念願のMORBID ANGELを叩くピート・サンドヴァルを聴いてきました。
■COFFINS
渋谷のSpace ODDは初めて行くライブハウスでした。迷いに迷ってちょっと遅れて到着。すでに演奏が始まっていましたが、B1のバルコニー・物販フロアとB2のフロアで分かれており、非常にいい場所でした。
とにかく演奏の緩急がすばらしく、初めて聴きましたがめちゃくちゃ良かったです。
■I AM MORBID
01.Immortal Rites
02.Fall From Grace
03.Visions From The Dark Side
04.Blessed Are The Sick
05.Rapture
06.Vengeance Is Mine
07.Sworn To The Black
08.Eyes To See, Ears To Hear
09.Maze Of Torment
10.Chapel Of Ghouls
11.Desolate Ways
12.Guitar Solo
13.Dominate
14.Where The Slime Live
15.Dawn Of The Angry
16.God Of Emptiness
17.World Of Shit (The Promised Land)
いや凄かった。ベース・ヴォーカルのデイヴィッド・ヴィンセントとドラムのピート・サンドヴァルが共に在籍したA~D期の曲(MORBID ANGELはアルバムタイトルをアルファベット順にリリースしています)を彼らの音で聴ける日が来るとは。
本家MORBID ANGELはギタリストのトレイ・アザトースが看板を守っているもののここ数年は動きが見えない状態なので、セルフカバーバンドであるI AM MORBIDとして彼らが動いているもよう。経緯がいろいろと複雑そうですが、こうして日本で観ることができるのは純粋に嬉しいです。
個人的にはMORBID ANGELはデスメタルを聴き始めたときに最初にハマったバンドの一つなのでまさに青春という感じで感無量でしたね。
いきなり1stの最初の曲「Immortal Rites」から開始。原曲ではシンセ的音色だった部分をヴィンセントがクリーンで歌い、客席も大合唱に。ヴィンセントの美声が本当にすごくて、のびやかなヴィブラートからの凶悪なグロウルが本当に絶品でした。
ピートは最初こそメガネもかけておとなしめにスタートしたかと思いきや、どんどん熱がのってきて、ブラストに入る瞬間に加速したりとクリックのない時代のデスメタル、オールドスクールデスメタルのうまみを存分に味わわせてくれました。
ピートは技巧派としても名高いですが、高度なテクニックが当然のようになってきた現代においてはむしろ人間らしさ、テンポの自由な差し引きが強烈な個性としてあらためてにじみ出ていて、変拍子にも聞こえるような間のとりかたであったり、ブラストの入りでの爆発感などは唯一無二だなと感じました。
全編通してずっと同じ印象であり、その静と動に身をゆだねていたらいつの間にか終わってしまった、もっと聴きたいという感じでしたね。
ギタリスト2人も素晴らしく、たいへんテクニカルで原曲のリフをきっちり再現。ソロではややネオクラが香り、ちょっと旧支配者的世界観とは違うかなという面もありましたが、あれだけやってくれれば十二分というところでしょう。ギターソロではクリーンの美しいDesolate Waysに続いてツインリードで高速のネオクラフレーズをハモリ。ばっちり息の合ったプレイで、終わった後のグータッチもほほえましかったです。
やはりハイライトは大名曲 Maze Of Tormentで、何度リピートして聴いたかわからないあのリフ、あのブラストを生で体感することができ、さすがに泣きそうでした。メンバーたちも終始楽しそうで、コーラスを煽って大合唱したりと一体感のある素晴らしいライブだったと思います。
しかし改めて思ったのは現在進行形としてのデイヴィッドとピートの素晴らしさで、カバーバンドだから仕方ない面があるとはおもいつつも彼らのパフォーマンスが形として残っていないのはかなり勿体ないと思ってしまいます。どうにかライブ盤とか作ってくれないかな…と思ってしまいますね。