ここ数年で観た映画の話とか

ここ数年は映画をわりと観に行っていたんですが、全然どこにも記録を残してないことに気づいたので印象に残った作品を記載しておくことにします。

 

・GODZLLAアニメ三部作(2018/11鑑賞) 

GODZILLA 星を喰う者

GODZILLA 星を喰う者

  • 発売日: 2020/01/15
  • メディア: Prime Video
 

 SF!って感じですね。第1部、第2部と物語的には順当に進んできてからの第3部での目まぐるしい展開はなかなか強烈でした。

 

ボヘミアン・ラプソディ(2018/11鑑賞) 

ボヘミアン・ラプソディ (字幕版)

ボヘミアン・ラプソディ (字幕版)

  • 発売日: 2019/04/17
  • メディア: Prime Video
 

 そこまで通っていなかったQueenの名曲たちを知るきっかけになったという意味でも非常によかったです。やはり終盤のライブシーンは素敵でしたね。

 

・来る(2018/12鑑賞) 

来る DVD通常版

来る DVD通常版

  • 発売日: 2019/07/03
  • メディア: DVD
 

 柴田理恵がめちゃくちゃカッコいい映画。和風ホラー要素と大暴れ的な要素がうまいこと配置されていて、謎の爽快感があります。もう一回観たいな、配信こないかな…。

 

・翔んで埼玉(2019/03鑑賞) 

翔んで埼玉

翔んで埼玉

  • 発売日: 2019/09/11
  • メディア: Prime Video
 

 魔夜峰央さんの未完の漫画の映画化。原作の勢いを活かしつつさらにドタバタでトンデモな方向に展開していったなという感じ。小ネタも多く楽しめました。

 

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019/05鑑賞) 

アベンジャーズ/エンドゲーム(字幕版)

アベンジャーズ/エンドゲーム(字幕版)

  • 発売日: 2019/09/04
  • メディア: Prime Video
 

 アベンジャーズなんも知らないのに観に行きました。なんだかわからないけどヒーローらしき人達が結集して戦っている!という第一印象でしたが、これの後にアマプラで観たアイアンマン1のラストではこれか…!とゾクゾクきました。

 

フレームアームズ・ガール(2019/06鑑賞) 

 われらがコトブキヤのプラモデルシリーズから派生したアニメの劇場版。TV版の総集編にキャラがコメンタリーをつけるという手法で、そうきたかと思いました。TV版も好きなのでこの形でもそこまで不満はないのですが、さすがに何度も観たシーンばかりでは…という気持ちもあり。新曲のシーンは最高でここのために見てほしいくらい。

 

海獣の子供(2019/06鑑賞) 

海獣の子供

海獣の子供

  • 発売日: 2020/01/29
  • メディア: Prime Video
 

 同名の漫画の映画化。とにかく色彩が印象的で美しい作品でした。なかなか精神的な展開があったりと完全に理解できたかというとそうではない気がするのですが、全体を通して一枚の絵として鑑賞したような、大きなものを観た感触が後味として残りました。

 

・ジョーカー(2019/10鑑賞) 

ジョーカー(字幕版)

ジョーカー(字幕版)

  • 発売日: 2019/12/06
  • メディア: Prime Video
 

 これも非常に話題になっていましたが、共感性羞恥がそこそこきつかったですね。とはいえ悪役が悪役になった理由というところでカタルシスを得られるように作られており、ガス抜きになるような作品だったと思います。

 

・IT THE END(2019/11鑑賞) 

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(字幕版)
 

 ITの後編。前編では子供時代のストーリーだったため友情や恋といった要素が強かったように思いますが、大人時代である後編は各キャラクターの人間としての成長と戦いが描かれており、より面白く観ることができました。

 

・ドクター・スリープ(2019/11鑑賞) 

ドクター・スリープ(字幕版)

ドクター・スリープ(字幕版)

  • 発売日: 2020/03/11
  • メディア: Prime Video
 

 シャイニングの続編。シャイニングという超能力要素にあらためてフォーカスしなおしつつも、シャイニング(映画)の要素もふんだんに取り入れてあり面白かったです。純粋なホラーかというと違うのですが、成長と継承を感じることができるよい作品でした。

 

スターウォーズ Ep9(2019/12鑑賞) 

