COALTAR OF THE DEEPERS / GOATBED「@ キネマ倶楽部」

念願のDEEPERSのライブに行ってきました!

 

GOATBED
01.MUSK CAT
02.COSMOCALL FIELD
03.BELLA-DONNA
04.de SLASH
05.1205
06.Hard Liminal
07.OPENING CEREMONY
08.DEAD ZEPP
09.SLIP ON THE PUMPS
10.T-B-P-T
11.DAMNED THING IN THE RAIN
12.ROSE & GUN
13.Only finally there is free END
14.My Speedy Sarah

 

カリガリのVoである石井秀仁の別プロジェクト、GOATBED
エレクトリックなサウンドを基調に、生Vocalがいい味を出していました。
この日は全曲でドラムに北野愛子さんが参加。音源よりバンドっぽいサウンドになっていました。

 

BELLA-DONNAなどアップテンポな曲でのドラムはカリガリでの「淫美まるでカオスな」などを思わせる展開の激しさで、テンポのとり方を変えることで疾走感からヘヴィまで色々なグルーヴを楽しむことができました。
おそらくHard Liminalだったと思いますが、SOFT BALLETのBODY TO BODYからのサンプリングもあり、遠藤さんの声が流れてきたときはさすがに興奮しました。
物販でシンセスピアンズも売っていたので少し期待したのですが選曲はすべて最近のもの。
特にFANDEATH(一般流通なし、私は配信で買いました)からの曲が多く、現在進行系の強みを感じさせるいいセットリストでした。

 

「DEEPERSのワンマンが観たいでしょう。俺も観たいです。でも今回誘わなかったらDEEPERSがライブするのは2年後とかになってたかもしれないとNARASAKIさんに言われて…これMCで言っていいよって言われて…なので、俺に感謝してもいいんですよ。」と照れ隠ししつつもDEEPERSへの愛が感じられるMCにほっこりしつつ「Only Finally There Is Free END」で終了。


と思いきや、「DEEPERSのトリビュートがあったら絶対参加したいと思って、作ってきました。いや、俺ははけますけど…」と言って再生ボタンを押してはけた後に流れたのはGOATBED版「My Speedy Sarah」!
DEEPERS初期の名曲で、ギターの刻みがめちゃくちゃカッコいい曲ですが、GOATBED版は原曲の疾走感やメロディ感をいかしつつもGOATBEDサウンドという絶妙な仕上がり。最高でした。

 


COALTAR OF THE DEEPERS
01.How Smooth
02.Zoei
03.WIPEOUT
04.DEAR FUTURE
05.Swimmers
06.dl++ (delatetel)
07.receive Assilation
08.Submerge
09.C/O/T/D
10.Aquerian Age

 

En.
11.DEAD BY DAWN
12.HYPER VELOCITY
13.Silver World

 

En.2
14.Killing An Arab(The Cure)

 

転換のSEは「雷雨の音」。もうこの時点でかっこよさがヤバい。
DEEPERSはギターボーカルのNARASAKIさん、ドラムのKANNOさんを中心に、現在はギターにPlastic Treeナカヤマアキラさん、COCOBATのKojiさん、ベースにカリガリの村井研次郎さんという盤石の布陣。
ステージには7弦ギターと5弦ベースが準備され、5弦の村井さんが観れるんだ!とこの時点でワクワクしました。

 

静かなサウンドからシューゲイザー音響の「How Smooth」で音の海に投げ出され、続く「Zoei」で一気にメタル面へ。
三味線の音が聴こえて「WIPEOUT」は歓声も大きく、盛り上がりましたね。
「DEAR FUTURE」は比較的最近の曲…といっても2011年だから6年前ですね。
NARASAKIさんのクリーンボイスは音程的にはあやしい場面も多々あるのですが、なんといってもその声質が唯一無二。
中性的でまっすぐな声が轟音の中から浮かび上がってくるこのサウンドはちょっと他では聴けません。


浮かぶようなシューゲイザーの「Swimmers」で幻想的な世界に浸ったあとは名盤「SUBMERGE」から3連発!
楽器隊の高い技量がいかんなく発揮され、「SUBMERGE」での「ここに来るわ」での盛り上がりも最高。
そして必殺の「COTD」!これは絶対に聴きたかったのでものすごく興奮しました。
「Aquerian Age」で本編は終了し、少し時間をおいてアンコールへ。

 

「今日はシューゲイザーが多くて…デトックス…みなさん、デトックスして明日からがんばってください。」
「春といえばつくしんぼう…つくしんぼう?春といえばゾンビ!あのMV悪魔のいけにえっぽいよね!」
とまったりしつつも面白いMCからの「DEAD BY DAWN」!これも聴きたかった曲でした。
インダストリアルなビート、ヘヴィなガテラル、かと思えば気の抜けるようなクリーンボイスのサビと面白さにあふれた曲です。
さらに続いてキラーチューンの「HYPER VELOCITY」!これも最高でした…。「1!2!1,2,3,4!」のコールからのパートはヘッドバンギング不可避でしたね。
セッション風なSilver Worldでサラッと終了…かと思いきや、キーボードがArabのフレーズをゆっくりと引き続け…。

 

まさかのダブルアンコール。
一回、舞台袖で腕でバッテンつくってるのが見えたので、本当に予定になかったのではと思います。
「それを弾かれたら出てくるしかないよ、それを弾かれたらね、黙っちゃいないよ!」となんだか大槻ケンヂみたいな言い回し。
「最後はカバーで!」と「Killing An Arab」を演奏して本当に終演となりました。

 

私がDEEPERSを知ったのは10年くらい前だったと思うのですが、その頃には既にあまりライブをしなくなっており、今回ようやくライブを観ることができて感無量でした!
ありがとうGOATBED!ありがとう石井秀仁!
またよろしくお願いします!音源も待ってます!