9月30日に新作「ブルーフィルム」をリリースしたカリガリのツアーが開始した。
■セットリスト
01.エロトピア
02.ミルクセヰキ
03.-踏-
04.淫美まるでカオスな
05.ポラロイド遊戯
06.わずらい
07.散影
09.君と僕
10.真空回廊
11.原色エレガント
12.さかしま
13.この雨に撃たれて
14.ブルーフィルム
15.Sex on the beach
カリガリは2002年に「マグロ」でメジャーデビューしたヴィジュアル系バンドである。2003年から2009年までの活動休止を経て年に復活、10年以上にわたって精力的に活動を続けてきた。
今回のツアーは「ブルーフィルム -Revival-」のリリースに伴うものだが、そもそもこのアルバムのオリジナルはVo石井の加入と同時に制作、リリースされたものでリリースから今年でちょうど20年のアニバーサリーだ。当時はメンバーチェンジの影響もあり細部まで詰めきれていなかった部分もあるとされていた作品だが、再録盤は当時の意図は踏まえつつも現在の技術で再構成した素晴らしいアルバムに仕上がっていた。
ライブではアルバムの流れに沿ってまずは「エロトピア」が披露された。かつては定番とされていたが近年では演奏機会が減少していた楽曲だ。今回をきっかけにまたこの楽曲で踊ることができる機会が増すことは喜ばしい。
定番曲のほかにも「わずらい」「散影」「君と僕」といった楽曲が並ぶ。ジャズ的な語彙を取り入れた楽曲であったり、打ち込みを多用した曲であったりとメンバーの幅広い音楽性がうかがい知れる選曲だ。
最後は「ブルーフィルム」に続いての@Sex on the beach」。1日2回公演ということもあり以前よりはややコンパクトなセットリストだったが、カリガリの魅力を堪能できる充実した内容となっていた。
関係者挨拶でもバンドの結束力を高めていきたいと意欲的な姿勢を見せてくれたカリガリ。大阪と東京での公演にも期待が高まる。
※「自称関係者席」配信を観た人間としての立ち位置で書いているのでいつもと文体がやや異なる点はご了承ください。
某バンドのライブ観てきましたよ。なんだかんだ元気そうで安心しちゃったな。てかリラックスしすぎww#caligari#カリガリ#エロチカツアー2020 pic.twitter.com/sTFgotz5DR
— tk (@tk_saxo) October 3, 2020