーンを3つ使った現地と、ネット配信での開催となり、チネチッタではさらにタワレコやカフェとのコラボもあって大盛況でしたね。

 

私は当日は現地に行けなかったものの、翌日の月曜はエヴァのために) 有給休暇を取得していたので、その足でタワレコにも行って予約していた名取さなミュージックコレクションを引き取ったりしました(カフェは整理券切れだったので今度再チャレンジします…)。

こうして当日だけでなく現地で楽しめるのはとてもありがたい試みですね。名取さんは観客としての意識もとても強く、自分が視聴者だったらこういったものがうれしい、というものを具現化してくれるのが素敵です。このへんって運営と制作が分かれているとなかなか実現しづらいポイントかなと思うのですが、どちらも自分で行う個人勢ならではの強みかと感じました。

 

ライブは楽曲披露のほか、観客による事前投稿での大喜利コーナーや、現地での拍手多数決によるクイズコーナーなどが催されました。配信での空気感をライブで再現するような工夫がこらされておりとても面白かったです。次回があったらさらに観客の練度が高まっていそう…。(シーンとなっている瞬間に裏のBGMも止められていたりと演出も芸が細かくて最高でした)

 

周年記念というより「誕生会」としてのイベントであり、節目ではなく日常の中の特別な一日という感触でとても幸せな瞬間でした。 また来年も現地にネットに集まりたいですね。

 

 

 

cali≠gari「TOUR 15 -Notice×Novice×Notice- @ HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3 第1部 2021/03/06」

1年以上ぶりの現地。

 

01.鐘鳴器

02.-踏- -Rebuild-

03.腐ったレモン

04.ケセ

05.トレーションデモンス

06.「依存」と云う名の病気を治療する病院

07.ママが僕をすててパパが僕をおかした日

08.夢遊病

09.そして誰もいなくなった

10.春の日 1999年4月8日、中野通りにて篇

11.夜明け前

12.ウォーキング!ランニング! ジャンピング! フライング!

13.ミッドナイト! ミッドナイト! ミッドナイト!

14.マッキーナ -Rebuild-

15.腐ったレモン

16.ケセ

17.淫美まるでカオスな

18.この雨に撃たれて

 

会場には座席が配置してあり、間隔はだいたい通常ライブで一人を隔てたくらい。

多少近いなという感触でしたが、カリガリの客層は比較的静かなので問題なしでしょう。

 

15予告版の楽曲およびそれに付帯する楽曲(依存、ママパパ)を主軸にし、春らしい楽曲を追加したセットリストでした。(曲順はちょっと間違ってるかも…)

 

15予告版の楽曲はいずれもカッコよく、特に「腐ったレモン」は生で聴くとパンチ感が増してさらに良かったですね。ライブだとキックが体にもろに来るので、リズムの仕掛けがより効果的に響くのだなと。

 

「春の日」および「夜明け前」でのアコースティックパートでは青さんが歪みをOFFにしたあとにこっそり石井さんがONにするというイタズラがあり心温まりました。(気づかずに何度も「何で!?」ってやり直していた)

 

「この雨に撃たれて」ではイントロおよびアウトロがリハモされていてエモーショナルな印象が強まっていました。このVerでの音源も欲しいな…。

 

2回公演にしてくれたおかげで昼間に見に行くことができ、とてもありがたかったです。また昼公演があるときはいけそうな気がします。

東京佼成ウインドオーケストラ「第152回定期演奏会」

 

01.「グレの歌」のモチーフによるファンファーレ(A.シェーンベルク)
02.吹奏楽のための「幻想曲」ーアルノルト・シェーンベルク讃ー(尾方凛斗)
03.映画の一場面への伴奏音楽(A.シェーンベルク/大橋晃一)
04.ミス・サイゴン(シンフォニック・ポートレイト)(C.M.シェーンベルク/J.デ・メイ)
05.ラ・マルセイエーズ(C.J.R.ド・リール/大橋晃一)
06.「レ・ミゼラブル」セレクション(C.M.シェーンベルク/大橋晃一)

 

 今回のTKWO定期はシェーンベルク姓を持つ2人の作曲家にスポットを当てた企画。
かたや現代音楽、かたやミュージカルというかなり振れ幅の大きくなりそうな企画ですが、A.シェーンベルクが映画を想定して書いた楽曲を入れてみるなど統一感もあり面白かったです。

 

