サブスクで聴ける吹奏楽2020

Spotifyを使い始めて結構経ちました。クラシック、吹奏楽サクソフォン関連でもかなりいろいろ聴けるなというのがわかってきたのでおすすめをいくつか紹介します。


東京佼成ウインドオーケストラ


吹奏楽極上特盛」


アルバム名が多少痛いですが、近年のTKWOのアルバム群から選りすぐりの演奏が詰められたもの。アルメニアン・ダンスやディオニソスの祭り、フェスティバル・ヴァリエーションズといった大曲だけでなく、スウェアリンジェン「ロマネスク」やコーディル「吹奏楽のための民話」、保科「風紋」などの難易度的にとっつきやすい楽曲も多く配置。組曲ものなどが一部だけの収録になってしまっているのが難点ですが、各演奏会での雰囲気やTKWOの音楽性を知るにはぴったりのアルバムと言えます。


元になったアルバムの中からひとつおすすめを挙げるならこちら。


「ダフニスとクロエ」


通常、管弦楽から吹奏楽へのトランスクリプションものは色彩感が減り、物足りなく感じやすいのですが、TKWOは演奏技術もさることながら大きな音楽づくりで楽器の違いを感じさせない音楽体験をさせてくれます。サブスクには存在しませんがこのほかにも正指揮者の大井さんが指揮をふったアルバム群はいずれも名盤なのでCDも買いましょうね。

 

シエナ・ウインド・オーケストラ


「ブラスの祭典3」


佐渡シエナのブラスの祭典シリーズは私の世代にとってはもうバイブルみたいなものですが、特にこの3は印象的でした。ホルストの「第一組曲」やスミスの「フェスティバルヴァリエーションズ」といった有名曲にルディンの「詩のない歌」を混ぜてくるあたりにセンスが光ります。演奏はシャープでくっきりとした若々しいイメージのもので、中高生が夢中になるようなキラキラしたアルバムです。


「邦人作品集」


邦人作品をコンセプトに取り上げたアルバム。吹奏楽コンクールでも人気な大栗「大阪俗謡による幻想曲」や中橋「科戸の鵲巣」、真島「三つのジャポニスム」といった楽曲が高クオリティの演奏で聴けるのもうれしいですが黛「オール・デウーヴル」や兼田作品、三善作品、藤田作品と日本の吹奏楽史のなかでも非常に重要な作品ばかり。演奏も落ち着いてきてじっくりと楽曲の内面に向き合うことができる好盤に仕上がっています。


■オオサカ・シオン・ウインドオーケストラ


ギルガメッシュ


アッペルモントの「交響曲第1番 ギルガメシュ」がメイン。大阪市音楽団はその長い歴史と活動から積み上げられた極上のブレンドサウンドが特徴的ですがここでもその良さが十分に活きています。ギリングハム「ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス」は個人的にこの演奏が一番好きです。


「マラゲニア」


バーンズによる自作自演アルバム。作曲者の指定テンポによる「アルヴァマー序曲」で幕開け、「祈りとトッカータ」といった名曲群に加え「交響曲8番」が収録されているのも貴重です。シオンはほかにもスパークやヴァンデルローストといった作曲家を指揮者に迎えた演奏会を積極的に行っており興味深いCDがたくさんあります。


■その他


アルプス交響曲/マスターズブラス・ナゴヤ


最近できた名古屋の吹奏楽団。魅力的な楽曲を取り上げたアルバムがリリースされていますが最新作はリヒャルトの「アルプス交響曲」全曲。同曲をオマージュしたチェザリーニ「アルプスの詩」という吹奏楽オリジナルの人気曲も存在しますが、この交響曲のほうを取り上げるのはなかなか珍しいですね。吹奏楽のパワーも活かした表現は面白いです。