 今回の3部作もついに完結。Ep7からEp8での展開でどうケリをつけるのかと思いましたがどうにか綺麗に落としたかなという印象。とはいえ綺麗でなくても振り切った作品が観たかった気持ちもあり少し複雑でした。ローグワンを観ます。

 

・へヴィ・トリップ(2020/01鑑賞) 

 オリジナル曲が1曲しかないメタルバンドが馬鹿にされながらフェス出場を目指すという、あらすじからも伝わるようなギャグ主体映画。とはいえメタルに対する小ネタの入れ込みはかなりのもので、メタラーにも納得の出来。もう一度観たい映画のひとつ。

 

・1917(2020/02鑑賞) 

1917 (Original Motion Picture Soundtrack)

1917 (Original Motion Picture Soundtrack)

  • 発売日: 2019/12/20
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 戦場をかけめぐる伝令をワンカットで描いた作品。本当にワンカットなのか…?と思うほど自然で迫力のある映像だけでなく、戦争モノとしてのドラマも濃密。後半の歌のシーンなどはしんみりとしてしまいました。

 

・ミッドサマー(2020/02鑑賞) 

Midsommar [Blu-ray]

Midsommar [Blu-ray]

  • 発売日: 2019/10/08
  • メディア: Blu-ray
 

 かなり前から楽しみにしていた作品。そして期待通りのすばらしさでした。ホラー映画というくくりではありますが9割のシーンは明るい昼間。主人公の誰に感情移入するかで受ける印象が大きく異なると思いますが、これをセラピー映画とする人がいるのも理解はできます。映画を見ているのに謎の浮遊感が漂う体験はなかなか強烈。

 

・Fukushima50(2020/03鑑賞) 

Fukushima 50

Fukushima 50

  • メディア: Prime Video
 

 福島第一原子力発電所での出来事を描いたもの。さすがに様々、誇張しすぎ、お涙頂戴にもっていきすぎなのでは?と思う箇所はありましたが、全体的に当時の空気感や現場での緊迫感などが大迫力で描き出されており、よい映画だったと思います。

最近読んだ本の話とか

4月頭あたりに「時間あるからブログでも書くか」と思い立ったはいいんですけど、吹奏楽の記事を書いたっきり全然更新できてないですね。やっぱり急に変わろうとしたって無理があるんですよきっと。

 

最近読んだ漫画とか本について書いてみますね。

 

銀河英雄伝説」(藤崎竜) 

 「封神演義」「屍鬼」「かくりよものがたり」も好きでしたが今回も凄い。封神演義と同様、歴史にいついて語りつつも藤崎イズムが存分に注入されていて夢中になって読んでいます。原作は未読ですがどこかで読まねば…。

 

「あの人の胃には僕が足りない」(チョモラン) 

 魔王マグロナさんとのコラボ放送でなるほど、面白い!と思って読み始めました。かわいらしいキャラクターとホラーな描写の落差がゾクゾクきますね。

 

「ブレイズ・ソー・エッジ」(吐兎モノロブ) 

ブレイズ・ソー・エッジ 1 (ヤングキングコミックス)
 

 濃厚な設定とかっこいいバトル。そして主人公たちの関係性。さまざまな不穏な要素が見え隠れしてきたところで終了にはなってしまいましたが、終わり方が非常に美しく素敵でした。次回作も楽しみにしています。

 

「ハーモニー」(伊藤計劃) 

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

 

 読んでおきたいなと思ったので。物語のおもしろさもさることながら、冒頭の表記やその意味などが氷解していく感じがかなり好みでした。映画化もされていたので観ましたが、そちらはその冒頭/最後が私とは解釈違いでしたね…。

 

「のんベレケ。」(nonco) 

ようかい居酒屋 のんべれケ。(1) (KCデラックス)

ようかい居酒屋 のんべれケ。(1) (KCデラックス)

  • 作者:nonco
  • 発売日: 2019/08/09
  • メディア: コミック
 

 艦これの同人でよく読んでいたnoncoさんのオリジナル作品。圧倒的な画力とギャグ力が爆発していて毎回楽しみにしています。

 

「俺たちの日常は始まったばかりだ」(氷川へきる) 

 「ぱにぽに」「キャンディポップナイトメア」なども好きで読んでました。今回もゆるゆるとした日常に氷川先生イズムのギャグが挟まれていく感じで楽しいですね。

 

鬼滅の刃」(吾峠呼世晴) 

