来週の定期演奏会について、さすがに大曲のため予習したほうがより楽しみやすいであろうということから、事前検討の記録をブログとしても残しておこうと思います。
まずは伊福部昭の「ブーレスク風ロンド」から。
概要や人となりの説明は以下の動画に詳しいのでそちらを参照いただくとして、ここでは個人ブログでできうることとして、配信音源などを参照として引きつつ鑑賞の補助線を提示できればと考えています。
まず曲の形式として、ロンド形式が採用されているというのが最もわかりやすい特徴です。主題となるテーマメロディが1つあり(Aとします)それに挟まれる形でABACABA(大ロンド形式)のようにメロディが交互に現れます。
なので、まずこのメロディAを把握しておくことで、今どの部分を演奏しているかの把握に役立つでしょう。

このメロディは「宇宙大戦争」などの映画でも頻出するメロディであり、比較的近年では「シン・ゴジラ」でも使用されたため、耳にしたことがある方は多いはずです。
また、吹奏楽カフェ内で言及されていた「吉志舞」も参考になるでしょう。
こちらは5分程度の作品ですが、同様のメロディが使用されています。
そしてTKWOが過去に録音した音源が以下。
こうしてみると、同じメロディであってもテンポ設定によって表情付けが変わることがよくわかります。速いテンポだと行進曲的な意味合いが強く出ますが、ゆっくりだと舞曲的な一面が強く出ているように感じられます。
曲名の「ブーレスク」は諧謔的、ふざけたような…という意味ですが、映画音楽の引用がそれにあたるとするならば、行進曲的に演奏すると「ブーレスク」の性格が、舞曲風に演奏すると「ロンド(輪舞曲)」の性格が強調されるのではないかと思われ、この曲の演奏に際してはそのバランスをどのように採用するかが大きなポイントになりそうです。
いずれにせよ、この「ロンド形式」によるメロディのサンドウィッチ構造を念頭に置いておくだけで、この曲は格段に聴きやすくなると思います。参考にしていただければ。