日曜に那須どうぶつ王国に行ってきた。
去年の10月からはじまった名取さなと那須どうぶつ王国のコラボ、行こう行こうと思っていたらもう今週で冬季期間内は終了、来週でコラボ自体も終了である。もう行かなくては。
土曜はイギリスのメタルバンドの来日公演に行っていたので夜まで頭を振ってからの早起きであり、それなりなハードスケジュールではあったのだが、同じく土曜は名取さな生誕の後夜祭が行われており、そこから参加した人もいたらしい。名取さなファンの間では馴れ合いは禁止されているため真偽の程はわからない。いずれにせよ、このツアーに参加するような人間は7日の生誕祭も参加もしくは視聴したのだろうなとは思う。
朝7時に都庁前のバスターミナルに集合。前日は生誕祭帰りのファンがバス3台分詰めかけたようだがこの日は1台、参加者も30人弱。比較的ゆったりと過ごすことができた。
バスが発車すると名取のガイド音声が流される。だいたい30分くらいだろうか。コラボのいきさつ、テレビCMの話、佐野サービスエリアの話など。休憩時間は普段の自分なら面倒臭がってトイレ休憩だけですませてしまいそうなところ、情報を受け取っていると何かしら食べておくか…となるから不思議だ。というわけでイモフライを購入。串カツみたいにソースがたっぷりかけてあって美味しかった。
佐野サービスエリアを出てからもガイド音声が流れ、那須どうぶつ王国のことやさな歩きのことなどが話されていたと思う。しばし仮眠をとりながら10時半くらいには那須どうぶつ王国に到着。コラボ台紙を受け取って、あとは帰るまで自由行動だ。着いたときは雪こそ残っているものの降ってはいないかなという感じだったが、このあと雪がはらはらと舞い始め、昼過ぎくらいまでは白っぽい視界の中で歩くことになった。
昼ごはんが混雑することが予想されたのでまずはヤマネコテラスに向かってみたが、そもそも11時オープンのため意味なし、そのまま横にある保全の森から観始めることにした。入り口付近ではツシマヤマネコが同じコースをずっとぐるぐると歩いており、日課の運動、的なやつかな?としばし見学。後に再訪したときはずっと毛づくろいをしていたので、ここで歩く姿を見ておけてよかった。ライチョウたちを横目に見ながらスナネコやアムールネコを見学。スナネコはご飯待ちか、給餌口らしきところの周りをウロウロと歩き回っていた。アムールネコは木の上でずっと静止しており、たまに眠っていそうな感じだった。
次はウェットランドへ。フラミンゴやカモ、白鳥といった動物たちがいるエリアだが外より気温が高く、とにかくメガネが曇った。フラミンゴが片足立ちで眠っているのを近くで見られたのは面白かったし、鳥たちが自由気ままに過ごしているのを眺めるのは癒やされた。
ヤマネコテラスに移動して昼食。コラボメニューもあるが、わりとガッツリ行きたかったのでカレーと唐揚げを注文した。ちなみにコラボドリンクについては、特定のドリンクがあるというわけではなくコラボ仕様としてソフトドリンクを頼むことになるので、ソフトドリンクを直接注文でなくコラボドリンクと宣言しよう(のち、マヌルヌマで宣言を忘れて聞き返されることになった)。店内はカウンター席や二人がけ席もそれなりにあり、単独参加の人でも過ごしやすくて良かった。混んできたのですぐに食べて店を後にした。
昼食のあとはザ・キャッツ入場列へ。猫たちのショーで、入場人数に上限があるので観たい人は30分くらい前から並んでおくのがよさそうだ。私は首尾よく後方の席を確保できたが、最前列に座れた場合はふれあいチャンスが発生するので狙いたい人はどうぞ。
ショーは撮影可とのことだったが、走り回る猫をうまいこと撮影できる自信がまったくなかったので目に焼き付けるスタイルで。会場にはりめぐらされたロープの上を渡る猫や、輪くぐりをする猫、玉乗りをする猫などを堪能できた。スタッフの方が「みなさん!猫は好きですか?好きだったらニャーと答えてください!」とコーレスをやっていて、まずは女性と子供、そのあとに男性に声出しをさせていた。おそらく普段は恥ずかしがる男性をいじる感じなのでは?と思ったが、そこは名取勢も多いこともあってか野太い「にゃー」が発せられ、スタッフさんも「ありがとうございます~寒気がしました~」と楽しそうだった。
猫たちのパフォーマンスは非常にスムーズでやりなれてる感があり、気まぐれな猫をよくぞここまで…と謎の感動があった。かと思えば玉乗りでは観客のほうが気になってなかなか玉乗りしてくれず、「ごらんください…これが…猫です!!この気まぐれさ!!」とトークで間を持たせていて職人技を感じた。
続いてアジアの森へ。レッサーパンダやビントロングなどがガラスを隔てずに見ることができ、かなり良かった。近すぎて逆に写真を撮る暇がないほど…。
ここに限らないのだが、基本的にすぐそばに動物がいるので、ぜんぜん特典の解説音声を聴いている暇がなかった。ので後で聴きました。すまんな名取…。
マヌルネコは絶対見ておきたかった動物のひとつ。やはり人気があるのか常に人だかりがあり、ちらちらと眺めながら(ちょうど場所的にも、いろんなところに向かう途中にある)通った。
そして熱帯の森へ。ここもとにかく動物が近い。大き目の鳥類が通路を歩いていたりして、気を抜くとぶつかってしまいそうだ。新宿駅でおっさんをよけるときのような俊敏性が求められる(すばやく動くとあぶないからゆっくり避けましょう)。
おとなしそうなアリクイたちが急にじゃれだしていたりしてほほえましかった。ナマケモノもけっこうナマケてない感じで、これも油断すると触れてしまいそうなほど近い。スタッフさんも監視大変だろうな…。
入口付近に戻ってオオカミの丘へ。スカンクたちやオオカミがいる。スカンクは想像以上に常に動き回っていて驚いた。オオカミたちも思ったよりうろうろしてくれていて、かなり近くで見ることができた。ガラスにはひっかき跡のようなものもありウオオ…となった。
王国タウンの中心部にいるアムールトラ、カッコ良すぎて何回も見に行ってしまった。常に3つの窓の近くをうろうろしてくれて、ファンサービスが凄い。スタッフさんによる説明会も見たのだが、食事の気配を察してか、ガラスに肉球をおしあてまくってアピールしていてとてもよかった。生で見るとやはり大きさに圧倒されるし、それでいてネコ科っぽい自由気ままさも垣間見ることができていつまででも見ていられそうだった。
冬季はファームエリアが休業中なので、ペンギンビレッジが端ということになるだろうか。外に出てきたペンギンたちをゆったり眺めることができた。喉を振るわせて鳴いている姿も間近で見ることができ、おすすめだ。屋内にはパフィンもいた。
だんだんと帰りの集合時刻が迫ってきたので再度マヌりにいったり、お土産を見たり。
最後にジャガーに挨拶をしに行って写真を。外との気温差で眼鏡がくもっちゃうよ~と思いながら撮影したのだが、曇っていたのはレンズだったのが後からわかった回。
そして那須どうぶつ王国を後にしたのだった…。
日帰りのバスツアーってどんなものか…と思っていたのだけど、想像以上に快適だしお手軽で、時間や懐事情が許せばまた気軽に来たいな、と思わせられた。
特に今回は冬季でファームエリアには行けなかった(それでも、時間はもっと欲しいくらいだった)ので、ぜひまた来たいところだ。
コラボも5月から再開するらしいし、動物に興味がある人には迷わずおすすめ。楽しい一日だった。