cali≠gari「祝・活動休止十六周年記念! 『10years』 @ 豊洲PIT」

 

カリガリの復活10周年に行ってきました。
私は復活直後からのファンなので私のファン歴もほぼ10年ということですね。

 

■セットリスト
01.-踏-
02.娑婆乱打
03.マネキン
04.トイレでGO!
05.天国で待ってる
06.トゥナイトゥナイ ヤヤヤ
07.蜃気楼とデジャヴ
08.暗中浪漫
09.暗い日曜日
10.東京、40時29分59秒
11.空想カニバル
12.誘蛾燈
13.ゼリー
14.紅麗死異愛羅武勇
15.淫美まるでカオスな
16.マッキーナ
17.混沌の猿

 

En1.
18.この雨に撃たれて
19.いつか花は咲くだろう

 

En2.
20.ゼロサムゲーム
21.飛燕騒曲
22.-187-
23.ヘルニア
24.クソバカゴミゲロ
25.エロトピア

 

楽しかった!内容はたっぷりでしたが体感速度はマッハでした。

 

序盤は10年を一気に振り返るようなカリガリヒットパレードといった感じ。踏にはじまり娑婆乱打、マネキン、トイレ、天国とMV曲が続きました。こうしてみるとやはり即効性とパンチのある曲ばかりだったな、と思いますね。マネキンなどはツーバスを踏みまくったフィルなどを中西さんが叩き込んでおり、新鮮でした。

 

久しぶりに聞けてうれしかった「トゥナイトゥナイ ヤヤヤ」を挟んで蜃気楼、暗中浪漫と続いたあとはもうすぐ送られてくるはずのFC特典曲「暗い日曜日」。ミドルテンポで流れるようなメロディが心地よい、Vの香りを感じる楽曲でした。

 

超スペイシーなイントロでドキドキした東京~のあとはこれまた久しぶりな気がする空想カニバル。この曲はカリガリランドでのテイクが思い出深いですね。一定の温度感で進みつつもサビで決めていく感じは癖になります。続く「誘蛾灯」は毎回ベースにくぎ付けになります。この曲のべたべたなギターソロ好きなんですよね。

 

ゼリーでは秦野さん、yukarieさんのプレイが存分に堪能でき楽しかったです。カリガリはフリー部分が各メンバの技が楽しめて面白いですよね。淫美、マッキーナ、猿で本編終了。

 

アンコールではまず特報が流れ、メジャーでの活動が発表されました。冷たい雨シリーズに連なる雨三部作として「この雨に撃たれて」のタイトルが発表されると同時に幕が落ちアンコール開始。シリーズの今までの曲と比べアップテンポで明らかに雰囲気が異なりつつもだんだんとテンションを挙げて頂点を迎えたあとに少し落ち着いて終わりという構成。この路線で来るとは思っていなかったので非常に驚きました。語弊を恐れずに言えば「タイアップとかとれそうな曲」です。続く「いつか花は咲くだろう」でいったん終了。

 

ダブルアンコールは6曲の大ボリューム。ゼロサムに始まりぶっ飛び系の楽曲が連続で披露されました。中でも注目はこの日発売の「ヘルニア」で、痛い痛いと連呼していく楽曲はおもしろくもかっこよいものでした。最後はエロトピア。これで終わるのって久しぶりな気がしましたね。

 

嬉しい告知もありでとても楽しいライブでした。この雨に撃たれての発売が待ち遠しいな…。

COALTAR OF THE DEEPERS「25 TH ANNIVERSARY “THE VISITORS FROM DEEPSPACE” TOUR 2019 @ 吉祥寺 CLUB SEATA」

ディーパーズの初期メンバーによる1stアルバム25周年記念ライブに行ってきました!

