cali≠gari×deadman 「死刑台のエレベーター〜ザ・ビギニング〜 2020/07/28」

カリガリとデッドマンのライブ配信を観ました!

本来は延期前のチケットを確保していたのですが、もろもろ考慮し今回は配信にシフト…。

ライブ自体は7/28に実施され、配信は8/8から行われました。

 

deadman

01 please god

02 溺れる魚

03 blood

04 monster tree

05 follow the night light

06ドリスからの手紙

07 through the looking glass

08 quo vadis

09 re:make

10 蟻塚

 

初めて見ましたが、非常にかっこいい!

Gtaieさんによるグランジオルタナ的なリフワークの上に艶めかしく怪しいフレージングの眞呼さんのVoが乗って、ダークながらもどこか聴きやすい絶妙なサウンドが出来上がっていました。

 

声色を変えて緩急をつける「please god」からの冒頭3曲は特に一気に惹き込まれてしまうしまうなと思っていたらこれらは1stの冒頭の曲順そのままだったんですね(CD買いました)。「follow the night light」のサビのポップ感も印象的でした。曲によってもがくような動作だったり手を上に伸ばすような動作だったりと、大きくはないものの印象に残るような所作のパフォーマンスが多くかっこよかったです。「quo vadis」はこれぞ!というようなV系的曲で盛り上がりましたね。

 

しかし何より最高だったのはラストの「蟻塚」。蛍光塗料を吐いたり顔面に塗りたくったうえでブラックライトで照らし、まるでゾンビが血を吐いたかのような強烈なヴィジュアルに。楽曲も息の長いクレッシェンドを積み重ねてゆくタイプの構成で非常に好みでした。いいバンドを知ることができました…。

 

 

caligari

01.死は眠りを散歩する

02.オーバーナイト・ハイキング

03.その斜陽、あるいはエロチカ

04.動くな!死ね!甦れ!

05.ママが僕をすててパパが僕をおかした日

06.暗中浪漫

07.--

08.淫美まるでカオスな

09.セックスと嘘

10.エロトピア

11.Sex on the beach

 

カリガリもいつもに比べてややダークな成分が多い選曲だった印象。音の洪水で圧倒する「死は眠りを散歩する」で幕開けし、久しぶりな「エロチカ」も。「ママが僕をすててパパが僕をおかした日」ではキーボード音がなく印象的な冒頭フレーズをベースが担当するなど新鮮な響きでした。

 

この日はドラムがいつもとは違う方で、非常にタイトなビートを刻んでいました。特に「暗中浪漫」~「淫美」といった楽曲ではガチっとはまったリズムの妙を楽しめましたね。最後はエロ系楽曲で締め。

 

ここ最近の2本はいずれも無観客配信だったので、観客ありのライブは久しぶりだったカリガリ。メンバーたちの楽しそうな演奏と高いテンションを感じることができたのはとてもうれしかったです。

 

 

caligari×deadman

01.死刑台のエレベーター

 

アンコールは両バンドメンバーによる共作の新曲。

お互いの個性を出し合いつつも調和していてとても面白い出来になっていました。演技的な動作の眞呼さんと不動の石井さんがよいコントラストになっていましたね。

 

とても良い組み合わせのライブだったと思います。本人たちの感触もよかったようなので、来年に延期された残りのライブに向けてまた何かアクションを期待してしまいますね。