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 どうやらすごいらしい…と聞いて読み始めたら一気に全巻買ってしまいました。鬼側に寄り添いつつも話を進めていくのが面白いですね。

 

みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」(日経コンピュータ) 

 ITにかかわるものとして読んでおきたいと思ったので。大規模システムの刷新にあたってのハマるポイントであったり学びが非常にありました。

 

課長バカ一代」(野中英次) 

 昔から好きだったんですが電子版が出たので。会社の描写はさすがに時代を感じますがギャグとしての切れ味は今でもとても楽しめます。

 

「大奥」(よしながふみ) 

大奥 1 (ジェッツコミックス)

大奥 1 (ジェッツコミックス)

 

 江戸時代のあるときから「高い確率で男性が死ぬ」病気が流行し、女性が男性に代わって政治の中心を担うようになったら…という作品で、なおかつ歴史通りに進行するというものすごい設定の作品。歴史の授業で知っている名前がどんどん出てくるのに授業とは違った形で脳内で魂が入れられていく不思議な感覚が味わえます。

 

「レッド」山本直樹) 

 連合赤軍あさま山荘事件までを描いた作品。当事者たちの証言をもとに詳細に書かれておりとても考えさせられます。こういう過去の事例とかに学ぶことは学んでいかなければなと思いますね。

 

メイドインアビス」(つくしあきひと) 

 映画が話題になっていたので読み始めたらぐいぐい読んでしまいました。映画はまだ観れていません。観たい…。特に最新巻まわりの話が印象的で、環境に適応しようとする人たちとその結果…というところは面白かったです。

 

ど根性ガエルの娘」(大月悠祐子) 

 エッセイとか自伝的な内容かなと読み始めたらそれどころではなく、自分の周りのことを描くことにより最終的にはその自分の周りへ影響をおよぼし、人生を変えていくという凄まじい作品でした。人間関係を見つめなおしたくなる作品。

 

バーナード嬢曰く。」(施川ユウキ) 

バーナード嬢曰く。: 1 (REXコミックス)

バーナード嬢曰く。: 1 (REXコミックス)

 

 読書好きっぽくなりたい主人公が読書好きの友人に囲まれていろいろな本を読んでいく作品ですが「あ、これタイトルだけは知ってるけど読んでない!」という作品が多数取り上げられており、ポチる後押しになりました。

サブスクで聴ける吹奏楽2020

Spotifyを使い始めて結構経ちました。クラシック、吹奏楽サクソフォン関連でもかなりいろいろ聴けるなというのがわかってきたのでおすすめをいくつか紹介します。


東京佼成ウインドオーケストラ


吹奏楽極上特盛」


アルバム名が多少痛いですが、近年のTKWOのアルバム群から選りすぐりの演奏が詰められたもの。アルメニアン・ダンスやディオニソスの祭り、フェスティバル・ヴァリエーションズといった大曲だけでなく、スウェアリンジェン「ロマネスク」やコーディル「吹奏楽のための民話」、保科「風紋」などの難易度的にとっつきやすい楽曲も多く配置。組曲ものなどが一部だけの収録になってしまっているのが難点ですが、各演奏会での雰囲気やTKWOの音楽性を知るにはぴったりのアルバムと言えます。


元になったアルバムの中からひとつおすすめを挙げるならこちら。


「ダフニスとクロエ」


通常、管弦楽から吹奏楽へのトランスクリプションものは色彩感が減り、物足りなく感じやすいのですが、TKWOは演奏技術もさることながら大きな音楽づくりで楽器の違いを感じさせない音楽体験をさせてくれます。サブスクには存在しませんがこのほかにも正指揮者の大井さんが指揮をふったアルバム群はいずれも名盤なのでCDも買いましょうね。

 

シエナ・ウインド・オーケストラ


「ブラスの祭典3」


佐渡シエナのブラスの祭典シリーズは私の世代にとってはもうバイブルみたいなものですが、特にこの3は印象的でした。ホルストの「第一組曲」やスミスの「フェスティバルヴァリエーションズ」といった有名曲にルディンの「詩のない歌」を混ぜてくるあたりにセンスが光ります。演奏はシャープでくっきりとした若々しいイメージのもので、中高生が夢中になるようなキラキラしたアルバムです。


