cali≠gari 20th Caliversary"2013-2014" 最終公演 第7期終了 - To say Good bye is to die a little -

武井誠脱退

セットリスト

1.エロトピア
2.淫靡まるでカオスな
3.-踏-
4.偶然嵐
5.トゥナイトゥナイ ヤヤヤ
6.舌先三分サイズ
7.近代的コスメ唱歌
8.娑婆乱打
9.トレーションデモンス
10.誘蛾灯
11.原色エレガント
12.オーバーナイトハイキング
13.君が咲く山
14.きりきりまいむ
15.マグロ
16.せんちめんたる
17.マネキン
18.混沌の猿
19.グッドバイ

En1
20.最後の宿題
21.さよならスターダスト

武井誠 脱退挨拶

En2
22.クソバカゴミゲロ
23.サイレン

終わってしまった。
もう呆然としてしまって何も言えない。

せっかくだからセットリストと突き合わせながら振り返ってみます。

18時を少し過ぎたあたりで青い照明が全面に展開され、そして赤い照明が追加されていきました。
カリガリでここまで青い照明を多用された覚えがなかったので正直青さん脱退の暗示かと身構え…。

1.エロトピア
2.淫靡まるでカオスな
3.-踏-
4.偶然嵐
5.トゥナイトゥナイ ヤヤヤ

エロトピアでフルスロットルの幕開けをしたあとはこれでもかと石井曲を連発。
村井「ヒットチャートを賑わせたナンバーだぜ!お前らも賑わせてやるぜ!」的な煽りからの舌先三分サイズ。

6.舌先三分サイズ
7.近代的コスメ唱歌
8.娑婆乱打
9.トレーションデモンス

舌先三分サイズも近代的コスメ唱歌も、生で聴くのははじめて。
この2曲が入ってきたあたりに「第7期終了」を強く感じました。

10.誘蛾灯
11.原色エレガント

レア曲ラッシュは続く。
なんだか本当に第7期の総決算でした。ベストイレブンでも生ではやらなかった「原色エレガント」を聴けるなんて…。

12.オーバーナイトハイキング
13.君が咲く山
14.きりきりまいむ
15.マグロ
16.せんちめんたる
17.マネキン
18.混沌の猿
19.グッドバイ

日が落ちた野音での懐中電灯が星々あるいは蛍のように綺麗だったオーバーナイトハイキング。
そしてなんだか時事ネタっぽくて妙な響き方をする君が咲く山。正直このへんで涙腺がやばかったです。
「きりきりまいむ」が来た時点で「あっ…」ってなりましたね。
マグロもせんちめんたるもなんだか久しぶりな気がしました。やっぱり名曲ばっかりなんですよ。

グッドバイは最高にスペーシーなイントロ。

なるほど、そんな事情が…。
つまりドラムに対して弦楽器隊が遅れて聴こえたわけです。
いやー面白かった。

MCらしいMCもなく、ゴリゴリと筋肉質なライブ本編でした。
そして誰が脱退するか不安に包まれながらアンコールに突入するのです。

En1
20.最後の宿題
21.さよならスターダスト

終わりをテーマにした青春の曲を連続で披露し、メンバーがはけていき…
いや、ドラム武井だけはけずに、真ん中のマイクの前に歩いてきて、すこし躊躇うようにうろうろと歩いた後に、マイクを手にしました。

武井誠 脱退挨拶

あの瞬間の悲痛な空気は忘れません。
1999年から15年カリガリをやってきたこと。
武井誠がカリガリから去るということ。
そんなことが語られました。

武井「俺はカリガリのライブってのを一度も生で観たことがないので、今度は客席から観ようと思っています」
のあとの客席の何も言えない沈黙がとにかく重かった。

En2
22.クソバカゴミゲロ
23.サイレン

噛みしめるように最後の2曲を堪能し、ライブは幕となったのでした。

全体的に見ると非常に良いライブでした。
メンバー全員の気合の入り用が見て取れるようで、石井は終始絶好調。特に今日の歌唱には感情が乗っていたと思います。
青さんのギターもキレッキレで、特にカッティングは最高でした。村井さんのベースも流石のひとこと。いつもワウをかける娑婆乱打ソロをワウなしで弾いてくれたのは嬉しかったです。
そして武井のドラミング。熱が入った、時に突っ込みそうになるくらいのアツいパフォーマンス。

サポートの秦野猛行さんにも触れておきたいですね。
キーボードだけでなくアコーディオンを効果的に使用してました。
君が咲く山にはああいった音がマッチしますね。

これだけ充実したラインナップが、しかしもう観れないというのは非常に寂しいです。
ありがとうカリガリ第7期。またいつかどこかで。