 

■セットリスト
01.Amethyst
02.Your Melody
03.Earththing
04.Thrash Up Disturbace #4
05.Cell
06.Sarah's Living For A Moment
07.The Visitors
08.Charming Sister, Kiss Me Dead!!
09.Snow
10.My Speedy Sarah
11.Submerge
12.When you were mine
13.Summer Days
14.Blink

En.
15.Killing an Arab

 

定時退社ダッシュして会場に着くとすでに満員。オープニングアクトが演奏中でしたが中に入る余裕がなくバーのところで観ていました。

 

ディーパーズが始まると会場のテンションは最初から最高潮。初期の楽曲群はどれもテンションが高く、とくにカンノさんの嵐のようなドラムには終始圧倒されました。最近の楽曲よりも手数足数が多めの激しい楽曲たちをガンガンと押し出していくようで、バンドのエンジンという感じでしたね。

 

The Visitorsはかなり尺を長くとり即興演奏が繰り広げられました。即興とはいえ決め所もあり、また各々のサウンドの方向性がかみ合うことで非常に面白い空間になっていたと思います。

 

ギターも素敵で、NEGISHIさんの切れ味鋭いリフと高取さんのエモーショナルなメロディが多彩なサウンドを演出していました。「新しめの曲」といってのSubmergeも激アツでしたね。

 

あっという間にBlinkまで駆け抜け、本編終了。現行メンバーのディーパーズもテクニカルでカッコいいのですが、衝動あふれる初期メンバーのディーパーズも最高ですね…。

 

アンコールはKilling An Arab。NARASAKIの声も絶好調でヘヴィ。あらためて聴くとこの曲、短い中にめちゃくちゃ展開詰め込んでますよね。

 

それにしてもあっという間のライブでした。今年は特撮もあるようだしNARASAKIさんのライブがたくさん見れてうれしいですね!

東京佼成ウインドオーケストラ「第144回定期演奏会」

吹奏楽を聴いてきました。

 

01.鳳凰が舞う-印象、京都 石庭 金閣寺真島俊夫
02.壁(ベトナムで戦った人たちの想い出)(R.ジェイガー)
03.トーンプレロマス55(黛 敏郎)
04.シンフォニック・レクイエム(V.ネリベル)

 

TKWOの定期演奏会に行ってきました。
指揮は正指揮者の大井剛史さん。

生誕70年、80年、90年、100年の作曲家を集めたプログラミングで、選曲もなかなかハード。楽しみにしていました。

 

鳳凰が舞う」はエンジンがかかるまで少しかかった印象でしたが、スケールの大きな音楽を聴かせてくれました。コンクールなどでも聴くことの多い曲ですが、流石のダイナミクスレンジの広さとストーリーの構成。また違った良さを知ることができたように思います。

 

ジェイガーの「壁」はアルトサクソフォンが重要な役どころでした。様々な楽器に音が引き継がれたりとサウンド的に見どころが多く、前の楽器が伸ばす音の響きの中から次の楽器が入ってくるような箇所が多々ありました。またTKWOのうまいこと。楽器間の音のつながりがわからないほどスムーズに切り替わる箇所もあり、ただただ圧倒されました。

 

「トーンプレロマス55」はのこぎりを含む変則的な編成で、サイレンなど緊迫感のある音楽かと思いきや突然マンボが出てきたりと面白い曲です。このマンボセクションはサックスセクションが大活躍なのですが、この曲の独特の温度感がよく出ていたように思います。

 

「シンフォニック・レクイエム」は35分ほどある大作で、1楽章は交響的断章などのネリベルに近く鍵盤系の打楽器や強奏の金属的なサウンドがかっこよく、2,3楽章はパートを絞っての異なる響き。最後は歌も入っての終楽章という構成でした。終楽章ではオフステージから金管群の響きが聞こえ、歌と対話させているようなパートもあり、幻想的でした。

 

シンフォニックレクイエム、面白かったのでまた聴きたいんですが、調べても全然音源ヒットしないんですよね…CD化…お願いします…。

オーケストラ・トリプティーク「ヒーローオーケストラ/チャージマン研!ライブシネマ・コンサートVol.3 @ 渋谷区文化総合センター」

チャー研コンサートまさかの3回目。

 