 前半はA.シェーンベルク。ファンファーレは2分ないくらいの短い作品ですが3つのモチーフが登場。TKWOの金管セクションはいつも通りの上品な響きで、コンサートの開幕にふさわしい演奏でした。特に冒頭のホルンはバッチリきまっていて痺れました。

 

 次はA.シェーンベルクのOp.47を下敷きに作曲された2020年(および2021年)の吹奏楽コンクール課題曲5番。こういった現代音楽の作品は現場で聴いてこそわかるものが多く、不協和音のヴェールの中から印象的な旋律が浮かび上がってくるような様はとても綺麗でした。川瀬氏の棒は情熱的ながらも非常に明快で、場面の展開があざやか。後半のテンポが速くなった箇所はとくに見事でした。

 

 映画の一場面への伴奏音楽は「迫りくる危機」「破局」「不安」のシーンを想定して書かれたものらしく、確かにそれらの緊張感あるシーンはA.シェーンベルク向きかもしれません。メロディらしいメロディはないとはいえ十分に和声的で、身構えていたよりすんなり聴けました。劇伴ということもあり弱奏でこまやかな表現が求められる箇所が多かったですがTKWOはさすがの集中力。

 

 ミス・サイゴンは7分程度の宍倉版がよく吹奏楽コンクールで演奏されていましたが、今回はデ・メイ版の20分程度のアレンジ。使われるモチーフは近いもののこちらは1曲に割かれる時間が多く、よりたっぷりと原曲のメロディを楽しむことができました。

 

 ラ・マルセイエーズはフランス国家。今回はレ・ミゼラブル前奏曲として3分程度にアレンジされたものでそのままレ・ミゼラブルに入る演出。薄めのサウンドから始まって盛り上がるさまは単品で聴いたとしてもかなりよさそうな感触でした。

 

 そしてメインのレ・ミゼラブル吹奏楽シーンではオペラやミュージカルを取り上げられることは多いですが、今回のように1つの作品に40分も割ける企画は初めて見たかもしれません。もとが歌の曲を管楽器向けにアレンジするので、その過程で「歌詞」は失われることになります。その結果、歌詞が変わる、いわゆる「2番」のような箇所が管楽器だと「繰り返し」になってしまい、メドレーにする際などは省略されることがよくありますし、確かに理屈はわかります。しかし、実際にたっぷり時間を使った編曲として聴いてみてわかりましたが、たとえ歌詞がなくともメロディが繰り返されることにはやはり意味があるし、長い時間をかけるということは実は大事なのだな、と感じました。もちろん編曲もただ繰り返すわけではなくメロディの担当が変わったりと趣向が凝らしてあるので飽きるというわけではありません。オペラやミュージカルの編曲ものは今までパフォーマンス重視の少し軽めなもの、という認識でしたが、こういった取り組みであればもっと聴いてみたいと思わされました。

 演奏も素晴らしく、特に各ソロは最高でした。ソプラノサックス、トロンボーンは特に印象的でしたね。ここでも川瀬氏は情熱的かつスタイリッシュな演奏。特にトゥッティでの強奏でのあおりっぷりはものすごく、TKWOがここまで音量を出しているのは久しぶりに聴いたかもしれません。

 

期待していたよりさらに濃厚なよい演奏会でした。
次回の定期は4月末の予定。こちらも楽しみです。

Sound Horizon「絵馬に願ひを!」が凄い

Sound Horizonの新作「絵馬に願ひを!」が凄い。

とにかく今回も情報量が多いため、まだ味わい尽くせてはいないのだが、私が感じた「凄いポイント」について書いてみる。

 

■前提条件

・ネタバレを含みます。

・筆者は「イドに至る森に至るイド」からのいわゆるメルヒェン新規ローランです。

・絵馬については楽曲はすべて聴いたと思いますが視聴できる可能性が低い何かについては未遭遇です。 

 

 

 

 

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今年聴いたメタルとか

自分のツボにジャストではなかったためベストトラックやベストアルバムには入れなかったものの面白かったアルバムというのがたくさんあったので記録しておきます。

 

どれも面白いのでオススメです!