「邦人作品集」


邦人作品をコンセプトに取り上げたアルバム。吹奏楽コンクールでも人気な大栗「大阪俗謡による幻想曲」や中橋「科戸の鵲巣」、真島「三つのジャポニスム」といった楽曲が高クオリティの演奏で聴けるのもうれしいですが黛「オール・デウーヴル」や兼田作品、三善作品、藤田作品と日本の吹奏楽史のなかでも非常に重要な作品ばかり。演奏も落ち着いてきてじっくりと楽曲の内面に向き合うことができる好盤に仕上がっています。


■オオサカ・シオン・ウインドオーケストラ


ギルガメッシュ


アッペルモントの「交響曲第1番 ギルガメシュ」がメイン。大阪市音楽団はその長い歴史と活動から積み上げられた極上のブレンドサウンドが特徴的ですがここでもその良さが十分に活きています。ギリングハム「ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス」は個人的にこの演奏が一番好きです。


「マラゲニア」


バーンズによる自作自演アルバム。作曲者の指定テンポによる「アルヴァマー序曲」で幕開け、「祈りとトッカータ」といった名曲群に加え「交響曲8番」が収録されているのも貴重です。シオンはほかにもスパークやヴァンデルローストといった作曲家を指揮者に迎えた演奏会を積極的に行っており興味深いCDがたくさんあります。


■その他


アルプス交響曲/マスターズブラス・ナゴヤ


最近できた名古屋の吹奏楽団。魅力的な楽曲を取り上げたアルバムがリリースされていますが最新作はリヒャルトの「アルプス交響曲」全曲。同曲をオマージュしたチェザリーニ「アルプスの詩」という吹奏楽オリジナルの人気曲も存在しますが、この交響曲のほうを取り上げるのはなかなか珍しいですね。吹奏楽のパワーも活かした表現は面白いです。


交響曲第9番/ブリッツ フィルハーモニックウインズ」


まさかのベートーヴェン「第九」を合唱付きの吹奏楽で全曲やってしまうという凄い企画。さらに楽章ごとに編曲者が異なるという挑戦的な作品です。楽団10周年でこれをもってくるのはさすがという感じですね。こういう吹奏楽の枠組みを再拡張しようとするような試みはとても応援したいです。


「風/航空自衛隊中央音楽隊」


自衛隊音楽隊にも素晴らしいアルバムが多数あります。航空自衛隊のこのアルバムは記念演奏会の録音で、「ブルーインパルス」などのらしさあふれる選曲が楽しめます。


「アーネム/陸上自衛隊中央音楽隊


こちらは陸上自衛隊自衛隊の演奏するマーチは端正でとても好きですね。「ボギー大佐」などの超有名曲だけでなく、あまり知られていないような楽曲まで幅広い選曲。スーザスタイルの行進曲では特に「行進」という行為をしっかり感じさせてくれる解釈と演奏で素晴らしいです。


「トランスフォーメーションズ/ノーステキサスウインドシンフォニー」


ノーステキサスは昭和ウインドでも振っているユージン・コーポロンによるアルバムが多数出ており、新しい吹奏楽作品の良い楽曲を知りたいときはまずチェックする団体のひとつです。このアルバムはマスランカの「交響曲第7番」をメインに据え、「バリ」など民族的なサウンドの面白い楽曲も含まれています。


「子供の夢の庭/ダラスウインドシンフォニー」


ダラスウインドも高品質なアルバムが多いですがこのマスランカの「子供の夢の庭」は特に有名ではないでしょうか。マスランカの楽曲は非常に宗教音楽からの影響が強く、楽器の限界を要求するような音域の使用による緊張感も魅力です。


「シグネイチャーズ/アメリカ空軍バンド」


アメリカ空軍バンドによるオリジナル曲が集められたアルバム。中でもグレイアム「ハリソンの夢」は印象深いですね。高い技術力とテンションに裏付けされたいいアルバムです。

 

個人的に印象深いアルバムを取り上げましたが、ほかにも探すといいアルバムがザクザクあります。ただ、インディーズレーベルによるアルバムなどはどうしてもあまり存在しなかったり、あっても単一楽章しか聴けなかったりするので、まだまだ新作チェックはCDも強いな、という印象ですね。

People In The Box「Tabula Rasa」

最近めっきりだったアルバム紹介をします。

 

People In The Box「Tabula Rasa」

 

