Rhapsody「20th Anniversary Farewell Japan Tour 2017 @ TSUTAYA O-EAST」

Rhapsodyの来日公演に行ってきました!

 

■セットリスト
00.Epicus Furor
01.Emerald Sword
02.Wisdom of the Kings
03.Eternal Glory
04.Beyond the Gates of Infinity
05.Knightrider of Doom
06.Wings of Destiny
07.The Dark Tower of Abyss
08.Riding the Winds of Eternity
09.Symphony of Enchanted Lands
10.Drum Solo(by Alex Holzwarth)
11.Land of Immortals
12.The Wizard's Last Rhymes
13.Bass Solo(by Patrice Guers)
14.Vocal Solo(by Fabio Lione)
15.Dawn of Victory

 

En.
16.Rain of a Thousand Flames
17.Lamento Eroico
18.Holy Thunderforce
19.In Tenebris(Finale)


かつてRhapsody(of fire)にて活躍したメンバーが集まり、名盤の2nd再現をメインに据えたツアーという非常に胸が熱くなる催しでした。やはり見どころはVoのファビオ・リオーネとGtのルカ・トゥリッリのリユニオン。もうこれが本物のRhapsodyってことでもいいんじゃないかな…。

 

仕事終わりで急いで向かいましたが、まずまずの埋まり具合。バックドロップに描かれたドラゴンがかっこよく、期待を煽ります。
2nd再現だけあって、いきなり「Emerald Sword」でスタート。これはシンフォニックメタルの教科書のような楽曲で、いきなりクライマックスのような盛り上がりでした。サビでの「フォーザキーン」の大合唱は心地よかったですね。

 

合間にKnightrider of Doomを挟みながらも一気に2ndを駆け抜けるセットリスト。正直あっという間すぎました。中でも「Symphony Of Enchanted Lands」はとても素敵でした。ファビオの歌唱も好調で、勇者的なカッコいい声色、オペラティックな声色、ガナり声と様々なキャラクターを使い分けながらも常に力強い歌を聴かせてくれました。ギターのルカはとにかく元気で、走り回ったりギターを大きすぎるアクションで弾いたり叩いたりと、観ているこちらも楽しくなりました。

 

演奏自体は同期の音量が大きく、ギターの音量はやや小さめに感じましたが、それがかえってシンフォニックな雰囲気を際立たせていました。ベースのパトリスとドラムのアレックスも非常にうまく、特にパトリスのタッピング、スラップを織り交ぜたテクニカルなフレーズには見惚れました。

 

ドラムソロでは観客の手拍子とドラムのフィルを交互に演奏したり同時に演奏したりというパフォーマンスでしたが、手拍子とドラムが完全にシンクロしていたのは笑いました。みんな訓練されていますね。


再現の後はこれまた名曲の「Land of Immortals」でクサいメロディに悶絶し、続く大曲「The Wizard’s Last Rhymes」ではドヴォルザークのメロディを大胆に取り入れたメロディにこれまたノックアウト。技巧的なベースソロの後はファビオによる「誰も寝てはならぬ」のサビのパフォーマンス。やはりイタリアはオペラの土壌があるからか、こうしたクラシカルなことをやっても自然なんですよね。

 

あれよあれよとアンコール最後の「Holy Thunderforce」まで駆け抜け、まさに夢のような体験でした。
Rhapsody of fireやLuca Turilli's Rhapsodyはあまり聴いていなかったけど、これを機に集めてみようかな。