■セットリスト
01.宮内國郎ウルトラマン』主題歌
02.冬木透『ウルトラセブン』主題歌
03.冨田勲『マイティジャック』主題歌
04.渡辺岳夫ガンダム組曲
05.菊池俊輔ドラゴンボールZ組曲
06.渡辺宙明『レーザーブレードメドレー』
07.宮内國郎チャージマン研!組曲

08.第16話『殺人レコード恐怖のメロディ
09.第23話『恐怖!精神病院』
10.第25話『雄一少年を救え!』
11.第4話『謎の美少年』
12.第35話『頭の中にダイナマイト』

 

前半はヒーローもの。今までのチャー研コンサートでも主題歌などはありましたが、男声コーラスや児童合唱もガッツリついたのが今回のポイント。やはり歌ものは歌が付くと説得力が違いますね。

ガンダム組曲ドラゴンボールZ組曲も面白く、レーザーブレードもかっこよくて楽しく聴くことができました。

 

チャージマン研!組曲では演奏の背景に名シーンの画像が次々と映し出されるという仕掛けで、その場面のチョイスがまた流石。思わず笑いが出てしまいました。

休憩をはさんでライブシネマパートでは第23話、第25話が初披露されました。全体を通して今回はさらに原作との音楽のシンクロ度が増していたように感じられ、ボルガ博士etc.役の佐藤さんもさらに作品のテンポに乗って演じられていたように思いました。

 

しかし「この空間にいる人たち、みんなチャー研聴きに来てるんだよな…」という感覚が毎回凄いですね。いったん今回で一区切りとのことですが、また機会があれば見たいものです。

森岡賢「“last flower” KEN.MORIOKA forever @ 新宿ReNY」

森岡賢さんの追悼コンサートに行ってきました。

 

■セットリスト

01.America
02.Danse Macabre
03.Earth Born
04.Believe Myself
05.Superb Saw
06.Alvhemy
07.Drop Here
08.Twist of Love
09.ZERO
10.Celebration
11.With You
12.Bright My Way
13.Why you said goodbye
14.Dance a go go
15.Always need your love
16.FAT
17.ROMAN
18.BODY TO BODY
19.淫美まるでカオスな
20.FINAL
21.ENGAGING UNIVERSE
22.AFTER IMAGES
23.Last Flower
24.Last Song
 
森岡さんゆかりの方々によりSOFT BALLET森岡賢ソロの楽曲が多数演奏されました。宙也さんの低音ボイスやChargeeeeeさんのパワフルなドラム、keiさんの流麗なギターは全編を通して強く印象に残りました。
 
kayaさんによるEarth Bornも最高。原曲の音素材がなかったためこの日のためにトラックを作り直したとのことで気合のほどがうかがえますが歌唱もすばらしく、艶のある低音に痺れました。
 
KōziさんやYOKO'JKさんをVoに迎えての箇所も素晴らしく、出演者のみなさんが楽曲への愛情を持って演奏されていることがよくわかりました。やはり森岡さんの楽曲のメロディは個性的で心地よく、続くソドムによるステージでは楽曲のカッコいい一面も改めて確認することができました。
 
遠藤さん風の恰好での掟ポルシェさん歌唱では当時の思い出を交えながら、演奏するたびにキーを忘れていたから、とライブ版としての1音上げでWith youを披露するなどマニアックさを見せてくれました。
 
URBAN DANCEは森岡さんも参加した曲を含めオリジナル曲のあとにAlways need you loveを披露。一瞬で空気を持っていく力を感じ、また選曲や演奏にしんみりとさせられました。
 
ラストスパートはふたたび宙也さんVoでたたみかけ、BODY TO BODYでいったん休憩。NARASAKIさんがBERAさんのギターを弾くシーンもありました。しかしBODY TO BODYは本当に盛り上がりましたね。
 