交響曲第9番/ブリッツ フィルハーモニックウインズ」


まさかのベートーヴェン「第九」を合唱付きの吹奏楽で全曲やってしまうという凄い企画。さらに楽章ごとに編曲者が異なるという挑戦的な作品です。楽団10周年でこれをもってくるのはさすがという感じですね。こういう吹奏楽の枠組みを再拡張しようとするような試みはとても応援したいです。


「風/航空自衛隊中央音楽隊」


自衛隊音楽隊にも素晴らしいアルバムが多数あります。航空自衛隊のこのアルバムは記念演奏会の録音で、「ブルーインパルス」などのらしさあふれる選曲が楽しめます。


「アーネム/陸上自衛隊中央音楽隊


こちらは陸上自衛隊自衛隊の演奏するマーチは端正でとても好きですね。「ボギー大佐」などの超有名曲だけでなく、あまり知られていないような楽曲まで幅広い選曲。スーザスタイルの行進曲では特に「行進」という行為をしっかり感じさせてくれる解釈と演奏で素晴らしいです。


「トランスフォーメーションズ/ノーステキサスウインドシンフォニー」


ノーステキサスは昭和ウインドでも振っているユージン・コーポロンによるアルバムが多数出ており、新しい吹奏楽作品の良い楽曲を知りたいときはまずチェックする団体のひとつです。このアルバムはマスランカの「交響曲第7番」をメインに据え、「バリ」など民族的なサウンドの面白い楽曲も含まれています。


「ゴールデン・オブ・ドリームズ/ダラスウインドシンフォニー」


ダラスウインドも高品質なアルバムが多いですがこのマスランカの「子供の夢の庭」は特に有名ではないでしょうか。マスランカの楽曲は非常に宗教音楽からの影響が強く、楽器の限界を要求するような音域の使用による緊張感も魅力です。


「シグネイチャーズ/アメリカ空軍バンド」


アメリカ空軍バンドによるオリジナル曲が集められたアルバム。中でもグレイアム「ハリソンの夢」は印象深いですね。高い技術力とテンションに裏付けされたいいアルバムです。

 

個人的に印象深いアルバムを取り上げましたが、ほかにも探すといいアルバムがザクザクあります。ただ、インディーズレーベルによるアルバムなどはどうしてもあまり存在しなかったり、あっても単一楽章しか聴けなかったりするので、まだまだ新作チェックはCDも強いな、という印象ですね。

People In The Box「Tabula Rasa」

最近めっきりだったアルバム紹介をします。

 

People In The Box「Tabula Rasa」

 

昨年に発表されたPeople In The Boxの最新作。

Kodomo Rengouでは過去のPITBの要素すべてのいいところを活かしつつも一歩推し進めた名作でしたが、今回はそこからさらに進んだ挑戦的な内容です。

 

まず耳をひくのはキーボードの存在感で、楽曲の半数以上のメインリフが鍵盤によるもの。さらにそのリフがメロディというよりも和音を軸にしているところもポイントです。それでいて歌心を感じるフレーズになっているのは波多野さんの幅広い音楽性によるものだといえるでしょう。ギターも演奏されますが大半がクリーンやアコースティックの音色であり、バンドサウンドとしては非常にやわらかです。そのぶん「ミネルヴァ」や「装置」最後のギターが際立って刺さってきますね。

 

ベース福井さん、ドラム山口さんとの絡みも素晴らしく、各楽器が会話をしているかのように楽曲を推し進めていくさまは感動的です。中でも私が好きなのは「いきている」。リフのリズムの表裏がどちらかわかりづらいトリッキーなところもそうですが、何より音数がここまで絞られているとは思えないほどの内容の濃さに驚かされました。特に山口さんのドラムはあえて手数を絞り切ったうえで流麗なビートを作り出しており圧巻です。さらっとハーモニクスを混ぜたりと高度なプレイを決める福井さんのベースも聴きどころ。

 