 

抜粋版こちら 

 

 勇壮なジャパメタ。

 

フィンランドの重鎮ブラックメタル

 

メシュガー的なリズムとクリーンな女性Voが錯綜するモダンなメタル。

 

とにかく攻撃的でパンチがあるデスメタル

 

Queen的な要素を入れたシネマティックな良盤。

 

聖飢魔Ⅱ初期の楽曲を担ったダミアン陛下による新作。

 

クリストファー・アモットらを加えた新体制。

 

シューゲイザーブラックメタルのライブ盤。

 

渋さが光る日本発デスメタル

 

Djentの流れを汲んだV系メタル。

 

ケニア発のグラインドコア

 

非常にかっこいいラップメタル

 

芳醇なプログレ要素。

 

安心のフォークメタル。とにかく楽しい。

  

 

 

筋肉ギターでおなじみ。

 

 

サン・ラーのような混沌としたサウンドがくせになる。

 

壮大な音世界は健在。

 

 

 

 

インド発ブラックメタル。クラシカルな音世界が素敵。

 

 

CDに付属のDVDが非常に素晴らしかった。

 

 

 

来日公演を思い出して最高。

 

アンドロメダの破壊力。

 

いつもより短い尺の楽曲で聞かせてくるスタイル。

 

泣きのギターメロディ…。

 

 

2020ベストトラック

今年も選びました。

Anaal Nathrakh「Endarkenment」

DIMLIM「MIST」

Steven Wilson「PERSONAL SHOPPER」

大槻ケンヂと絶望少女達「あれから」

THE NOVEMBERS「理解者」

寺尾紗穂「やくらい行き」

John Petrucci「Terminal Velocity」

宇多田ヒカル「誰にも言わない」

長谷川白紙「シー・チェンジ」

波多野裕文「継承されるありふれたトラの水浴び」

 

 

Anaal Nathrakh「Endarkenment」

アルバムに先駆けてリリースされたこの楽曲のサビの破壊力には悶絶させられました。今までのような暴力性もありつつ、さらに泣きのフレーズが強力になるとは…。

 

DIMLIM「MIST」

メタル的な音像が主流になっていたヴィジュアル系においてDjentの流れを汲みCHONPolyphiaといったインストの流行りなども感じさせるハイセンスな音像に移行。組み合わせの妙というか新たな方向性の1ページになったように感じます。

 

Steven Wilson「PERSONAL SHOPPER」

プログレ大御所との仕事に加え自身のソロワークでも良質なプログレッシブロックを制作し続けているSWの新作。アルバムは来年に延期されましたが先行シングルとしてこれがリリースされました。4つ打ち的なビートに乗せて展開される世界は今までのプログレ路線からは明らかに別世界。新たな挑戦に期待が広がります。

 

大槻ケンヂと絶望少女達「あれから」

さよなら絶望先生は特撮による楽曲群がいずれもハイクオリティで、もはや特撮の名盤としての扱いにしてもよいくらい素晴らしいものでしたが、10年経ってこんな最終章が追加されるとは。当時に追っていた人間には響きまくる内容でオーケンには感謝しかありませんね。

 

THE NOVEMBERS「理解者」

ノベンバーズ新作はyukihiro氏を迎えとてもインダストリアルで硬質なサウンドに。これがまたハマっていて非常にかっこいいんですね。これと今までのバンドサウンドを踏まえた次の一手にも期待してしまいます。

 

寺尾紗穂「やくらい行き」

シンプルな楽曲ながらも心に残る寺尾のアルバムから。綺麗なホーンの音色が染みます。シンプルに大好き。

 

John Petrucci「Terminal Velocity」

ペトルーシの新作はまさかのポートノイ参加。そして名盤です。ポートノイのいい具合でのラフなドラムが楽曲へのダイナミズムを与え、ペトルーシのギターもメロディを大事にしつつ弾きまくっています。

 

宇多田ヒカル「誰にも言わない」

宇多田の新曲はこれとTimeがありましたが、個人的にはこちらを推します。浮遊感のある譜割りのメロディにどこか無常観を感じさせるサウンドは中毒性がありますね。

 

長谷川白紙「シー・チェンジ」

長谷川白紙の新作は弾き語り。名曲のカバーの見事さ、特に高速ビートなどを弾き語りで表現してしまうアレンジも最高でしたがオリジナル曲での抒情性も素晴らしく印象的でした。

 

波多野裕文「継承されるありふれたトラの水浴び」

ライブハウスのクラウドファンディングのリターンとしてリリースされた楽曲。波多野ソロ作品を踏襲したサウンドではあるのですが、歌詞はより生活に密着したというか耳に痛いという内容で刺さりました。