休憩をはさんでカリガリによる淫美まるでカオスな。カリガリのワンマンで幾度となく聞いたこの曲ですが、この日はドラムが上領亘さん。正確無比なのに暴れているような両極を持つようなドラムに圧倒されました。青さんによるカリガリはここまで、というMCのあとはSOFT BALLET曲を3連発。FINALのがなるようなシャウト、ENGAGING UNIVERSEの伸びやかな低音など、遠藤さんをかなり意識した歌いっぷりとステージングにひたすら感動しました。最後はAFTER IMAGES。私の周りにいた方々も一緒に口ずさんでいましたし、各々がSOFT BALLETの思い出に浸ることができるとてもよい時間だったと思います。
 
最後は宙也さんをはじめとするシンプルなメンバーでLast Flowerを演奏して締めとなりました。終演後はSOFT BALLETのライブ映像でLast Songが流れ、優しい気持ちでライブ終了を迎えることができました。
 
終わってみれば3時間の長丁場でしたが、とても楽しく貴重な時間だったと思います。本当に行ってよかった。そして今後も森岡さんの音楽は聴き続けていきたいと思います。

毛並みん「WELCOME TO KENAMIN KINGDOM」配信開始

2年前に制作した毛並みんのアルバムが各種サイトで配信開始しました。

 

 

せっかくの機会ですし、各曲の思い出とか今回配信にあたっての変更箇所とかを解説してみようかと。

 

01.introduction morning

 巨大なものが動き出す瞬間が好きです。テーマパークに始発で行って、チケットを買って開園を待つ。 明るくなってくる空、動き出すライド、流れてくる園内放送。そんな情景をイメージしながら書いたイントロダクションです。夜明けといえばラヴェルだろうということで弦楽器とフルートには朝を担当していただき、別動隊としてマーチングバンド風の演奏を左から右に横切らせています。王国の朝はこうして動き始めるのです。

 

02.かわいいって言ってよ!(毛並みんキングダム ver.)

 はじめて毛並みんのために書いた曲。それまでも私は打ち込みとかギターを重ねて楽曲を細々と作っていましたが、かっちりポップソングを作ろうと思ったのはこれが初めてでした。なかなかの難産で、メロディや構成はすぐできたもののアレンジやら録音やらに手間取った覚えがあります。デモ作成から公開まで10か月くらいかかった気がしますね。そのかいあってか、皆さんに楽しんでもらえる曲になったかなと思います。MVのときはしんどそうだった毛並みんのヴォーカルもライブで強化され、この再録版では余裕すら感じますね。(やっぱりメロディ、音が高かったかなあ…)

 

03.毛並みんキングダム入国ソング

 ミドルテンポでヴォーカルハーモニーな曲を書きたくて作った曲です。この曲を書いていたときに聞いていたイタリアのバンドに影響を受けたメロディラインですね(Trick or Treatというバンドです)。ラフな感じのギターが弾けたなと思っています。ソロはタイム感の面で少し反省があったので今回は差し替えてみています。ギターソロの最後でハモるの好きすぎて毎回やってしまう。

 

04.FM73.3 けなモルゲン

 毛並みんキングダム内でかかっている園内放送をイメージしたトラック1つ目。BGMは私が一時期「毎日1曲つくる!」という試みをしてニコニ・コモンズにアップしていたものから使用しています。(https://commons.nicovideo.jp/material/nc151895

 

05.かわいさの暴力

 メタルっぽいのも入れておきたいなと思って作った曲。インダストリアル・メタルいいなと思っていた時期なのでこういった方向性になりました。ピアノは初期筋肉少女帯のイメージで。唸り声のような声は私の声で、毛並みんのヴォーカル録音の際に一緒に録りました。エフェクターでヘヴィさを盛っています。ありがとう文明の利器。曲の最後はピアノの余韻を残すようバランス調整。耳を澄ませるとピアノの低音のブーンという余韻が聞き取れるのではと思います。