歌詞についても面白いところが多く、以前のPITBだったらもっとぼかしただろうなと思われるような表現、言葉選びが多いように感じました。Family Record頃は匂わせるくらいだった社会とのかかわりを包み隠さずに表出させるようになってきているような。それはKodomo Rengouでの成功から得た自信によるものかもしれませんし、段々と移ろってきた今のモードがそうだったということでもあるのでしょう。「まなざし」のクライマックスで耐えられますようにと繰り返すさまはほのかな狂気すら感じさせ、同時にどうしようもなく美しくもあります。

 

People In The Boxと人類の2019年の断面が視える傑作です。

 

↓これは好きすぎて耳コピをこころみた「いきている」です

 

XA-VAT「LUST TOUR 2020「VAT-END-乱」 @ harevutai」

XA-VAT観てきました!

 

■セットリスト
01.座-芸夢too無礼
02.VAT-COMMUNICATION
03.VANG! VANG!
04.BLACK RUNWAY OF DEVILS
05.E-Z
06.VAT-DANCE
07.Body To Body
08.EPOC TRACE
09.What You Get
10.Mr.VITAL
11.THE 艶℃ BABY
12.洒落た頭を垂れる髑髏
13.真眼SOUL
14.Mecca
15.NUMANS-Roxette
16.ZEROTICA
17.XA-VEST
18.Nursery Rhymes Baby

 

En.
19.VIDEO GAYTION
20.XANADOoM

 

XA-VATはあまりライブの回数のあるバンドではなく、ワンマンとして観るのははじめて。前回はヘクトウとの対バンでした。

 

各タームで1枚作品を出しては数本ライブをやって退散、という活動スタイルをとっている彼らですが今回は多分3回目のターム(1:艶℃、2:K-I-S、3:芸夢)。曲数がそこまで多くないこともあり、ほぼ全楽曲を網羅したセットリストになっていました。

 

新作「芸夢」の楽曲群はどれもアップテンポで即効性が高く、オープニングから凄い盛り上がり。艶℃からも攻撃力の高い「E-Z」や「VAT-DANCE」の後はSOFT BALLETカバーの「Body to Body」。サビなどにリハモが施されつつも原曲のEBMの香りは継承した素晴らしいカバーでした。K-I-Sからの"シュラシュシュシュ"という歌詞が印象的な「What You Get」。「真眼SOUL」もそうですが、K-I-Sの楽曲群はジワジワ良さが沁みてきますね。

 

「洒落た頭を垂れる髑髏」ではアッパーなドラムが印象的。打ち込みに完全にシンクロしつつ(音色もそれっぽい)人間的なフィルをたたき込む様は非常にかっこよく、ライブならではのパワーが加味されていたように感じました。メロディアスな「Mecca」「NUMANS-Roxette」に続きXA-VATといえばこれ!という「ZEROTICA」でクライマックスへ。Voの石井さんのパフォーマンスも最高でしたがSadieさん、Koziさんのギターとコーラスもとても素敵でしたね。「Nursery Rhymes Baby」で本編終了。

 

アンコールはまずSadieさんとKoziさんが出てきての「VIDEO GAYTION」、続いて「XANADOoM」。この日の衣装は歌舞伎風(ハイパー肩パッド有)で、肩を上下させる謎の肉体言語が飛び交う空間でした。ライブを見るたびにかっこよくなっていっているのは爽快ですし、本人たちも好感触を得ていたようでした。今回はこれにて退散になってしまいましたが、また是非集結していただきたいものです。

 

東京佼成ウインドオーケストラ「第147回定期演奏会」

 

01.祝典序曲(D.ショスタコーヴィチ/大橋晃一編)
02.ステージ・オーケストラのための組曲(D.ショスタコーヴィチ/J.デ・メイ編)
03.交響曲第5番(D.ショスタコーヴィチ/伊藤康英編)

 

En.
04.バレエ組曲「ボルト」より 3.荷馬車引きの踊り(D.ショスタコーヴィチ/大橋晃一編)

 