昨年に発表されたPeople In The Boxの最新作。

Kodomo Rengouでは過去のPITBの要素すべてのいいところを活かしつつも一歩推し進めた名作でしたが、今回はそこからさらに進んだ挑戦的な内容です。

 

まず耳をひくのはキーボードの存在感で、楽曲の半数以上のメインリフが鍵盤によるもの。さらにそのリフがメロディというよりも和音を軸にしているところもポイントです。それでいて歌心を感じるフレーズになっているのは波多野さんの幅広い音楽性によるものだといえるでしょう。ギターも演奏されますが大半がクリーンやアコースティックの音色であり、バンドサウンドとしては非常にやわらかです。そのぶん「ミネルヴァ」や「装置」最後のギターが際立って刺さってきますね。

 

ベース福井さん、ドラム山口さんとの絡みも素晴らしく、各楽器が会話をしているかのように楽曲を推し進めていくさまは感動的です。中でも私が好きなのは「いきている」。リフのリズムの表裏がどちらかわかりづらいトリッキーなところもそうですが、何より音数がここまで絞られているとは思えないほどの内容の濃さに驚かされました。特に山口さんのドラムはあえて手数を絞り切ったうえで流麗なビートを作り出しており圧巻です。さらっとハーモニクスを混ぜたりと高度なプレイを決める福井さんのベースも聴きどころ。

 

歌詞についても面白いところが多く、以前のPITBだったらもっとぼかしただろうなと思われるような表現、言葉選びが多いように感じました。Family Record頃は匂わせるくらいだった社会とのかかわりを包み隠さずに表出させるようになってきているような。それはKodomo Rengouでの成功から得た自信によるものかもしれませんし、段々と移ろってきた今のモードがそうだったということでもあるのでしょう。「まなざし」のクライマックスで耐えられますようにと繰り返すさまはほのかな狂気すら感じさせ、同時にどうしようもなく美しくもあります。

 

People In The Boxと人類の2019年の断面が視える傑作です。

 

↓これは好きすぎて耳コピをこころみた「いきている」です

 

XA-VAT「LUST TOUR 2020「VAT-END-乱」 @ harevutai」

XA-VAT観てきました!

 

■セットリスト
01.座-芸夢too無礼
02.VAT-COMMUNICATION
03.VANG! VANG!
04.BLACK RUNWAY OF DEVILS
05.E-Z
06.VAT-DANCE
07.Body To Body
08.EPOC TRACE
09.What You Get
10.Mr.VITAL
11.THE 艶℃ BABY
12.洒落た頭を垂れる髑髏
13.真眼SOUL
14.Mecca
15.NUMANS-Roxette
16.ZEROTICA
17.XA-VEST
18.Nursery Rhymes Baby

 

En.
19.VIDEO GAYTION
20.XANADOoM

 

XA-VATはあまりライブの回数のあるバンドではなく、ワンマンとして観るのははじめて。前回はヘクトウとの対バンでした。

 

各タームで1枚作品を出しては数本ライブをやって退散、という活動スタイルをとっている彼らですが今回は多分3回目のターム(1:艶℃、2:K-I-S、3:芸夢)。曲数がそこまで多くないこともあり、ほぼ全楽曲を網羅したセットリストになっていました。

 

新作「芸夢」の楽曲群はどれもアップテンポで即効性が高く、オープニングから凄い盛り上がり。艶℃からも攻撃力の高い「E-Z」や「VAT-DANCE」の後はSOFT BALLETカバーの「Body to Body」。サビなどにリハモが施されつつも原曲のEBMの香りは継承した素晴らしいカバーでした。K-I-Sからの"シュラシュシュシュ"という歌詞が印象的な「What You Get」。「真眼SOUL」もそうですが、K-I-Sの楽曲群はジワジワ良さが沁みてきますね。

 

「洒落た頭を垂れる髑髏」ではアッパーなドラムが印象的。打ち込みに完全にシンクロしつつ(音色もそれっぽい)人間的なフィルをたたき込む様は非常にかっこよく、ライブならではのパワーが加味されていたように感じました。メロディアスな「Mecca」「NUMANS-Roxette」に続きXA-VATといえばこれ!という「ZEROTICA」でクライマックスへ。Voの石井さんのパフォーマンスも最高でしたがSadieさん、Koziさんのギターとコーラスもとても素敵でしたね。「Nursery Rhymes Baby」で本編終了。

 

