あけましておめでとうございます。
2017年もよろしくお願い致します。
昨年末に出たminusの新作ばかり聴いています。
元SOFT BALLETの藤井と森岡によるminus(-)。
昨年6月に森岡が急逝し、この体制での最後の作品となってしまいました。
今までのミニアルバムの曲からの収録が多いものの、どれも再アレンジや別ボーカルVerになっており、すべて新鮮に聴くことができました。
前半は藤井の得意なダークなサウンドと美しいメロディラインの曲が並びます。
「The Victim」の後半へかけてのゆるやかな盛り上がりは絶品。
後半「Maze」以降は森岡賢が好んでいたEDM要素がさらに増し、ポジティブな音像に森岡ボーカルが響き渡ります。
特に新曲「BEAUTY」は素晴らしく、SOFT BALLETでの雰囲気も感じさせます。サビの強さも大きな魅力。
「Descent into madness」はミニアルバム「G」で聴いたときからとても好きな曲でしたが、新曲「Live」のアップテンポの後に配置されることでよりカッコ良く響いているように思います。
最後は藤井ボーカルによる「B612-ver1.1」。ボーカルラインがオクターブ低くなったことでより暗めなサウンドになり、冒頭の「The Victim」に循環するような構造になっています。
minusはどんどん良くなってきている印象だったので、森岡さんの急逝が残念でなりません。藤井さんのインタビューによれば、minusとしての活動は続行するようです。
こちらは「O」と同時発売されたライブBD。
森岡さん参加の2月のライブと、急逝後の8月のライブが収録されています。
「O」に収録の新曲群も既に演奏されており、アレンジの違い等を楽しむことができます。
演奏曲、曲順は2回ともほぼ同様なのですが、SOFT BALLET時代からライブ毎にアレンジが全く異なる方々なので、ここでももちろん様々な違いが。
2月のライブではダブルドラム編成だったのが、8月のライブではトリプルドラム編成になっており、よりリズムの絡み合いを際立たせた演奏になっています。
2月ライブ後半での平沢進のゲスト参加、8月ライブアンコールでのAFTER IMAGESなど見どころは多く、とてもおもしろく観ることができました。