東京ゲーム音楽ショー2024に行った話

今年も東京ゲーム音楽ショー(以下、TGMS)に行ってきました。

 

 

TGMSはゲーム音楽の作曲家が集まった即売会で、会場内ではトークショーやミニライブも行われます。TAITOのZUNTATAのOBなど、かつては会社内で作曲していて今は独立している人などが数多く出展しており、ここでしか買えないセルフカバーやオリジナル作品もあります。

 

イベントとしては10年の歴史がありますが、私が足を運び始めたのは2020年くらいから。スマートフォンシューティングゲーム「アリス・ギア・アイギス」にハマり、その作曲家陣のセルフアレンジ作品を入手したいという動機からでした。

 

アリスギアは驚くほどサントラに力を入れているゲームで、ZUNTATA人脈のみならず幅広い作曲家に「毎回ミニアルバムができるレベルのボリュームで」書き下ろし楽曲を提供してもらっています。


特にプログレ好きの私としてありがたかったのが中潟憲雄さん、川田宏行さん、桜庭統さんといったプログレを色濃く反映させた方々の曲。正直、ゲームを知らなくてもこれらの作品群のためにサントラを購入していいレベルだと思います。

 

アリスギア関連のセルフアレンジをリリースしているのはCOSIOさん、ヨナオケイシさん、なかやまらいでんさん、川田宏行さん。渡部恭久さんはセルフアレンジでなくイメージ曲で数作のミニアルバムを制作しており、私は例年これらを入手しに足を運んでいました。

 

去年までは目当ての作品をゲットしたら比較的すぐに離脱していたのですが、今回は思い立って各トークステージやライブを回遊しつつ味わい尽くしてみました。
すると楽しいこと楽しいこと。

 

架空の格闘ゲームを想定して各作曲家が曲を持ち寄った作品があったり、その裏話トークがあったり…
ZUNTATAメンバーが集まった企画CDとその裏話トークがあったり…
東方の派生ゲームのサントラとその裏話トークがあったり…
ZUNTATAのMASAKI氏のソロアルバムと演奏ライブがあったりしました。

 

いずれも当日のノリでふわっと進行していくゆるさがあり、うろうろしながら堪能することができました。
来年は会場未定とのことですが、ぜひ続けてほしいですね。