BLACK EARTH「BURNING BRIDGES 20th ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2019 @ 渋谷 CLUB QUATTRO」

Black Earthの東京2日目を見てきました!

 

■セットリスト
01. The Immortal
02. Dead Inside
03. Pilgrim
04. Silverwing
05. Demonic Science
06. Seed Of Hate
07. Angelclaw
08. Burning Bridge
09. Dark Insanity
10. Beast Of Man
11. Burn On The Flame
12. Dark Of The Sun
13. Eureka
14. Diva Satanica
15. Let The Killing Begin
16. Transmigration Macabre
17. Bridge Of Destiny

 

En.
18. Aces High
19. Bury Me an Angel
20. Fields Of Desolation

 

Black EarthはArch Enemyの3rd時のメンバーで1st~3rd時の楽曲群を演奏するプロジェクトです。過去に2016年のツアー、2017年のLOUD PARKにも出演しており、いずれも素晴らしいパフォーマンスでした。

 

会場の電気が消えるとLOUDNESSの「CRAZY NIGHT」が爆音でかかり、テンションが上がりました(二井原さんが見に来てたらしい)。「M.Z.A.」の掛け声、みんなやってましたね。

 

今回は3rdアルバムの20周年ということもあり、まずは3rdの8曲すべてを続けて演奏。名盤の再現ですからこちらも相当期待して行きましたが、期待通りの演奏を見せてくれました。

 

先日のDOWNLOADフェスではArch Enemyのほうも観たのですが、そちらでは理路整然としてクオリティの高い演奏を見せてくれたのに対し、こちらではより暴力的というか、勢いにまかせた演奏をだったように思います。特にベースのシャーリー・ダンジェロの弾き捨てるような大きなアクションとサウンド、安定しつつも突っ走るところでは遠慮なく突っ走るドラムのダニエル・アーランドソンの迫力は最高でした。

 

ギターのアモット兄弟も最高の仕上がりで、余裕を見せながらキッチリとソロを弾いていくクリストファーと終始笑顔でメロディ弾きをきめるマイケルの対比が素晴らしかったです。ツインリード時にステージ中央でハモるシーンもとてもよかったですね。

 

そして何よりヨハン・リーヴァのヴォーカル。当時の音源よりも深みの増した説得力のある声と落ち着いた動きは初期の楽曲群にやはり合っており、ダークな世界観が表現されていましたね。Silverwingでブーンのポーズが見られなかったのは残念でしたが…。

 

前回来日時には演奏されなかったSeed Of Hateなどが聴けたのもうれしかったですが、アルバム通りの並び順で聴いたときのSilverwingのかっこよさ、Angelclawの盛り上がり、Burning Bridgeのヘヴィさは特に印象的でした。

 

後半では新曲Burn On The Flameも演奏されたり、大曲Dark Of The Sunが演奏されたりも印象的でしたが、個人的にうれしかったのはDiva Satanica。前日までのセットリストには入っていなかったので今回は聞けないのかな、と思っていただけに一層嬉しかったです。ヴォーカルが入るところでいつもどおり超加速してめちゃくちゃスリリングでした。Bridge Of Destinyで本編終了。この最後の演歌みたいなツインリード、くさくてたまんないですよね…。

 

アンコールではIron MaidenカバーからのBury Me An Angel、そしてField Of Desolationで締めとなりました。Field Of Desolationの最後のギターソロバトルからのハモリは何度聞いてもグッときます。

 

とても良いライブでした。しかし本当に楽曲が最高にクサくていいよな、というのを再確認しましたね。何より本人たちが心底楽しそうにやっているのがこちらもうれしいです。繰り出される楽曲がどれも最高なので体感30分くらいでした。ぜひまたやってほしいものです。