■セットリスト
01.The Breastroke
02.Receive Assimilation(1/2 Size)
03.Cell
04.Silver world
05.Sazabi
06.dl++
07.Tim
08.Fuyunogyouninzaka(完成形)
09.Natsunogyouninzaka
10.Submerge
11.The Lifeblood
En.
12.The Breastroke
13.Recieve Assimilation(Full Size)
14.C/O/T/D
COTDの名盤Submerge25周年ライブを観てきました。
サポートアクトのソドムの時点からVoが聞こえないことがあったりギターが聞こえづらかったりと全体的に音響にちょっと難ありではありましたが、演奏の熱量は高くいいライブだったと思います。
ライブ本編はSubmergeをまるごと完全再現+α。メンバーは久しぶりにビジターズでなく現行メンバー。Ba村井の重低音が堪能出来てかなり嬉しい機会でした。
「The Breastroke」では各パートのソロタイムあり。まだエンジンがかかりきっていないのかギターメロディがやや突っ走っていましたがカンノさんのドラムソロは切れ味があって良かったです。ベースソロは最近の村井さんらしくタッピングにワーミーを噛ませた内容。続く「Receive Assimilation」はアルバム通り短いサイズでの演奏。同期音がちょっと大きすぎかなとも思いましたがこの後あたりから改善されていきました。
「Cell」は切れ味のある演奏、轟音の中からNARASAKIの高音Voが漂ってくる音像はやはりここでしか聴けないものですね。「Silver world」はこのメンバーならではで、村井研次郎、ナカヤマアキラという幅広い演奏に対応できる布陣での落ち着いた演奏は安心感がありました。後半でのスキャットもいい感じ。
「Sazabi」~「Tim」の流れはシューゲイザーを強く感じさせるもので、特にTim後半でのサウンドの輪郭がぼやけた状態での轟音はマイブラを想起させるようなものでした。
MCで新曲をやる、といって披露されたのはアルバムでは短いインストだった「Fuyunogyouninzaka」のなんと完成版。歌メロもつけられ、楽曲としての形にまとめ上げられていました。冬っぽいクールなメロディながらもそのあとの「Natsunogyouninzaka」に綺麗につながるサウンドは印象的で、これは音源化が待たれますね。
そして必殺の「Submerge」から「The Lifeblood」まで畳みかけて本編は終了。
アンコールではライブ開始時と同じSEが流れたとおもったら「The Breastroke」を再度演奏。冒頭のリベンジとばかりに気合が入った演奏を聴かせてくれ、さらに続けて「Recieve Assimilation」を今度はフル版で。轟音の海に飲まれて居場所を見失うような感覚はシューゲイザーならではでたまに味わいたくなりますね。
「Cell」に入ってまさかの2週目か?と思わせての「C/O/T/D」でラスト。
やはりこの曲は盛り上がります。ナカヤマアキラのギターソロも最高にきまっていました。
この編成だとメインどころのギターをNARASAKIが担当するのでやはりビジターズとは全然違う味わいになって面白いですね。
ところで、Submergeの2022リマスターはアナログ販売だったので聴けないと思っていたのですがサブスクやDL販売では普通に聴くことができることに数日前に気付きました。良いです。