TKWOの定期演奏会に行ってきました。
指揮は特別客演指揮者のトーマス・ザンデルリンクさん。

 

すべてショスタコーヴィチ作品という気合の入ったプログラムで、前半は明るい曲、後半はシリアスな曲という構成でした。

 

祝典序曲は新編曲で原調。明るい響きが印象的でした。ファンファーレのきらびやかさはもちろん、すばやいパッセージでの軽やかさもさすが。メリハリのきいた展開と盛り上げ方が特に素晴らしく、高揚感のある最後のバンダ付きファンファーレ部もとても感動的でした。

 

ステージ・オーケストラのための組曲は「ジャズ組曲第2番」としてよく知られる楽曲。実態としては劇伴オケのための曲といった内容で、BGM風の小さな楽曲が並びます。ここでのTKWOのサウンドは本当に素晴らしく、シンフォニックで弦楽器の不在が全く気になりませんでした。各ソロ奏者も印象的で、リリック・ワルツやワルツ第2番でのサクソフォンも素敵でした。

 

メインの交響曲第5番は伊藤さんによる編曲。特に弱奏の場面で原曲の編成にとらわれないアレンジがされていたように聴こえ、面白かったです。ザンデルリンクの表現は強烈というよりはずっしりと腰を据えたシリアスさという感じで、テンポ的にもゆったりめ。弦楽器の不在をものともせず楽曲の持つ重厚さを演出していたのは凄かったですね。この曲でも各ソロは最高の演奏で、田中さんのソプラノサックスによるヴァイオリンを模写したソロや終楽章でのトランペットとホルンなど、いずれも印象的でした。終盤のためも凄まじく、重いテンポには金管群も大変そうでしたがいいものを聴かせてもらいました。

 

アンコールもショスタコーヴィチ。ボルトからの短い楽章でシリアスな空気をさわやかに緩和して終演となりました。ザンデルリンクさんのTKWO公演を聴くのは今回で3回目ですが、いずれもロシアの重厚な作品を楽しめてとても勉強になります。また客演してくれるといいな。

「Black Sacrifice Vol 26 @西永福JAM」

ZERO DIMENSIONAL RECORDSさんのブラックメタルライブイベントを観てきました!

 

■Sungoddess
東京のバンド。キーボードを含む厚いサウンドのブラックを堪能しました。構築された楽曲の面白さを感じましたね。

 

■Fatal Desolation
仙台のバンド。生っぽい質感が非常に素晴らしかったです。ギターメロディとVoの危険な感じのふるまいがとてもクールでした。

 

■Fra Hedensk Tid
静岡のバンド。気合の入ったトゲトゲした衣装が印象的。寒々しいブラックでこれもとてもよかったです。

 

どのバンドもZDRのコンピで知ってるくらいの理解度だったんですが、とてもかっこよかったです。いろいろ漁りたくなってしまいました。

 

■Seigneur Voland
フランスのバンド。知らないバンドでしたがライブに合わせて過去音源の再発(しかも音源自体がすくなくこの再発盤だけで楽曲を網羅できた)もあり、面白そう!と購入。ブラックメタルらしいサウンドながら非常にメロディアスなトレモロのメロディが印象的なバンドで、それはライブでも完全に再現されていました。より生っぽくパワフルで、キックがカッチリしていないあたりも味があってよかったですね。「...Et Autres Germes De Pourriture」は特に気に入っていた曲なので最高でした。行ってよかった!楽しいライブでした。

 

Twilight Force「Japan Tour 2020 @ 新宿BLAZE」

トワフォを観てきました!

