オーケストラ・トリプティーク「チャージマン研!ライブシネマコンサート【宮内國郎特集】Vol.2 @ 渋谷区立文化総合センター大和田」

チャージマン研!の楽曲をはじめとする宮内さんの作品を実演するという企画、まさかの第2回も行ってきました。

 

 

第1部 宮内國郎特集
01.怪獣王ターガン
02.宇宙猿人ゴリなのだ(with ジュラル歌劇団)
03.スペクトルマン・マーチ
04.ネビュラの星
05.トリプルファイターのうた
06.ほかほか家族のテーマ
07.ゴジラマーチ
08.恐竜戦隊コセイドン
09.ザ☆ウルトラマン
10.組曲ウルトラマン
11.組曲「戦えマイティジャック」
12.組曲ガス人間第一号
13.チャージマン研!(with ひばり児童合唱団)
14.研とキャロンの歌(with ひばり児童合唱団)
15.佐藤昇の語りとオーケストラによる「チャージマン研!組曲

 

第2部 ライブシネマコンサート
16.第16話「殺人レコード 恐怖のメロディ
17.第4話「謎の美少年」
18.第45話「鳩時計が3時を指したら」
19.第35話「頭の中にダイナマイト」
20.第65話「勝利!チャージマン研

 

アンコール
21.チャージマン研!(会場全員合唱による)
22.M4 殺人レコード 恐怖のメロディ

 

※このほか、「会場全員による舌打ち」があったのですが度のタイミングか失念しました

 


第1部は宮内さんの作品郡を堪能するという趣向。どの楽曲も昭和のテレビを彩ってきたのだなという当時を感じさせるサウンドが眼前で繰り広げられました。中でも聞き所は歌付きの「宇宙猿人ゴリなのだ」。ベタな泣きメロですがこれが非常に心地よかったです。

 

ボルガ博士や魔王を当時演じた佐藤昇さんも登場し、観客から予め募られたリクエストセリフを読み上げるコーナーもありました。ボルガ博士の声で「ボルガ博士、お許しください!」は反則でしょう…。

 

ここでのチャージマン研!組曲は前回の組曲の流れを抜粋し、ポイントごとに魔王のセリフを挿入するというもの。楽曲の盛り上がりに応えるように熱演する佐藤さんに感動しました。

 

第2部はライブシネマコンサート。もはや定番となった殺人レコードで大いに笑った後は佐藤さんが印象的な役を担当する回が4話にわたって実演されました。佐藤さんの演技は渋みを増し、そのぶんテンポのはやいセリフはきつそうに感じる箇所もありましたが、概ね原作通りに進行できていました。名台詞が出るたびに客席からは拍手喝采。あたたかいコンサートとなりましたね。

 

アンコールではチャージマン研の主題歌をフルで全員合唱。前回がありましたから今度は私も歌う準備は万端、気持ちよく合唱してきました。それにしても周りから聞こえる野太いチャージマン研を合唱する声の数々…。私が今まで参加してきたクラシック系コンサートの参加型企画の中でも、もっとも美しいハーモニーと言っても過言ではなかったと思います。

 

最後は「レコード可能な殺人レコード」で幕となりました。
第1回のもようもCD化するようですし、こういうマニアックな企画がきちんと受け入れられて継続できていることの尊さを感じますね。とても楽しかったので、そんなに頻繁でなくてよいので定期的にやってほしいな、などと思いました。