□セットリスト
01.沈黙
02.Alice
03.月曜日 / 無菌室
04.投擲
05.海抜0m
06.6月の空を照らす
07.犬猫芝居
08.レントゲン
09.塔(エンパイアステートメント)
10.サイレン
11.She hates December
12.皿(ハッピーファミリー)
13.新聞
14.真夜中
15.八月
16.悪魔の池袋(24時ver.)
17.日曜日 / 浴室
18.スルツェイ
19.ペーパートリップ
20.鍵盤のない、
マンスリーライブの最終回はファンの投票によるセットリスト。
最近のセットリストに入っている曲はほとんどなし。
今まで演奏されたことがなかったり、レアだったりした曲とかつての定番曲たちが集まったという印象。
さすがにマンスリーライブに通い詰める純度の高いファン達による投票結果といったところか。
最近やっている曲はいつものライブで聴くので、今日はレア曲をガッツリ…という暗黙の一体感が感じられた。
特に「Weather Report」からの楽曲が目立つ。これらは今日が初演のものも多かった。
Weather Reportは全曲つなげて1トラックという試みをしたアルバムであり、その仕様から一見さんお断り感が漂ったためそこまでバズらなかった。
しかし世界観や楽曲の質は極めて高く、ライブでよく披露された「潜水」「開拓地」「気球」以外もライブで聴いてみたい…という需要は大きかったはずだ。
期待通りの演奏で、特に「新聞」でのハッとさせられるような(そしてまさか再現するとは思わなかった)ノイズや、「塔」でのあたたかなサウンド。
そして「投擲」のスリリングな展開には息を呑んだ。
「She hates December」は初期の代表曲と言っていいだろう。
ライブでよく演奏されていた頃と比べ、さらに演奏技術は上がり、サウンドも落ち着いた印象を受けた。
衝動の楽曲が愛おしそうに演奏される様は純粋に感動した。
「悪魔の池袋(24時ver.)」が始まった瞬間は驚いた。まさかPeopleのライブでメタルを聴くことになるとは。
これでもかという暴れっぷりに思わずニッコリ。
「日曜日 / 浴室」は私も投票した曲だ。
フジファクトリーで初めて聴いた時の衝撃を思い出す。
あらためて、バンドの変化に思いを馳せる。
好きなバンドの過去の曲を聴くということは、その曲を聴き込んでいた当時の自分に会いに行くことでもある。
貴重な、そして幸福な体験をさせてもらった。生きててよかった。