 

06.that day

 SOFT BALLETが好きでした。特にポップな曲担当の森岡賢さんの音楽が。2016年に亡くなったモリケンさんのことを考えていたらその方向性の曲も作っておきたい、という思いがわいてきて作ったものです。minus(-)の時にやっていたライブの風景を思い出してドラムはツインドラム風に別の音色のドラムを左右に配置。打ち込み主体で作った曲はこれが初めてだった気がします。今回はさらにソフバ感を出したくてピアノのフレーズを追加しています。

 

07.FM73.3 けなゴゴ!

 これも園内放送。BGMも自作のコモンズから(https://commons.nicovideo.jp/material/nc151412)。毛並みんの語りは基本的に毛並みんのアドリブ一発録りです。パッとこういうのが出てくるあたり、さすがのかわいい力ですね。

 

08.もしもかわいくなかったら

 しっとりした曲も書いてみたい、と思ってつくったもの。ピアノとウッドベースで始まる小さい編成は、テーマパークのちょっとした広場とかでの演奏を思わせます。ギターソロは好きなだけハモりました。X JAPANの影響下なのでギターはハモるものという思いが強すぎる感じがしますね。じつはこの曲はアップテンポ版も存在したりします。

 

09.今夜きみと渋谷で毛並みんかわいいしたい

 シンプルなロックがやりたい!という気持ちから産まれました。やはり毛並みんかわいいをするにはまっすぐな気持ちが必要じゃないですか。ロックンロールは毛並みんかわいいに適していると思うんですよね。ロックと言えばブルーハーツ!ということで彼らのイメージを強く持ちつつの制作となりました。ギターソロは真島さんのフレーズをイメージしたのですがかなりよく弾けたなというお気に入りです。

 

10.FM73.3 けなななNIGHT

 これもコモンズ曲(https://commons.nicovideo.jp/material/nc151191)。毛並みんの語りはやはり一発録りでカミカミなのですが、そのままGOしてしまうところが僕ららしい感じがしますね。(自然な感じが逆にうれしいというオタク心理が出た)

 

11.ピンクのクルマ

 これは毛並みんから送られてきた歌詞の案をもとに一気に書いた曲です。これがこのアルバム唯一の詞先ですかね。車といったらディープパープルですよね、という気持ちで書きました。ベースソロ、ギターソロ、キーボードソロと盛りだくさんですがやはり歌の音域が高いですね。たぶんいけるだろ、と毎回高い音書いちゃって申し訳ないと思いつつ、でも毛並みんこの音域だと生き生きしてるよなあ…と思っています。

 

12.プリティーパレード

 かわいいって言ってよ!の次はどういう曲を出そうか、と悩んだ結果、パレードがコンセプトになりました。当時の毛並みんを反映して、毛並みんがよく聞いていた楽曲のフレーズを解体して伴奏のフルートなどに潜ませたりしています。キーボードソロはかなり悩んだ覚えが。Moog系の音色で跳躍の音型をやったときのニュアンスが好きで、それをどう生かそうかぎりぎりまで悩んで作りました。

 

13.kingdom night

 最後はしっとりと。毛並みんキングダムの各楽曲を思わせる歌詞も素晴らしいですが、歌にささやき声をかぶせているところがこだわりポイント。右から聞こえたり左から聞こえたりと、毛並みんがすぐそばにいるような感覚になりますね。

 

14.かわいいって言ってよ!(F.O.D. ver.)

 ボーナストラックはかわいいって言ってよ!のメタル版。ドラムはほぼ変えていないので、ギターとベースだけでこれだけ印象が変わるんだなというところを楽しんでいただければ。おまけだし、と思ってベースでおもいっきりタッピング入れまくっているのも楽しかったです。

 

こうしてみるといろんなタイプの楽曲を入れようと頑張っていたんだなあ、と我ながら思いますね。今後も毛並みん曲は作っていくつもりですのでよろしくお願いします!