 

■Grailknights
01.Knightfall
02.Cthulhu
03.Morning Dew
04.Laser Raptor 3D
05.Grailrobic
06.Superhero Medley
07.Pumping Iron Power
08.Grailquest Gladiators

 

ノーチェックでしたがめちゃくちゃ楽しかったです。
アメコミのヒーローのような衣装に身を包んだマッチョマンたちが聖杯を守るためにメタルするというショーでした(ライブというよりショーという言い方のほうが適切だったと思います)。


まずは聖杯の紹介をし、それを骸骨に奪われる寸劇、それを取り返して勝利というストーリー性を持ったステージでしたが、随所に筋肉を盛り込んでくるためストーリー以上の面白さが付加されていました。


なかでも中盤での「筋肉体操」は爆笑もので、メンバーと一緒にマッスルポーズをとりながら足を鍛えるという内容。「キンニクゥー!トゥアイスォー!!」の掛け声、最高過ぎましたね…。


楽曲は音源で聴くとわりとスカスカなのですが、ライブを見たあとだと「ああ、ここで筋肉みせとるんやな…」と理解できるので、なんというか"聴き方がわかった"感がありますね。最後の骸骨との闘いではメンバーが剣を準備しているのに対し、骸骨はコンビニ傘というこれまたシュールな光景でした(やられた時に傘を開くのは反則でしょ…面白過ぎる)。スーパーヒーローメドレーではメタルの名曲のリフが差し込まれたりして盛り上がっていましたね。よいライブでした。

 

■Twilight Force
01.Dawn of the Dragonstar
02.Queen of Eternity
03.Long Live the King
04.To the Stars
05.There and Back Again
06.Enchanted Dragon of Wisdom
07.Winds of Wisdom
08.Battle of Arcane Might
09.Flight of the Sapphire Dragon
10.Gates of Glory


En.
11.Blade of Immortal Steel
12.The Power of the Ancient Force

 

やはりトワイライトフォースは最高…。
初来日のあとにVoの交代劇があり、いったんは熱が冷めたかと思いきや圧倒的な3rdアルバムのクオリティで完全に持ち直したTF。ライブもやはり最高でした。全体の印象としては前回と同様で、とにかくハッピーなメタルを高クオリティ(特にリードギターのリンドのソロは圧巻)で提供してくれるというものですが、さらにステージングに磨きがかかっていたように思います。ドラゴンが出てくる曲では「空気でふくらませるドラゴンボート」が登場し客席にダイブ。客席はハイトーンに身をゆだねながらドラゴンとハイタッチしまくるという謎の空間に。


新Voのアリオン(アレッサンドロ・コンティ)はTrick or Treatの来日でも何度か見たことがありますが、安定したハイトーンが持ち味。前任のクリスティアンのような抜ける声質ではないものの、その分オペラティックなまろやかな歌唱であったり、バンドサウンドに溶け込むようなメロディでは綺麗に響いていたように思います。中でも3rd曲でのクオリティは素晴らしく、Dawn of the Dragonstarでの勇壮さやBlade of Immortal Steelでのスケールの大きな表現は感動しました。The Power of the Ancient Forceの最高音部分はさすがにキツそうだったので、クリレオンもやっぱりすごかったんだな…と再認識しましたね。


しかし最高のライブでした。こと楽曲のクオリティに関しては名だたる一流スピードメタルバンドたちになんら引けをとらないと思うので、どんどんビッグになってほしいですね。また何回でも来日してほしい…!

 

C2機関「鎮守府新春New Year Special Live! 2020」

艦これの新春ライブを観てきました。


XのToshlとLOUDNESS高崎晃がゲスト。

 

■セットリスト
01.一月一日
02.迎春の鎮守府
03.君くれハート
04.泡沫のシャングリア
05.波濤を越えて
06.鎮守府の朝
07.マスカレイド(feat. 龍玄とし)
08.鉄底夜歌(feat. 龍玄とし)
09.艦娘音頭
10.八駆の迎撃
11.渚を越えて
12.敵艦隊、見ゆ!(feat. 高崎晃
13.強襲!空母機動部隊(feat. 高崎晃
14.二羽鶴
15.佐世保の時雨
16.艦隊突入!上陸船団を討て
17.モドレナイノ(feat. 龍玄とし)

