TKWOの定期演奏会に行ってきました。
1.科戸の鵲巣(中橋愛生)
2.交響曲変ロ長調(P.ヒンデミット)
3.Paganini Lost in Wind(長生淳)
4.アルメニアン・ダンス(A.リード)
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5.カンタベリー・コラール(J.ヴァンデルロースト)
大井剛史さんの正指揮者就任後初の定期演奏会ということもあってか、気合の入った演奏だった。
ヒンデミットとリードは吹奏楽の超名曲とされる曲で、大井さんの棒は端正で明確。
スッキリとまとまった音楽で、この楽団のレベルの高さを思い知らされた。
中橋・長生作品は吹奏楽コンクールで近年よく取り上げられていた作品。
「科戸の鵲巣」は演奏人数が80人以上、多ければ多いほどよいとされる曲だが、今回はTKWOの演奏にあたり、各パート1人での版に書きなおしたとのこと。
もうこれがとんでもなくよい演奏だった。
各声部が時にハッキリと時にブレンドしつつ聞こえてきて、この曲の知らない一面を観ることができた思いだ。
後半の「大サビ」の部分の高揚感は筆舌に尽くしがたい。
そして「パガニーニ・ロスト」。
もともとはサクソフォン二重奏+ピアノという編成に書かれた曲なので、とにかくアルトサクソフォンが活躍する。
コンサートマスターの田中さんは以前から思っていたが、非常にバランス感覚がよいと思う。
この曲のアルトサクソフォンは、やろうと思えばもっとソロっぽく出来るはずなのだが、ちょうどいい塩梅の表現で絶品。
いい演奏会でしたよ。
TKWOは足繁く通いたいね。