 

 

BLACK EARTH「BURNING BRIDGES 20th ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2019 @ 渋谷 CLUB QUATTRO」

Black Earthの東京2日目を見てきました!

 

■セットリスト
01. The Immortal
02. Dead Inside
03. Pilgrim
04. Silverwing
05. Demonic Science
06. Seed Of Hate
07. Angelclaw
08. Burning Bridge
09. Dark Insanity
10. Beast Of Man
11. Burn On The Flame
12. Dark Of The Sun
13. Eureka
14. Diva Satanica
15. Let The Killing Begin
16. Transmigration Macabre
17. Bridge Of Destiny

 

En.
18. Aces High
19. Bury Me an Angel
20. Fields Of Desolation

 

Black EarthはArch Enemyの3rd時のメンバーで1st~3rd時の楽曲群を演奏するプロジェクトです。過去に2016年のツアー、2017年のLOUD PARKにも出演しており、いずれも素晴らしいパフォーマンスでした。

 

会場の電気が消えるとLOUDNESSの「CRAZY NIGHT」が爆音でかかり、テンションが上がりました(二井原さんが見に来てたらしい)。「M.Z.A.」の掛け声、みんなやってましたね。

 

今回は3rdアルバムの20周年ということもあり、まずは3rdの8曲すべてを続けて演奏。名盤の再現ですからこちらも相当期待して行きましたが、期待通りの演奏を見せてくれました。

 

先日のDOWNLOADフェスではArch Enemyのほうも観たのですが、そちらでは理路整然としてクオリティの高い演奏を見せてくれたのに対し、こちらではより暴力的というか、勢いにまかせた演奏をだったように思います。特にベースのシャーリー・ダンジェロの弾き捨てるような大きなアクションとサウンド、安定しつつも突っ走るところでは遠慮なく突っ走るドラムのダニエル・アーランドソンの迫力は最高でした。

 

ギターのアモット兄弟も最高の仕上がりで、余裕を見せながらキッチリとソロを弾いていくクリストファーと終始笑顔でメロディ弾きをきめるマイケルの対比が素晴らしかったです。ツインリード時にステージ中央でハモるシーンもとてもよかったですね。

 

そして何よりヨハン・リーヴァのヴォーカル。当時の音源よりも深みの増した説得力のある声と落ち着いた動きは初期の楽曲群にやはり合っており、ダークな世界観が表現されていましたね。Silverwingでブーンのポーズが見られなかったのは残念でしたが…。

 

前回来日時には演奏されなかったSeed Of Hateなどが聴けたのもうれしかったですが、アルバム通りの並び順で聴いたときのSilverwingのかっこよさ、Angelclawの盛り上がり、Burning Bridgeのヘヴィさは特に印象的でした。

 

後半では新曲Burn On The Flameも演奏されたり、大曲Dark Of The Sunが演奏されたりも印象的でしたが、個人的にうれしかったのはDiva Satanica。前日までのセットリストには入っていなかったので今回は聞けないのかな、と思っていただけに一層嬉しかったです。ヴォーカルが入るところでいつもどおり超加速してめちゃくちゃスリリングでした。Bridge Of Destinyで本編終了。この最後の演歌みたいなツインリード、くさくてたまんないですよね…。

 

アンコールではIron MaidenカバーからのBury Me An Angel、そしてField Of Desolationで締めとなりました。Field Of Desolationの最後のギターソロバトルからのハモリは何度聞いてもグッときます。

 

とても良いライブでした。しかし本当に楽曲が最高にクサくていいよな、というのを再確認しましたね。何より本人たちが心底楽しそうにやっているのがこちらもうれしいです。繰り出される楽曲がどれも最高なので体感30分くらいでした。ぜひまたやってほしいものです。