アンコールはまずSadieさんとKoziさんが出てきての「VIDEO GAYTION」、続いて「XANADOoM」。この日の衣装は歌舞伎風(ハイパー肩パッド有)で、肩を上下させる謎の肉体言語が飛び交う空間でした。ライブを見るたびにかっこよくなっていっているのは爽快ですし、本人たちも好感触を得ていたようでした。今回はこれにて退散になってしまいましたが、また是非集結していただきたいものです。

 

東京佼成ウインドオーケストラ「第147回定期演奏会」

 

01.祝典序曲(D.ショスタコーヴィチ/大橋晃一編)
02.ステージ・オーケストラのための組曲(D.ショスタコーヴィチ/J.デ・メイ編)
03.交響曲第5番(D.ショスタコーヴィチ/伊藤康英編)

 

En.
04.バレエ組曲「ボルト」より 3.荷馬車引きの踊り(D.ショスタコーヴィチ/大橋晃一編)

 

TKWOの定期演奏会に行ってきました。
指揮は特別客演指揮者のトーマス・ザンデルリンクさん。

 

すべてショスタコーヴィチ作品という気合の入ったプログラムで、前半は明るい曲、後半はシリアスな曲という構成でした。

 

祝典序曲は新編曲で原調。明るい響きが印象的でした。ファンファーレのきらびやかさはもちろん、すばやいパッセージでの軽やかさもさすが。メリハリのきいた展開と盛り上げ方が特に素晴らしく、高揚感のある最後のバンダ付きファンファーレ部もとても感動的でした。

 

ステージ・オーケストラのための組曲は「ジャズ組曲第2番」としてよく知られる楽曲。実態としては劇伴オケのための曲といった内容で、BGM風の小さな楽曲が並びます。ここでのTKWOのサウンドは本当に素晴らしく、シンフォニックで弦楽器の不在が全く気になりませんでした。各ソロ奏者も印象的で、リリック・ワルツやワルツ第2番でのサクソフォンも素敵でした。

 

メインの交響曲第5番は伊藤さんによる編曲。特に弱奏の場面で原曲の編成にとらわれないアレンジがされていたように聴こえ、面白かったです。ザンデルリンクの表現は強烈というよりはずっしりと腰を据えたシリアスさという感じで、テンポ的にもゆったりめ。弦楽器の不在をものともせず楽曲の持つ重厚さを演出していたのは凄かったですね。この曲でも各ソロは最高の演奏で、田中さんのソプラノサックスによるヴァイオリンを模写したソロや終楽章でのトランペットとホルンなど、いずれも印象的でした。終盤のためも凄まじく、重いテンポには金管群も大変そうでしたがいいものを聴かせてもらいました。

 

アンコールもショスタコーヴィチ。ボルトからの短い楽章でシリアスな空気をさわやかに緩和して終演となりました。ザンデルリンクさんのTKWO公演を聴くのは今回で3回目ですが、いずれもロシアの重厚な作品を楽しめてとても勉強になります。また客演してくれるといいな。

「Black Sacrifice Vol 26 @西永福JAM」

ZERO DIMENSIONAL RECORDSさんのブラックメタルライブイベントを観てきました!

 

■Sungoddess
東京のバンド。キーボードを含む厚いサウンドのブラックを堪能しました。構築された楽曲の面白さを感じましたね。

 

■Fatal Desolation
仙台のバンド。生っぽい質感が非常に素晴らしかったです。ギターメロディとVoの危険な感じのふるまいがとてもクールでした。

 

■Fra Hedensk Tid
静岡のバンド。気合の入ったトゲトゲした衣装が印象的。寒々しいブラックでこれもとてもよかったです。

 

どのバンドもZDRのコンピで知ってるくらいの理解度だったんですが、とてもかっこよかったです。いろいろ漁りたくなってしまいました。

 

■Seigneur Voland
フランスのバンド。知らないバンドでしたがライブに合わせて過去音源の再発(しかも音源自体がすくなくこの再発盤だけで楽曲を網羅できた)もあり、面白そう!と購入。ブラックメタルらしいサウンドながら非常にメロディアスなトレモロのメロディが印象的なバンドで、それはライブでも完全に再現されていました。より生っぽくパワフルで、キックがカッチリしていないあたりも味があってよかったですね。「...Et Autres Germes De Pourriture」は特に気に入っていた曲なので最高でした。行ってよかった!楽しいライブでした。