sassya-「4th Album Release Live「Not the End」 @ 新宿NINE SPICES」

sassya-のレコ発ライブを観てきました。
明日の叙景とのツーマン。

 

先日の明日の叙景のワンマンもそうだったのですが、開演時間が12時と真昼間。
明るいうちからライブハウスに入るのはなんだか不思議な感じがしますが、これはこれでライブを観た後のいい気分のまま日曜の午後を過ごすことができるのでかなり良いです。

 

■明日の叙景

まずは明日の叙景から。
去年に出た2nd「アイランド」が名盤だったのでワンマンにも行ったのですが、そのときは聴けなかった曲も今日聴くことができて大満足です。

 

ギターメロディが印象的な「臨界」から幕開け。前回見たときと比べ、観客との距離が近い会場のこともあってかややラフな雰囲気でありつつも演奏はよりタイトに仕上がっており心地よく聴きました。前回は聴くことができなかった「歌姫とそこにあれ」はライブで聴くと想像していたよりアップテンポでダンサブル。後半に入るところのギターメロディが目立つ部分はライブで聴いても印象的で最高でした。

 

「遠雷と君」では途中で外音が出なくなるトラブルもありましたが演奏はぶれることなく、むしろより演奏に熱が入ったように見えてバンドの底力も感じ取ることができました。最後は「キメラ」で、もっと聴いていたいという気持ちにさせられましたが、これくらいのほうがまた来たい!というモチベーションにもなるのかもしれませんね。

 

■sassya-

今回のライブで初めて知り、事前に「Not the End」を聴いて臨みました。
ギターボーカル、ベース、ドラムのスリーピースで、時にパンクっぽかったり轟音だったりという攻撃力の高いサウンドの上でシャウト多めの歌唱が乗るスタイル。要素としては明日の叙景とも共通点が多いものの受ける印象はかなり異なり面白かったですね。

 

特に面白いと感じたのはリズムで、「生命」は3+3+3+2拍子だったりと一筋縄ではいかない構成も。ドラムの有機的なビートもたいへん魅力的で、時にメタルのようなザクザクの音まで幅広く演出するギターやゴリゴリのベースも含め、スリーピースの美味しいところがたっぷり出ているな、という感触でした。

 

特に印象的だったのが本編最後の「何もかも」で、中間部の轟音からクリーンにスパッと切り替わる瞬間は痺れました。アンコールでは「だっせえパンクバンド」で駆け抜けるように終演。

 

どちらのバンドも素晴らしいライブでした。
明日の叙景はもちろん、sassya-も今後音源集めたりチェックしていきたいバンドの一つになりました。