 

En.
18.艦隊決戦(feat. 高崎晃
19.月夜海

 

基本的には第一音楽遊撃部隊(1MYB)の演奏を軸に各ボーカルやゲストが追加されるという構成。告知されていたゲスト2人のほか、篠笛や太鼓、呉氏といった面々も参加し、ダンサー陣も加わって非常に祝祭感のある公演になっていたと思います。

 

ステージ中央に階段が配置され、それを挟むようにKeyどDrが配置。さらに両翼にギターとベースという編成で、基本的には全員その位置での演奏となっていました。演奏自体は佐世保で聴いたときと同等、パワフルでよかったと思いますが、広いこともあり音響がすこしぼやけて聴き取りづらかったのは多少残念でした。「泡沫のシャングリア」は定番のキラーチューンになりつつありますね。ギターの速いパッセージが見せどころとして強いです。

 

ゲストのToshlさんはオリジナルの「マスカレイド」と艦これの新曲を披露。声も絶好調で体の芯まで響いてくるようでした。やはり自作のマスカレイドが特によかったですね。あたたかい中音域と透き通った高音域がきれいに出ていて素晴らしかったです。艦これ曲のほうでは珍しくデスボイス風のシャウトをする場面もあり驚きました。そしてXでおなじみの体育会系煽りも。やはりシンプルながらもToshlさんの煽りは最高に血が踊りますね。

 

すっかりおなじみの瑞…「艦娘音頭」ではボクカワウソやキリン改二、ダンサーさんたちに加えなんと無良さんが登場し、最終的には一緒に音頭を踊るという非常にカオスな宴が催されました。キレキレでしたね…。

 

サーカスでのオペラ歌手の方の歌唱が印象深い「渚を越えて」は今回は野水さんとタニベさんが担当。タニベさんはトランペットも担当していました。野水さんの歌唱は素晴らしく、楽曲の緊張感を十二分に引き立てていたと思います。タニベさんが後半からハモリで入ってきたのも素晴らしかったですね。

 

高崎晃さんは艦これ戦闘曲で2曲ギターパートを担当。基本的にはパワーコードのバッキングで、サビ部分ではメロディを担当するといった内容でした。ギターパートとしての自由度はほぼなかったといってよいと思いますが、持ち前の音の切れ味と歌心で強烈な印象を残してくれました。バッキングを刻みながら観客を見回すしぐさはやはりカッコいいですね。個人的にはもっと弾きまくるタッカンが見たかったという気持ちはありますが、渋くて素晴らしいプレイでした。曲間で名曲「LOUDNESS」の冒頭部分のようなプレイも聴けてよかったです。

 

佐世保の時雨」ではここキーどうなってるんだ…?とか伴奏…?という箇所もありましたがタニベさんの熱い歌唱を聴くことができました。(物販、7時半から並んだのに目の前でCDが売り切れてしまったので一般発売したら聴き込みたいですね…)

 

Toshlさんが再登場し「モドレナイノ」で本編終了。最後のヴォカリーズ部分はやはり最高にきれいでしたね。音源化してほしい…。

 

アンコールでは高崎晃さんが再登場し「艦隊決戦」。この楽曲はギターがリフを刻んでいることもあり、この日いちばん高崎晃っぽさが聴けた瞬間になっていたかと思います。ギターメロディ部分もスイッチを切り替えて一気に歌い上げる(というよりは”畳みかける”といった感じでしょうか)演奏で素晴らしかったです。

 

最後はキャスト陣で月夜海を合唱して終演となりました。
様々な要素が入り乱れた非常に大規模なライブでしたが、楽しく仕上がっていたと思います。今年はZEPPツアーを行うことが発表されましたが、倍率すごそうですね…。

 

なお、私は終演後「速弾きをするタッカンが聴きたい症候群」に罹患してしまったため、現在めちゃくちゃラウドネス聴きまくっています。