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東京佼成ウィンドオーケストラ「第122回定期演奏会」

TKWOの定期演奏会に行ってきました。

1.聖ヨハネ祭の夜(M.P.ムソルグスキー/伊藤康英)
2.ヴァイオリン協奏曲(A.ハチャトゥリアン/木村牧麻)

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3.タンゴ・エチュード第3番(A.ピアソラ

4.展覧会の絵(M.P.ムソルグスキー/M.H.ハインズレー)

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5.劇付随音楽「雪娘」より 道化師の踊り(P.I.チャイコフスキー


非常に素晴らしい演奏会でした。
指揮はトーマス・ザンデルリンク
クルト・ザンデルリンクの息子で、もともと端正なTKWOのサウンドがより引き締まっていた印象を受けました。

「聖ヨハネ祭の夜」は知らない曲かなと思っていましたが、「禿山の一夜」のことでした。
伊藤康英さんによる編曲は管弦楽版とは違った雰囲気で、面白く聴くことができました。

そして本日の目当て、ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲。
ソリストは神奈川フィルのコンサートマスターである石田泰尚さん。
神奈川フィルの演奏会は一時期よく言っていたので何度も演奏は見ているのですが、立奏だとさらに映える人だなという印象。
吹奏楽は音量が大きい楽器が多いため、ヴァイオリン単独だと音が埋もれがちになるのでは…と思っていましたが、編成を小さくし、さらに抑制の効いた伴奏により素晴らしいバランスで聴くことができました。弱奏での表現は流石の一言。
石田さんはまさに「魅せる」プレイといった趣で、身体を充分に使ったパフォーマンスをしていました。速弾きからの伸ばしに移行する箇所など、まるで炎のようでギターヒーローのようなかっこよさを感じました。
鳴り止まない拍手に応えて無伴奏でアンコールにピアソラ。こちらも情熱的な演奏で、観客の心を鷲掴みにしていました。

メインプログラムの展覧会の絵ではうってかわって大編成。
ラヴェル版を元にした編曲で、各ソリストの技量が光っていました。
古城のサクソフォンは田中靖人さんが担当。楽曲に寄り添った素晴らしいソロでした。
バーバヤガーからキエフの大門での盛り上がりは圧巻で、ティンパニの音色も素晴らしく、大満足のフィナーレとなりました。

アンコールはチャイコフスキー
この曲は初めて聞きましたが、チャイコフスキーらしい親しみやすくカッコいい曲で一発で気に入りました。

毎回感じるのですが、TKWOは「吹奏楽」ということを全く感じさせずに音楽に没頭させてくれるので、本当に凄いですね。今年もまた聞きに行こうと思います。